白崎なな

白崎なな

「白崎ワールドへようこそ♪」 私らしい話をお届けできたらな、と思ってます! まだまだ未熟ですが、よろしくお願いします!
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BL 連載中 長編 R18
 殺し屋、晴臣《はるおみ》は、血の匂いを指先に残したまま“仕事”を終えた。  夜明け前の屋根の上で、息を吐く――その背後から、声が降りた。 「君が、彼女を殺したのか?」  探偵である白石冬馬《しらいしとうま》が、女の写真を掲げる。そこに写る笑顔は、晴臣が数時間前に葬ったばかりの人物だった。  証拠を突きつけられ、終わりを悟るはずだった。だが冬馬は言う。「依頼主が、君に会いたがっている」と。  それは罪と真実を繋ぐ、奇妙な“契約”の始まりだった。  互いの心を試すように、夜の街を並んで歩く二人。惹かれるほどに、壊れていく理性。  月は満ち、真実は赤く滲むーー晴臣は知る。  愛というのは、苦しくて歪んでいると。
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文字数 64,901 最終更新日 2025.12.02 登録日 2025.10.20
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