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ヴィオレッタは階段から落ちた日の夜、自分がOLだった前世を思い出す。そして、この世界が伝説の乙女ゲーム「女神様の愛し子と宝石の国の王子様」いわゆる(メガスト)と酷似していること、自分が悪役令嬢であるヴィオレッタ・ウィルキオーネであることに気づいて、混乱する。
メガストの中で、ヴィオレッタは、どう頑張っても処刑エンドになってしまうという悲惨な結末を迎えるのだ。
処刑エンドは阻止しなければと、あれこれとフラグを折っていくものの、物語の強制力でストーリーに戻されてしまうヴィオレッタ。
そして時は流れ、学園最後のイベントである卒業パーティでヴィオレッタは断罪されてしまう。
もうこれまでかとその場にへたり込んでしまったヴィオレッタに、手を差し伸べるものがいた。
「国外追放するのならば、私の国に連れて返っても良いだろう?」
見上げると、そこには隣国の王子で留学中のジェラルドがヴィオレッタを庇うようにして立っていた。ヴィオレッタの中で遠い記憶が蘇る。
(こ、この人、メガストの続編の「妖精王の愛し子とモフモフの国の王子様」に出てくる王子様じゃない!なんでここに居るの〜〜〜!!!???)
混乱し続けているヴィオレッタをひょいと抱き上げて、ジェラルドはそのまま、隣国に戻る馬車へと向かったのだった……
突然26才OLの前世の知識が蘇ってしまった悪役令嬢が、健気ワンコ属性の王子に溺愛されるお話です。
ざまぁはしっかり入れていく予定です。
#初投稿作品となります。
#内容紹介のシーンにたどり着くまで少し長いかもしれません。
#誤字脱字気をつけていますが、もしあったら教えていただけると助かります。
#R15は保険です。
文字数 1,595
最終更新日 2020.10.01
登録日 2020.10.01
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