宇宙に浮かぶ惑星〈天蕾(テラ)〉。
天を統べる始祖神。その分体たちによって創られた均衡の惑星。
地上にはやがて生命が咲き誇り、後に神民と呼ばれる人間が誕生する。
神民は栄え、神を忘れ、神都にて繁栄の極みを迎える。
だが、その傲慢と罪は、禍津陽(マガツヒ)という名の呪いを孕み、神々の均衡を崩していく。
太陽は沈み、月は割れ、海は赤黒く濁る。
神民の楽園は、ひとつの策謀から崩れ始める。
これは、天蕾の創世と神々の罪科、復讐の旅路を綴る、神代最後の記録である。
文字数 41,803
最終更新日 2026.01.04
登録日 2025.06.22