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池田屋事件の最中、望月廉は裂け目から二つの月の世界へ落ちた。
この世界では“導素”が流れ、廉の剣術『最短の突き』は蒼=精密〈線〉と共鳴して一気に開花する。対する緋=流動〈速度・回避・幻惑=曲〉が街のもう半分を担い、均衡は常に揺れている。
廉は蒼の誓約に入り力を磨きつつ、緋側にいる幼なじみ・霞を探す――「今は会えない。会えば迷うから」。
記録庫に残る“指導者S”、月潮暦に刻まれた合月(ふたつの月が交じる夜)、街ににじむ薄い紫の影。
誠を背に、最短で守り、最短で届かせる。凡庸剣士の成長と、切ない師弟対決の序章。新選組×異世界ファンタジー、開幕。
文字数 15,913
最終更新日 2025.10.08
登録日 2025.09.30
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