あめのあられ

あめのあられ

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ライト文芸 連載中 長編
中学生のときのある出来事から、うまく絵が描けなくなってしまった高校生の芽衣。 学校帰りにふらっと立ち寄ったのは、細い路地の先にひっそり佇む古道具屋「カタカタ堂」。 どこか不気味で不思議な空気が漂う店内で、ひときわ目を引いたのは真っ白なキャンバス。 思わず手に取ったその瞬間から、芽衣の日常は少しずつ変わりはじめる。 夜の静かな部屋、光るキャンバスの中から現れたのは、なんと金髪の王子様…らしき青年。 「君、ちょっと画力が足りないんじゃない?」 ただしその態度はかなり生意気。 だけどこの王子さま、やたらと口が悪い。 なぜか巻き込まれたのは、芽衣が「イーゼルくん」と密かに呼んでいる、無口で変わり者のクラスメイトの翔。 二人で王子さまの絵を完成させていくうちに、芽衣の止まっていた時間が、少しずつ動き出していく——。 絵と心がつながる、ひと夏のちょっと不思議な物語。
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小説 200,303 位 / 200,303件 ライト文芸 8,539 位 / 8,539件
文字数 855 最終更新日 2025.04.19 登録日 2025.04.19
雪深い辺境の町で暮らすリセルは、記憶を失った少年を助けた。 ノクと名付けた彼とリセルは、ゆっくりと、だか確かに友情を育んでいく。 その気持ちが友情ではなく愛情だと気づきはじめたリセルだけど、ある日突然ノクはいなくなってしまう。 ずっと一緒にいようね、という約束だけを残して。 数年後、王都の学園で再会した彼は、リセルのことなどまったく覚えていない様子。 「知らない」と吐き捨てた言葉は、とても嘘をついているとは思えなかった。 ノクだと思ったその男はこの国の第二王子ユリウス・ヴァルティエンだった。 冷たく見下ろすその瞳はあの頃の彼とはまるで違っていて、それでもふとした瞬間に見せる仕草はやっぱりノクで。 ユリウスが気になってしまうリセルだけど、なぜかいつもユリウスの隣には辺境伯令嬢セレナがいて、リセルは二人の恋を邪魔する悪者にされてしまう。 一方、ユリウスもリセルが気になってしまう様子でーー。
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文字数 12,726 最終更新日 2025.04.19 登録日 2025.04.17
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