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《時計の秒針は左へ進む。 この世界は、すべてが可笑しく狂おしい。あるものは言った。 「この世界は狂ってしまった」とー…。》 ある日少女が目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中だった。少女の名前はアリス。 困惑しているアリスの前に現れたのはクロード・フィラインドという人物だった。その人物が語るには、この国はアリスが住んでいた世界とは、全く別の、トランプの世界だと言うのだ。 アリスをきっかけに、その世界の歯車は動き始める。 始まりと終わりの鐘が鳴り、新たな命が生まれた。最初は平穏な、幸せな世界だった。【それは】いつから狂ってしまったのか。気づかないところで何かが変わった世界。 ある者は混沌を。またある者は愛、真実、不変、理を求めた。 アリスが〈その世界〉に現れた理由とは一体なんなのか。真相が明かされるー…。 時計の針が右に動き始めるとき、なにを得るのだろうかー…?
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文字数 2,259 最終更新日 2020.07.25 登録日 2020.07.24
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