TALK 静寂探偵と109番助手

 『TALK』と呼ばれるSNSの普及した近未来。
 人との会話が極端に苦手な対話病を患う、大学一年生の詩嶋弧堂。
 彼は同じ文芸サークルの先輩である、逆巻沢永助に『静寂探偵』の名を与えられていた。
 普段から無口であり、詩嶋と静寂をかけて面白半分につけられた二つ名だが、弧堂は探偵の名に恥じない実績を持っていた。
 ある日、逆巻沢の紹介で弧堂は寺迂路加矢という少女と出会う。そこで「死者が死者を殺したらそれは犯罪か」という、オカルトな依頼を引き受けることになった。
 弧堂は静寂探偵として、インターネットに潜む奇妙な事件に関わっていく。
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