狼二世

狼二世

低俗は力なり
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SF 完結 長編
西暦2605年 地球近海の宇宙。 核パルス推進エンジンの火を吹かせ、地球へと落ちようとする巨大な物体があった。 大地へと落ちていくのはスペースコロニー。 より遠く、より広く、より豊かに生きるために生み出した人工の大地は、質量兵器として改造され、地球に未曽有の災害をもたらそうとしていた。 テロリストたちの勝利宣言が地球圏に放送されるなか、一機の宇宙戦闘機が宇宙を駆ける。 パイロットである強化人間、アンリミテッドー10――通称ユートは、災厄を防ぐために駆けつけた―― ――それが、極めて近く、限りなく遠い世界への旅立ちだと知らずに―― 戦いの末に少年の目に飛び込んできたのは、杖によって支えられた平面の大地。 頼るものもない大地で、少年は自分自身の生き方を見つめなおしていく。
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文字数 347,154 最終更新日 2025.09.17 登録日 2025.08.15
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