高市首相の言う「働いて、働いて、働いて…」を“実現”する方法、仕事のパフォーマンスを最大化するために必要な「ある時間」

2025.12.23 Wedge ONLINE

 多忙な政治家といえども、1日に20分程度の仮眠時間を探すことはできるはずである。睡眠を削る努力をするくらいなら、仮眠の機会をうかがう努力をした方がいい。

 会議の合間の15分、車で移動中の40分、昼食後の30分、記者会見までの20分など、1日のスケジュールを見渡せば空き時間は見つかる。その時間に積極的に身体を横たえ、目をつぶることである。

 付言すれば、日本睡眠学会等は、「15時までに30分以内の昼寝」を推奨していて、2、3回もの仮眠は推奨していない。この条件は、午後5時に仕事が終わる人ならよいが、夜もすることがある人には厳しすぎる。

 筆者自身は、昼食後と夕刻の2回仮眠をとっている。夜の睡眠が6時間程度なので、不足分を昼寝で補わざるを得ない。医師には、診療に加えて、夜のデスクワークがある。これは「自己研鑽」と呼ばれ、義務ではなく、時間外もつかないが、ほかにすることもなく、長年の習慣なので、眠りにつくまでは続けている。