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赤と金の灯りが揺れる宮中。豪奢な広間の中央で、女帝・天華が腕を広げた瞬間、空気がピシッと固まる。「自然に全部できるんよ。」その自信満々の宣言に、官吏たちは目を丸くし、汗を浮かべ、誰もが心の中で「また始まったんよ……」と叫ぶ。
笑天宮は本来、初代皇帝の「人々が笑って暮らせる国」という穏やかな理念から始まった。自然体の御政、無理をしない暮らし。それがこの国の基本だった。しかし天華はその精神を盛大に誤解し、「自然に税が集まるんよ」と砂糖袋を山積みにし、「自然に治安が良くなるんよ」と門を全開にするなど、豪華な宮殿を舞台に次々と予想外の御政を繰り出す。
そんな天華を止めるのは、静の圧をまとった殿・琴雪、深読みが暴走する殿・蘭花、そして常識を守ろうと奮闘する静策の三人。彼らが一歩動けば世界がズレる。琴雪の静かな一言が場を凍らせ、蘭花の深読みが事態を複雑にし、静策の常識が逆に混乱を呼ぶ。豪奢な宮殿の静けさと、キャラの表情が生むズレのギャップが、笑天宮の日常をどんどん奇妙な方向へ転がしていく。
本作は古装時代の空気と掛け合いを中心に描く宮中コメディ。
なお、本作は「小説家になろう」にて先行配信中。
アルファポリス版は追従更新ですが、
挿絵は最新追加となります。
文字数 48,712
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.07.07
白石の庭・儀庭は、昭華王城の中でただ一つ、
若い娘たちが自由に使える庭とされとる。
朝霞街からの風がそよぐその庭では、
庭っ娘たちが毎朝ゆるりと騒ぎを起こすんよ。
前髪が言うことを聞かんかったり、
玉露珠の香りが強すぎたり、
かばんの中身が勝手に増えたり、
挨拶を聞き間違えたり、
科挙の答えが全部ずれたり——
昭華の朝は、静と騒ぎが同時に芽吹く。
中心におるのは、心文化の継承者・芳華。
天然で、優しくて、ちょっと抜けとるけど、
庭っ娘たちの心をふわっと整えてくれる存在なんよ。
雨の日は白雨廊で、晴れの日は白石の庭で、
六文化(詩・色・舞・深読み・静・心)が
毎日ちょっとずつ暴走する。
文字数 31,792
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.11
「まあ……お恥ずかしい限りですわ」
そう言って困り顔で微笑む宰相令嬢・鳳麗華。
社交界の誰もが彼女を「おっとりした害のないお嬢様」と侮っていた。
だが、彼女の本当の姿は、裏社会から国家の陰謀まであらゆるトラブルを闇で処理する冷徹な「裏の調停官」。
帝宮の「天香閣」で巻き起こる様々な事件や曲者たちを、完璧なドジの演技と圧倒的な手腕で、自らの思い通りの結末へと誘導していく!
「使えない娘」と見下したその瞬間、あなたもすでに彼女の「罠」の中——。
華やかな社交界の裏で繰り広げられる、痛快な裏調停ドラマ!
★毎回異なる事件とゲストが登場する、一話をサクッと読めるオムニバス短編集です。
★不定期更新ですので、ぜひブクマしてのんびりとお付き合いください!
文字数 9,765
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.08.01
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