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七英雄の1人でもある冒険者、デュアル・S・ゼギウスはその怠惰さも祟って冒険者をクビになり追放処分となった。 追放されたゼギウスは新たな生活拠点を探さなければならなかったが、その怠惰な性格から移動するのも面倒に感じ目指した場所はなんと、魔王の一柱ドラルの地だった。 しかし、ゼギウスの知っていたドラルはおらずそこに居たのはその娘、ドラル・アルメシアだった。 アルメシアの治める城は先代の魔王ドラルの頃からは想像もつかないほど衰退していていつ滅びてもおかしくない。 戦力不足に食料難、不味い食事と問題点を挙げればキリがない。 そんな問題だらけの場所をゼギウスは新しい住処へと決めた。 多くの問題に巻き込まれながらも自堕落で怠惰な生活を求める。
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小説 184,359 位 / 184,359件 ファンタジー 42,341 位 / 42,341件
文字数 575,267 最終更新日 2021.09.01 登録日 2021.03.02
西暦2100年、日本では理想郷社の配信するVRMMORPGが一大ブームを巻き起こしていた。 理想郷社は“ゲームという理想郷を現実に”というキャッチコピーを基に自由度の高さを売りにしたVRMMORPGを6タイトル配信してきた。 1作目エル・ドラード。2作目オフィール。3作目ニライカナイ。4作目エデン。5作目シャンバラ。6作目ティ・ルナノーグ。と何れも理想郷の名前ないしそれを捩ったものがタイトルになっていた。 その6タイトルともMMOには珍しく配信初期からゲームのクリアを意味するラスボスが設定されているという斬新なもので、クリアされれば次のタイトルが配信された。 飛ぶ鳥を落とす勢い、順風満帆かの思われた理想郷社にも6タイトル目のティ・ルナノーグのクリアを目前にして奇妙な噂が流れていた。 それはティ・ルナノーグを最後に新タイトルが出ないというものだ。 その真偽は分からずあくまで噂の域から出ない間にJOKERがティ・ルナノーグをクリアした。 噂は半分正解とでも言うべきか全プレイヤーに向けた新タイトルの発表はなく新ダンジョン追加のアップデートが入っただけだった。それはティ・ルナノーグのクリアが他のタイトルに比べ速すぎたため開発が間に合わなかったと言われているが公式からの発表は何もない。 しかし、一部のプレイヤー、ラスボスを倒した集団の中でも上位貢献者には招待状が届き理想郷社に集められていた。 6タイトルのラスボス戦の上位貢献者各10名にデバッガーギルドのUNKNOWNから選抜された60名。合わせて111人が新タイトルALONEST(アル・オネスト)を舞台に新デバイスを使ってPvP大会が開催される。 同盟に裏切り、それぞれのプレイヤーは己が勝利のために策略を巡らす戦いが始まる__ ただ、その戦いで強敵となるのはプレイヤーだけではない…
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文字数 82,863 最終更新日 2021.03.15 登録日 2021.02.01
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