室内で子供が喜ぶ&頭が良くなる「3大遊び」

新型コロナウイルスの影響で室内で遊ぶことが増えた子どもたちに、おすすめの遊び道具を紹介(写真:msv/PIXTA)
新型コロナウイルスの影響で、小学校や保育園の登園・登校禁止、あるいは休校や学級閉鎖が相次いでいる。小さい子どもがいる家庭では、急きょ親が有給をとったり在宅勤務に切り替えるなど混乱も続いている。また、外出の自粛も求められており、家の中で子どもたちといかに楽しく、有意義な時間を過ごせるか、思い悩んでいる親も多いだろう。
3男1女を東大理Ⅲに合格させ『3歳までに絶対やるべき幼児教育 頭のいい子に育てる』の執筆者である佐藤亮子氏が、自宅で楽しめて、子どもたちの教育にもよい、おすすめ室内遊戯について紹介する。

わが家では、子どもたちが12歳になるまでは、家の中ではほとんどテレビを見せませんでした。テレビのように一方的に情報を受け取るものではなく、家では、子どもたちが実際に手に取って遊べるもので遊ばせることにしました。その中でおすすめのものを紹介します。

達成感を味わいたくて夢中になる

【おすすめ①】ジグソーパズル

1つ目は、ジグソーパズルです。長男が1歳の頃の公文式では、「3歳までに100ピースのジグソーパズルができたら東大に行ける」と言われていました。今はもう言われていないようですが、それを聞いたとき、とりあえず100ピースのジグソーパズルを買ってみました。

『頭のいい子に育てる 3歳までに絶対やるべき幼児教育 頭のいい子に育てる』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

息子はまだ1歳で幼かったので、私も一緒にやりましたが、ジグソーパズルというのは、1つのピースを指でつまんで狭いところにはめ込むので、指を使った機能を発達させると思いました。

ジグソーパズルで遊ぶことを、能力開発に結びつける気はさらさらなくて、子どもが楽しく遊べたらいいと思ってやらせたのですが、長男はジグソーパズルに熱中して、3歳までに100ピースのジグソーパズルを完成させました。

同じ100ピースのジグソーパズルでも、絵が空や海だと難しかったと思うのですが、電車やバスなどの乗り物のパズルだったので、本当に楽しそうにやっていました。

根気強く取り組み、最後のピースをプチッとはめ込むときの達成感はひとしおです。「この作品を作った!」という達成感を味わいたくて、夢中になるんでしょうね。

わが家の長男も、一度できたら終わりではなくて、できたものを崩して、何回もやっていました。一度やったものは、次にやるときに少しずつ早くできるようになることも、うれしかったんでしょう。下の子が次々と生まれて、1人で子どもたちを連れて外に出かけるのが大変なときには、家でジグソーパズルをさせることが多かったですね。

お手軽に子どもに達成感を与えられるツールとして、ジグソーパズルはおすすめです。指先が器用になるし、根気や集中力もつくと思います。

子どもたちのそれぞれの個性が出る遊び

【おすすめ②】トランプ

トランプもよくやりました。私と子ども4人だと5人になるので、トランプは盛り上がりました。家族旅行に行くときには、トランプとUNOは必ず持って行きました。

子どもたちが小さいときには、定番の神経衰弱、ババ抜き、七並べ、ポーカーなどをよくやりました。

とくに、神経衰弱はよくやりました。神経衰弱は、楽しみながら記憶力を鍛えることができます。1セットを5人でやるとすぐに終わってしまうので、同じトランプを2セット使い、100枚以上にしていました。

トランプをすると、勝負事に勝つためにはどうしたらいいかを考えるし、さまざまな感情も育てると思います。子どもたちそれぞれの性格が出るのも面白かったです。