Kirimi

Kirimi

小説書き
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 『TALK』と呼ばれるSNSの普及した近未来。  人との会話が極端に苦手な対話病を患う、大学一年生の詩嶋弧堂。  彼は同じ文芸サークルの先輩である、逆巻沢永助に『静寂探偵』の名を与えられていた。  普段から無口であり、詩嶋と静寂をかけて面白半分につけられた二つ名だが、弧堂は探偵の名に恥じない実績を持っていた。  ある日、逆巻沢の紹介で弧堂は寺迂路加矢という少女と出会う。そこで「死者が死者を殺したらそれは犯罪か」という、オカルトな依頼を引き受けることになった。  弧堂は静寂探偵として、インターネットに潜む奇妙な事件に関わっていく。
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文字数 59,382 最終更新日 2024.06.16 登録日 2024.05.24
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