平凡

平凡

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ホラー 連載中 短編 R15
「君の願いを、絶望に変える前に――」 夜の公園。憧れの巴(ともえ)先輩が目の前で異形に喰われた。 絶望する俺の前に現れたのは、真っ白で無機質な生命体『月兎(げっと)』。 あいつは先輩の残骸をムシャムシャと食いながら、平然と「契約」を迫ってきた。 「願いを一つ叶える代わりに、魂を投げ出して戦ってよ。効率がいいだろ?」 ふざけるな。 俺は塾帰りのスマホを握りしめ、ガタガタと震える膝を叩いて、化け物に笑い返した。 「計算しろよ。お前らに無限の予備があるなら、自分たちで感情をインストールして、自分たちで死に続ければいいだろ。……その方が何万倍も『効率』いいよな?」 これは、魔法も使えないただの中学生が、 「宇宙の寿命」を盾に少女を搾取するクソみたいなシステムを、 最強の正論と「自給自足(じがい)」のロジックで根底からぶち壊す物語。 ――効率の神様。お前の計算、俺が全部狂わせてやるよ。
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文字数 627 最終更新日 2026.05.12 登録日 2026.05.12
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