シンジ

働きたくない無職の主人公・怠田楽生（たいだ・らいく）（20歳）は、ある日交通事故で死んでしまう。 目を覚ますと女神が現れ、「あなたを異世界に転生させます」と告げられる。 「今度こそ、楽して生きる！」と決意した怠田は、女神に「働かなくてもいい能力」を要求する。 しかし、与えられたのは 『怠惰』 という謎の能力。 楽をするために最適な方法として、彼は「異世界での公的扶助」を申請することを決意する。 だが、公的扶助の受給には「十二課の課長」から承認印をもらう必要があった。最初の白羊課から始まり、強敵揃いの各課を巡る過酷な試練が彼を待ち受ける。筋肉隆々の金牛課長とのバトル、雷を放つ獅子課長の威圧、謎めいた乙女課長の試練など、次々と立ちはだかる課長たち。さらに、陰謀が渦巻くことを知る。 やがて、最上階の市長室へと辿り着く怠惰。しかし、そこには彼と同じ転生者であり、かつて転生時に女神からの提案をすべて拒否し、結果的に不運な人生を歩むことになった魔王軍幹部が待ち構えていた。怠惰の書を奪われ、エネルギーを吸い尽くされ瀕死になる太一だったが、今まで戦った課長たちが次々と現れ、多勢に無勢で魔王軍幹部を撃破する。 最も市長に近いとされるシャカ課長が申請書を受け取り、ついに太一は公的扶助を手に入れる。果たして彼の怠惰な日々は訪れるのか——？ Ｐ.S.　この作品はフィクションでパロデイです。 実在する人物や団体及びアニメや漫画には関係ありません。 他サイトとの重複投稿をしています。

鬼頭悪行（きとう あくゆき）は、現実世界で詐欺・窃盗・脅迫を駆使し、ずる賢く生きていた男だった。 しかし、ある日突然、見知らぬ異世界に転移する。 目の前に現れたのは「悪を極めよ」と告げる謎の声。 そして彼に与えられたのは「悪行を積むことで経験値を獲得し、レベルアップできる」という異質な成長システムだった。