進藤

進藤

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青春 連載中 長編
 三十八歳、売れない舞台俳優――レイ。  十代から芝居の道を歩み続けてきたものの、役者として食べていくことはできず、ついには転職を考え始めていた。  それでも、舞台への未練だけは捨てきれない。  そんなある夜。  芝居のことに気を取られ、スマートフォンに目を落とした一瞬の不注意。  レイは交通事故に遭い、その人生を終えた。  ――そう思っていた。  目を覚ますと、そこは見知らぬ世界。  しかも自分は、赤ん坊として生まれ変わっていた。  新しい名前は――神谷玲。  転生したことは誰にも話さない。  前世の記憶を胸の奥に隠し、神谷玲として新しい人生を歩み始める。  そして十歳になったある日、玲はこの世界の大きな違いを知る。  ――男女比、一対五十。  男性が極端に少ない世界。  街を歩けば女性ばかり。  学校でも、男子はほんのわずか。  しかも、今の玲は前世とは比べものにならないほど整った容姿を持っていた。 「……俺、もう一度俳優を目指してみるか」  一度は諦めかけた夢。  けれど今世なら、まだ時間はたっぷりある。  前世で培った演技経験を胸に、玲は再び俳優への道を歩み始める。  子役としての活動。  学校での青春。  友人との出会い。  ライバルとの競争。  そして、初めて経験する恋。  順調に役者として成長していく一方で、玲は少しずつ気づいていく。  前世の自分には、いったい何が足りなかったのか。  演技力か。  才能か。  華やかさか。  それとも――人との繋がりだったのか。  俳優として成功していく中で、玲の周囲には彼を支える女性たちも増えていく。  この世界では一夫多妻が認められており、妻の人数に決まりはない。  仕事も、恋も、友情も。  前世では諦めかけたものを、玲は一つずつ手に入れていく。  これは――  一度、夢を諦めかけた男が。  二度目の人生で青春をやり直し、もう一度夢を追いかける物語。  そして、前世では見つけられなかった「本当の自分」を探す、一人の俳優の人生譚である。
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文字数 9,171 最終更新日 2026.09.02 登録日 2026.09.02
ファンタジー 連載中 長編 R15
「お前はもう必要ない。修理しかできない鍛冶師なんて、誰でも代わりがいる」 王都最強と謳われる冒険者パーティー《白銀の翼》に所属していた鍛冶師レオンは、そう告げられ追放された。 レオンは戦えない。 派手な魔法武器を作ることもできない。 彼にできるのは、壊れた武器や防具、魔導具を修理することだけ――そう思われていた。 しかし、レオンの本当の才能は「壊れたものを直す」ことではなかった。 誰も気付けない金属の声を聞き、素材の癖を読み、乱れた魔力の流れを整える。 そして、壊れた武器を本来の性能へと戻すだけでなく、使い手や素材に合わせて“本来以上の力”を引き出すことができる、唯一無二の鍛冶師だったのだ。 追放されたレオンが流れ着いたのは、魔物の脅威に怯える辺境の小さな村。 壊れた工房。 錆びた武器。 使い物にならない防具。 誰もが「もう終わりだ」と捨てたものばかりだった。 だが、レオンにとってそれは宝の山だった。 折れた剣は、まだ死んでいない。 壊れた魔導具には、眠った力が残っている。 古びた遺物は、本来の姿を忘れているだけだ。 「壊れたんじゃない。間違った形にされただけだ」 レオンはハンマーを握る。 壊れた武器を蘇らせ。 使い捨てられた装備を進化させ。 古代兵装さえも再生していく。 やがて辺境の小さな工房は、冒険者、騎士、商人、そして国までもが訪れる場所へと変わっていく。 一方、レオンを「代わりはいくらでもいる」と追放した《白銀の翼》は、彼の整備によって支えられていたという事実を、少しずつ思い知ることになる――。 これは、戦えないと捨てられた鍛冶師が、壊れたものすべてを最強へと“戻していく”物語。
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文字数 11,714 最終更新日 2026.09.02 登録日 2026.08.31
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