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田中 遥斗 (タナカハルト) 17歳。 とある高校2年生だ。 俺はいつもクラスの陽キャ共に虐げられる生活を送っていた。「購買の限定パン買ってこい」だの、「出世払いで返すから金貸せ」だの、もう沢山だッ! ――しかしある日、小休憩の時間にいきなり赤い魔法陣のようなものがクラスを襲った。 クラス中がパニックになる中、俺だけは目を輝かせていた。 遂に来たッ!異世界転移!これでこんなカス生活とはおさらばだぁぁぁぁあッ!! ――目が覚め、顔を上げるとそこは中世ヨーロッパのような王宮の中であった。 奥には王様が王座に座り、左右には家臣が仕える。 ―乳房の大きい女性が口を開いた。 「あなた達は、我々が召喚しました。この世界は魔王の作り出す魔物でピンチなのです」 そして突然、”スキル水晶”なるものに手を触れさせられる。陽キャ共は強力なスキルを手に入れ、ガッツポーズをする。 ⋯次はいよいよ俺だ⋯ッ! そして空間に映し出される、ステータスとスキル。そのスキルは――”造形”。土属性の物の形を変えるスキルだ。 「お、お前、”造形”とか⋯粘土こねるだけじゃねーか!www」 クラス中で笑いが巻き起こり、俺は赤面。 王様たちも、ため息をついている。 ⋯⋯ねぇ、俺の最強異世界生活はどこ行ったの??
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小説 37,424 位 / 184,092件 ファンタジー 5,691 位 / 42,262件
文字数 36,846 最終更新日 2023.08.14 登録日 2023.08.05
―2042年、駅のホームにて。 痴漢をした中年の男性に体当たりをされ、油断していた主人公は線路に落ちる。 完全に死んだと思っていたが、目を開けるとそこは手術室。 「手術室は成功した」とだけ言われ、別棟に連れていかれる。 ナースに「あなたは書類上、死亡した事になっています」という衝撃の事実を告げられる。 改めて自分の体を見てみると、明らかに自分では無い体であった。 検査室に連れていかれ、能力があるはずだと告げれる。 言われるがままに発動した主人公の能力とは…?
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文字数 10,051 最終更新日 2023.08.05 登録日 2023.08.04
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