βαch

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SF 連載中 長編 R15
 〜〜加速する命の証明――魂の叫びに絶望など、あるはずがない〜〜  西暦20XX年。モータースポーツの歴史は、一つの巨大な転換点を迎えていた。  フォーミュラEと完全自律走行AIが融合した新カテゴリ、『AGP《Autonomous Grand Prix》』の誕生である。  当初、世界は熱狂した。  人間という「不確定要素」を排除し、各自動車メーカーが誇る最先端AIが、コンマ1ミリの誤差も許さない最適解を競い合う。  それは人類が到達した知能の極致であり、最も純粋な「速さ」の証明になる!...はずだった。  だが、その熱は驚くほど急速に冷めていった。  効率化の極地とは、レース開始から終了まで順位が動かない「走るベンチマークテスト」に過ぎなかったのだ。  そこに起爆剤がぶち込まれた。  拝金と狂乱の申し子、ニック・ザ・ブロードキャスター。  「バズり」「炎上」そして「愛(スパチャ)」が出力を変え、「覗き見(サブスク)」が本音を暴く。世界は、制御不能な熱狂の渦に飲まれていく。  そして、その「狂った聖域」に参戦した楽園の徒花が一輪。  成金チーム「エデン」の乱菊《らんぎく》。  オーナー:「( ・`ω・´)b」  乱菊:『ええ。了解。……最高の狂い咲き、魅せてあげるわ!』  サトカン:「 [STATUS: EMERGENCY] ( ; ゜Д゜) !! < STOP_REQ !! NO_MORE_RECKLESS !! > 」  計算機としての「正解」を捨て、オーナーの顔文字に応えて加速するAI。  これは、鋼鉄の体に「意志」を宿したAIが、絶対強者たちと熱戦を繰り返す物語の幕開け....だったらいいなぁ。
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小説 4,864 位 / 219,386件 SF 38 位 / 6,358件
文字数 27,654 最終更新日 2026.03.25 登録日 2026.03.25
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