日本人が苦手な「自己紹介」、心を掴む簡単3秘訣

「自分見出し」の例
【×】「マーケティングの専門家です」
     ↓
【◯】「バズるソーシャルメディアコンテンツの専門家です」

私の場合はまさに新刊『世界最高の話し方』のサブタイトルにあるように「1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた『伝説の家庭教師』です」ということになるでしょうか。

もしくは「エグゼクティブのパーソナルブランディングを手掛ける『プロデューサー』のような仕事もしています。『アイドルなら秋元康、社長なら岡本純子』と覚えてください」といった印象の残し方もありえます。

もちろん、そんな遊び心が許されない場面もあるかもしれませんが、何の印象も残せなくては意味がありません

3つめは「『4つのS』で、自分のセールスポイントをアピールする」ことです。

【秘訣3】「4つのS」で、自分のセールスポイントをアピールする

「名前」→「自分見出し」ときたら、あとは、「4つのS」で具体的にあなたのセールスポイントを説明していきましょう。「4つのS」の中身は下記になります。

Success:成功体験
Strength:強み
Situation:シチュエーション
Story:ストーリー

例えば、次のような順番で話していきます。

「4つのS」の例
(成功体験)

「企業のウェブサイト開発を10年以上やってきました。20以上の企業を手掛け、どのケースでもビューワーの数を3カ月で2倍以上に増やすことができました」
(強み)
「私の強みはデザイン力です。ターゲットの特性などを徹底的に調べ上げ、そのニーズにかなったUI(ユーザーインターフェース)を作り上げます」
(シチュエーション)
「あるとき、手掛けていた企業に不祥事が発生しました。一晩で、情報を集約し、突貫工事で特設サイトを立ち上げることができました」

こうして「3つのS」で自分のセールスポイントを洗い出し、それを「4つめのS:ストーリー仕立て」で伝えていくというイメージです。

ただ、「特徴」を羅列するのではなく、「個人的な思い」「経験」「失敗談」などが入ったストーリーのほうが、聞き手は引きつけられます。

「世界最高の自己紹介」で、話すことが楽しくなる

何を言っているかわからないし、まったく心に響かない「世界最低の『事故』PR」から、相手の心をわしづかみする「世界最高の『自己』PR」へ。

この「魔法のスキル」を身に付けることで、あっという間に「話すこと」に自信がついて、初対面の人と会い会話をすることがどんどん楽しくなっていきます。

ぜひ、「世界最高の『自己』PR」につながる「自己紹介スキル」を磨くことで、出会いの幅を広げ、人生の新しいステージをより豊かで充実したものにしてくださいね。