頑張らないでやる気を出すコツ

「目的意識」を持てば“やる気”は加速する

2018.12.24 公式 頑張らないでやる気を出すコツ 第20回
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常に「目的」を意識する癖をつける

こんにちは、感情コミュニケーション術専門家の沖本るり子です。今回は、「目的」を明確に持って仕事をしていると、“やる気”はついてくるというお話です。

皆さんは、何かしらの「目的」を持って、今の会社に入社したはずです。ところが、入社から多くの時間が経過して、目先の仕事に追われていると、本来の「目的」を見失ってしまい、そのために“やる気”が失せていってしまうことがあります。しかし、常に「目的」を意識する癖をつけておくと、“やる気”がついてくるどころか、連鎖することがあるのです。そして、仮に一時的に「目的」を見失って“やる気”が失せてしまっても、自分としっかり向き合って「目的」を再確認すると、自分の“やる気”を蘇らせることができるのです。

皆さんは、今、どんな「目的」を持って仕事をしていますか? どんな仕事でも仕事であるからには「収入を得る」ということが1つの「目的」になりますが、仕事をする「目的」は、それだけではないはずです。

仕事をする「目的」は人それぞれですが、多くの場合、自分が「何がしたいか」「どうなりたいか」という願望を実現するために、会社や職種を選んだのではないでしょうか? 実は、この仕事をする「目的」をいかに明確にするが、“やる気”に大きく関係しているのです。ですから、普段から「目的」を意識しながら行動する癖をつけておきましょう。

私の場合、初めての就職は「経理の仕事がしたい」という「目的」を叶えるためでした。そして、経理の仕事をしているうちに、さらに新たな「目的」が生まれました。それは「システム開発の仕事がしたい」というものでした。なぜなら、当時感じていた経理システムの不便さを解消して、経理の仕事の環境を改善する仕事ができるのは、システム開発だったからです。

さっそく、新しい「目的」を果たすために、システム開発の求人をしている会社の面接を受けましたが、システム開発は未経験だったために、人事担当者から「配属できない」と言われ、経理での勤務をすすめられました。そこで私は、「まず、自分の経験が活かせる経理で会社に貢献するので、後にシステム開発へ異動させて欲しい」と交渉したのです。

その交渉が成立して、私は経理担当としてその会社に入社し、その後実績を認められ、約束通りシステム開発部に異動しました。そして、そこでイチからシステム開発を学ばせてもらい、プログラムの構築ができるようになったのです。そこで、また生まれた新たな「目的」は「システム開発の知識を持って、もう一度経理の現場で働きたい」でした。そして、システム開発ができる経理経験者の求人に出合い、再度転職に成功して「目的」を果たしたのです。

このように、私は、その時々の自分の「目的」が明確だったために、“やる気”が失せていくことはありませんでした。そして1つ「目的」を果たすと、新しい「目的」が生まれてきて、常に自分が「やりたい」と感じたことを仕事にすることができたのです。会社を辞めるのは、その時点での「目的」を果たして、新たな「目的」ができたときでした。こうして“やる気”は、連鎖していったのです。

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プロフィール

沖本るり子
沖本るり子

株式会社CHEERFUL代表。感情とコミュニケーションの上手な活用によって、人と組織を育成する専門家。数多くの企業研修を請け負う傍ら、合計7冊のビジネス書の出版実績も持つ。現在は主に人財育成をテーマとし、中小企業の組織活性化のサポートを行なっている。

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