松坂 貴史

松坂 貴史

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恋愛 連載中 長編 R15
同盟と王国の戦争が終わった。 停戦後、南洋諸島連合に降り立ったのは、故郷を失い、寿命を削り尽くしたヒーラーの少女コッセル・ロレアン。 戦いで多くの仲間と弟を失い、胸の奥で呟いた言葉はただ一つ。 「戦争なんて無くなればいいのに……」 ヴァントレット商会の跡取り・ダスス・ヴァントレットは、陽気で人当たりの良い笑顔を完璧に演じる彼は、実は心(共感・罪悪感・愛情)が完全に欠如した存在だった。 人の感情を精密に模倣し、最適な反応を計算するだけの「入れ物」。 しかしコッセルだけは、初対面でその本性を看破した。 「心のない入れ物」「自分の力を自覚しながら行動しない」 その一言が、ダススの中に初めて「興味」を超えた何かを生んだ。 コッセルが「自分が存在する意味」となり、彼は彼女のためだけに生きることを決意する。 冷徹な仮面をかぶり女帝として商会を支配するリオン・リヴェラ。 リディア・アイレーン・マグダレータは優しさと使命感で死にゆく少女たちを守り、捕虜を家に帰そうとする。 ファリス・アイレーン・マグダレータは地下演習場で終わらない戦いを続けていた。 捕虜返還交渉の裏側で交錯するそれぞれの想いと、 世界から戦争を無くす力を持ちながらも、それを捨てて一人の少女を選んだ男の物語。 最後にコッセルが空港で突きつけた選択── 「どっちも選ばない。俺は、コッセルがいい」 心を失っていた男が、初めて本当の「悲哀」を知る。 戦争を終わらせる力を持ちながら、たった一人の少女を選んだ代償とは──。 残酷で、優しく、静かに胸を締めつける、切ない恋の物語。
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文字数 8,792 最終更新日 2026.04.24 登録日 2026.04.23
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