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奴隷として売られた小さな森人ナユタナは、英雄と呼ばれる大男ユトロに買われ、その屋敷へ迎え入れられた。
だがその男は、彼女を奴隷として扱わなかった。
閉ざされた森域しか知らなかったナユタナにとって、外の世界は驚きと不思議に満ちていた。
人族、竜族、鍛冶族──
種も姿も異なる者たちが共に暮らすこの屋敷で、文化や習性の違いに触れながら、ナユタナは少しずつ世界の広さを知ってゆく。
臆病だが好奇心は尽きぬ森人と、どこか不器用な豪腕の大男。
彼らの周囲で紡がれる、愉快で奇妙で、どこかあたたかな日々。
異なる種族が織りなす“見聞の物語”が、月夜の森の彼方より、そっと幕を開ける。
※本作は独自の月と暦の設定を用いています。
文字数 118,888
最終更新日 2026.04.19
登録日 2025.09.25
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