そして私が最も大切にしているのが、月1回のリセットです。2018年頃から、私は月に1回コーチングを受けています。気付けば7年以上続いています。コーチングと聞くと、「意識が高い人が受けるもの」という印象を持つ方もいるかもしれません。でも私にとっては、人生の棚卸しをする時間です。
・今月は何があったのか。
・何に時間を使ったのか。
・何に悩んでいたのか。
・人生の目的に近づいているのか。
そんなことを毎月振り返っています。コーチは答えをくれる人ではありません。
質問をしてくれる人です。「本当はどうしたいのですか?」「それはなぜですか?」「今のあなたに必要なことは何ですか?」そうした問いを通じて、自分の頭の中を整理していきます。私はこれまで、人生の大きな決断のほとんどをコーチングを通じて整理してきました。サラリーマン時代に成果を出したいと思った時もそうでした。何のために成果を出すのか。
どこを目指すのか。そのために何をするのか。それを整理しながら行動し、結果としてリーダーになることができました。
起業する時も同じです。いつ辞めるのか。何を準備するのか。どのタイミングで挑戦するのか。一つひとつ整理しながら進めていきました。起業後に資金繰りが厳しくなった時もありました。その時は、自分の人生の目的とは直接関係のない事業をやめる決断をしました。その決断もコーチとの対話の中から生まれました。
私はコーチングを続ける中で気付いたことがあります。それは、疲労の正体は体力不足だけではないということです。やることが多すぎる。優先順位が分からない。考えることが多すぎる。やりたくないことを抱えている。こうした状態も、大きな疲労になります。むしろ、体力以上に脳のエネルギーを消耗していることもあります。
だから私は毎月、
・やらないこと
・やめること
・人に任せること
を決めています。
頑張ることも大切です。
でも、減らすことはもっと大切です。
体力のない人ほど、「何をやるか」より「何をやらないか」を決める必要があります。
経営学者のピーター・ドラッカーは、「時間は最も希少な資源であり、それが管理できなければ何も管理できない」という言葉を残しています。私はこの言葉がとても好きです。
月1回のコーチングでは、必ず時間の使い方を振り返ります。すると、「家族との時間が足りていない」「本当に大切なことに時間を使えていない」ということに気付くことがあります。だから私は、家族との予定を先に決めます。ディズニーランドへ行く。潮干狩りへ行く。旅行へ行く。そういった予定を先にカレンダーへ入れてしまいます。時間は余ったら使うものではありません。大切なことのために先に確保するものです。
仕事で予定を埋めてから家族との時間を作ろうとしても、なかなか作れません。健康のための時間も確保できません。だから先に入れるんです。家族との時間。健康のための時間。人生について考える時間。自分にとって本当に大切なもの。まずはそこから予定に入れる。それが後悔しない人生につながると思っています。