猫間じん

猫間じん

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ファンタジー 完結 短編
高校二年の瀬戸一花のかわりに、もう一人の一花が学校へ通い始めて、二か月になる。 頭の怪我の治療で体に入れたAIが、いつのまにか、一花と同じ体を作れるようになっていた。 頼んだ夜の次の朝、それは一花の背中から分かれて、制服を着て出ていく。 声も、しぐさも、一花そのもの。額の傷あとだけが、ない。 そのあいだ、一花の体は重く、眠く、立てない。 夜中の台所で、ふつうの三倍食べる。 寝る前に、端末で今日の「自分」の記録を読む。 〈十二時、昼食。真野さんと。〉 誰と話したかは分かる。相手がどんな顔をしていたかは、書いていない。 親友のさらは、もう一人の一花と、いちばんの友だちになっていた。 本物が教室に戻った朝、さらの笑顔は、途中で一瞬だけ冷えた。 「一花とは、いつでも行けるやん。あの子とは、一花が頼まな行けんやん」 あの子に会えるのは、一花が寝ている日だけ。 それを分かっていて「明日も頼んで」とねだる親友。 奪われた日常を取り戻すために、私は重い体を引きずって教室へ向かう。 自分の居場所は、どっちの私にあるのか。 『オプトアウター』と同じ世界の独立短編。本編未読でお楽しみいただけます。
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小説 234,560 位 / 234,560件 ファンタジー 55,161 位 / 55,161件
文字数 9,586 最終更新日 2026.10.16 登録日 2026.10.16
ファンタジー 連載中 長編
四十四歳、会社員。死んだらしい。 目を覚ますと一面の白の中で、女神に「勇者」と呼ばれた。 体は若返り、膝も痛まない。一言で傷が塞がる力までついてきた。 これはもう、異世界転生で間違いない。……たぶん。 降り立った村で、その一言は人を後ずさらせた。 なのに、その力がまるで届かない少女がいた。 村人に「名無し」と呼ばれる彼女は、 治癒の力を素通りさせ、 言葉はひとつも通じず、 陽よりずっと野山に強く、 そして、とにかくよく食う。 しゃべりで世の中を渡ってきた男と、言葉の通じない少女。 身ぶりと食べ物と覚えたての単語で、二人は旅に出る。 ――この異世界、何かがおかしい。 ■更新 公開初日は5話。以降は毎日更新から始め、書き溜めに応じて更新頻度を変えます(変更は近況ノート/活動報告でお知らせします)
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小説 234,560 位 / 234,560件 ファンタジー 55,161 位 / 55,161件
文字数 45,340 最終更新日 2026.10.01 登録日 2026.10.01
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