考えすぎない

仕事も対人関係も「考えすぎない人」が、結局誰より幸福である

2019.05.08 公式 考えすぎない 第45回
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仕事でもプライベートでも、私たち日本人はその勤勉さゆえなのかつい考えすぎてしまうことが多いように思います。しかしそうした日々の悩みは、ほとんどが“考えすぎ”を原因としています。この“考えすぎるクセ”を改善すれば、もっとラクに生きることができるはず……この連載では、「考えすぎずに生き、もっと幸せになる」ための方法を紹介していきます。 

幸せになれることをする

「考えすぎない」ということは、「必要以上に考えない」ということです。

「考えない」ということは、「そのことを考える代わりに、他のことをする」ということです。望ましいのは、自分が幸せになれることをすることです。

幸せはたくさんあります。大きな幸せも、中ぐらいの幸せも、小さな幸せもあります。大きな幸せはそんなにはないでしょうが、ちょっと幸せな気もちになれるような、小さな幸せはたくさんあるはずです。

自分が少しでも幸せになれる方法をいろいろ見つけられるといいのです。

自分が幸せになれる方法を知っていれば、「考えすぎない」ために役立てることができます。

「切り替える手段として、幸せになれることをする」

たとえば、自分の〝考えすぎ〟に気づいた時に、「こんなことを考えるより、○○をしよう」「イヤな人のことを考えるより、好きな人のことを考えよう」などと考えればいいのです。少しでも幸せな気もちになれることならいいのです。

「気分転換のために、幸せになれることをする」

「つい考えすぎてしまうのは、気分のせい。気分を変えよう」と考え、その時にできる自分なりの気分転換法を実践できるといいのです。

「今の生活を楽しむために、幸せになれることをする」

「やりたいことをやろう」と考え、やりたいことができれば楽しめるはずです。

また、「生活を楽しもう」と心がけて生活することが〝考えすぎ〟を予防することにつながるのです。

「幸せになるために、幸せになれることをする」

「悩むヒマがあったら、自分の夢や目標を実現するために時間とエネルギーを使おう」「イヤな人との人間関係で悩むより、愛する人の幸せを考えよう」などと心がけて生きられるようになれば、きっと幸せになれるでしょう。

「考えすぎない(代わりに、幸せになれることをする)」というのは、自分の限られた時間とエネルギーを、問題解決のために使うのと、幸せになるために使うのと、どちらがいいかという選択でもあります。

「この問題を解決することで得られるものは何か?」、代わりに「(幸せになれる)○○をすることで得られるものは何か?」。

「この問題でどのくらい悩み、努力すればいいのか?」、代わりに「(幸せになれる)○○に時間とエネルギーを使ったほうがいいのではないか?」。

「この問題は(今の自分には)解決できないのではないか?」、代わりに「この問題があっても、幸せになれることをするように心がければ、それなりに幸せに暮らすことはできるのではないか?」。

このようなことをよく考えて、「考えすぎない」選択ができるようになれたらいいでしょう。

「考えすぎない」とは「時間を大切にする」ことでもあります。

時間を大切にする意識をもち、さらに働かせることで、もっと時間を大切にできるようになれます。それによって、一日一日を充実させ、幸せな人生にしていくこともできるのです。

一日の時間にも、人生にも、限りがあります。

「考えすぎないようにして、その分、幸せになれることをやろう」「ヘタに悩むより、幸せになれることをしよう」のように考えて生きていけるようになれたらいいのではないでしょうか。


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プロフィール

本多時生
本多時生

1956年7月、神奈川県生まれ。電気通信大学卒業。ソフト開発の仕事の傍ら、20代後半より「人の幸せに関する研究」をライフワークとしてはじめ、1996年には「幸せのホームページ」を開設、現在までほぼ毎日更新を続けている。

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