2
件
甲斐田茉莉花、中学一年生。
黒縁の眼鏡に、腰まである長い髪を三つ編みに結って、スカートは当然ひざ下だ。
周りからは陰で地味子とか幽霊と呼ばれている、存在感ゼロの女の子。
そんな茉莉花には、誰にも知られたくない秘密がある。
それは、自身が元天才子役の樫木茉莉花であるということ。
このまま、地味に存在感なく生きていくんだ。
茉莉花がそう心に決めたのには、理由があって――……
第3回きずな児童書大賞奨励賞授賞しました。ありがとうございます!
文字数 17,815
最終更新日 2026.01.12
登録日 2024.10.02
木達琥珀《こだちこはく》中学一年生。
ある日、YouTubeのおすすめに表示された手話歌に興味を持ち、家族にろう者がいるというクラスメイトの四季乃真樹《しきのまき》に「手話歌を教えて!」と頼む。
しかし真樹の答えはNOだった。
「手話じゃなくて、手話歌を勉強したいなら、今YouTubeでもたくさん動画が配信されているでしょ。それで手話歌でもなんでも勉強したら? お好きにどうぞ」
自分に目を合わすことなくそう断られた琥珀は、真樹を不愛想で感じの悪い子だと思う。
数日後、琥珀は誰かと手話で話す真樹を見かける。
街中で見かけた表情豊かな真樹が気になり、琥珀はこっそりあとを追いかけることに。
文字数 5,338
最終更新日 2025.04.20
登録日 2025.04.20
2
件