1日1分朗読で話し方が断然うまくなるコツ9選

胸式呼吸で話すと、上半身がゆらゆらして、しっかり下半身で体を支えられなくなります。意味のない体の動きが出てきます。
これに対して腹式呼吸で話す人は、下半身がどっしりとしてお腹で体を支えているので、意味のない動きは出てきません。
(『話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読』126ページより)

つまり腹式呼吸をし、しっかり体を安定させて読むように心がけるべきだということである。

⑦ 1文ごとに口を結ぶ

1文を読み終えるたび、口を閉じることを意識してみるのもポイント。なんでもないことのように思えるが、これをするとしないとでは大きな違いがあるというのだ。

口を開けた状態で一文を読み終わると、だらしない感じで聞こえます。
その反面、読み終わりできちんと口を閉じると、音だけでなく空気までスパッと切れて終わります。
そして、見た目も口を閉じているほうが、上品で知的な印象をもたらします。「口を閉じてまた開く」という動作によって、適度なポーズが生まれますから、次の文章が際立つという効果も生まれます。
(『話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読』127ページより)

周りの誰かに「半開きで終わるパターン」と「口をきちんと結ぶパターン」で話してもらい、それを聞きくらべてみれば、違いがよくわかるというので、試してみるのもいいかもしれない。

⑧ 口角を上げる

朗読を行うときは「口角を上げる」ことを意識するべき。なぜなら口角を上げることにより、自然と感じのいい、やさしい雰囲気の声を出すことができるからだ。

例えば、口角を上げて「こんにちは」と発音してみてください。すると、「こ、ん、に、ち、は」の1つひとつの音が、はっきりと発音できるはずです。
口角を上げることで口腔が緊張し、舌が少し上向きになるからです。
(『話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読』128ページより)

つまりはそれが、聞き手には明るく、聞き取りやすい印象を与えるということだ。

⑨ のどを潤す

また「のど」を潤し、いい状態に保っておくことも見逃しがたいポイント。

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のどが乾いていては、いい声がでるはずもないからだ。

なお、魚住氏の経験上、その際に適切な飲み物は「水」だという。

コーヒーやお茶類には、カフェインが体から水分を排出する作用があるため、のども乾燥してしまいがち。

そのため、のどや声がガラガラになってしまうのだ。

そこで読んだり話したりする前は、カフェインが含まれていない飲み物を選ぶべき。

ビジネスへのメリットも

ここでご紹介したのはあくまで「裏ワザ」であり、つまりはほんの一部分でしかない。しかし、これらを意識し、活用するだけでも、ビジネスのさまざまな場面で効果を実感することができるはずだ。

そして(順序は逆になるが)本書で基礎の部分をマスターすれば、さらに効果は高まっていくことだろう。声や話し方にコンプレックスを抱いているなら、手にとってみてはいかがだろうか?

(文=印南 敦史:作家、書評家)