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勇者パーティの支援職、アルクはある日突然、パーティから追放を言い渡される。彼の持つスキル『最適化』は、戦闘補助や雑用を効率化するだけの地味なもの。「寄生虫」「お荷物」と仲間たちに罵られ、装備も金も全て奪われたアルクは、絶望の淵に立たされる。
生きるために、ギルドでタダ同然で譲り受けた古びた魔道具「記録水晶」を手に、薬草採取の依頼を受けるアルク。しかし、彼が何気なく使ったスキル『最適化』は、彼の知らない驚異的な性能を発揮する。誰もが半日かかる作業を、たったの10分で完了させてしまったのだ。
そして、その神業のような光景は、アルクの知らないうちに「記録水晶」を通じてギルドの掲示板にライブ配信されていた。
≪なんだこの新人!?≫
≪スキルがチートすぎるだろw≫
≪あんな有能なやつを追放とか、勇者パーティ見る目なさすぎ!≫
視聴者である冒険者たちのコメントと「投げ銭」による応援に戸惑いながらも、アルクは少しずつ自分のスキルの本当の価値に気づき始める。
不遇の獣人少女との出会い、最適化された装備の作成、そして落ちぶれていく元パーティとの再会――。
これは、無能の烙印を押された一人の少年が、配信を通じて自らの価値を見出し、かけがえのない仲間と共に、やがて世界を救う伝説の冒険者へと成り上がっていく逆転英雄譚。
文字数 173,255
最終更新日 2025.06.13
登録日 2025.06.07
「ふざけるな!俺の才能を潰しやがって!」――元の世界で辣腕を振るうも同僚にハメられ、出版業界から追放された元エリート編集者、紙袋文太。失意の彼が流れ着いたのは、剣と魔法、そして…アホみたいな「バカ祭り」とポンコツ仕様の「お色気ダンジョン」が日常の異世界だった!
「先生!今日のバカはどこっすか!?」相棒は、天真爛漫でナイスバディ(特に尻と太ももが素晴らしい)、本人は「世界で一番カワイイ名前」と信じて疑わない「モモ・プリッティ」。彼女の純粋すぎる言動は、時に俺の理性を試すっす…!
俺のスキルは、なぜかお色気ハプニングや珍事件を呼び寄せる呪いのような【ハプニング誘発(SSS)】と、読者の欲望を的確に見抜く【読者心理掌握(EX)】。この力(呪い?)を活かし、異世界で一発逆転の「バカ売れ本」を作って、俺を陥れた奴らを見返してやる!
例えば、イマイチ盛り上がりに欠ける村の豊穣祭。俺の【読者心理掌握】が囁く。「ここで『一番大きなダイコンを奉納した乙女が村長と一夜を共にする権(ただし添い寝)』という炎上ギリギリの追加ルールを提案すれば、アクセス数は爆増間違いなし!」…って、できるかぁ!しかし、なぜかその方向に事態は転がり、村は(いろんな意味で)大豊作に!?
巨大なキノコを奉る奇祭では巫女さんがポロリ寸前!? ポンコツ罠だらけのダンジョンでは、スライムに襲われて女の子たちの服が溶けるお約束展開!行く先々で出会う可愛い(でもどこか残念な)ヒロイン候補たちとの、おバカでちょっとエッチなラブコメ(?)も加速中!
「この修羅場…いや、この最高のネタ、絶対ヒットさせてやる!」
果たして文太は、お下品ギリギリのギャグとドキドキハプニング満載の取材で、異世界ナンバーワンの「バカ本」を創り上げ、元の世界の連中に「ざまぁ!」できるのか!?
追放編集者の成り上がり(たい)異世界取材コメディ、ここに開幕っす!
文字数 130,868
最終更新日 2025.06.08
登録日 2025.05.29
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