仕事を離れ、山奥の古民家で一人暮らしを始めた朝霧湊(あさぎり みなと)。
静かな生活を送るはずだったが、そこには「コハク」と名乗る神様がいた。
ほとんど力はなく、できることといえば天気をほんの少しズラすくらい。
それでも気づけば隣にいて、名前を呼べば、少しだけ姿がはっきりする。
何もないはずの山の中で、音や距離や時間が、わずかにぼやけていく。
それでも、完全に消えてしまうわけではなくて――
ちょっと不思議で、なにも起きない❓夏がはじまる。
文字数 3,602
最終更新日 2026.04.23
登録日 2026.04.23