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温暖で穏やかな海に浮かぶ島国・アウレル国。
面積はわずか1.15平方キロメートル、人口約3000人。古くから信仰されるアウレル教が国民の生活と精神を支え続けてきた。
アウレル教には神の力を宿す二対の聖者が存在する。
人々の傷や病を癒やす力を持つ「太陽の聖者」。
そして、次代の聖者をこの世に産み落とす「月の聖女」。
最高神たるアウレル神と、聖者がもたらす光によって、アウレル国は長く平和と繁栄を享受してきた。
ソレイユは「太陽の聖者」の中で、唯一の女性である。
本来、太陽の聖者は“男性しか生まれない”はずのもの。女性でありながら太陽の力を授かったソレイユは、神意に背く存在とされ、「異端の聖女」と揶揄され続けてきた。
そんなある日、付き人であり幼馴染でもあるディールスが「神の依り代」に選ばれた。
依り代となった者は、自我を神に侵食され、やがて命を落とす運命にある。
しかもディールスが選ばれたのは偶然ではなく、教団が予てより仕組んでいたことだった。
大切な幼馴染を奪う教団、太陽の力の恩恵に預かりながらもソレイユを嘲る国民たち。ソレイユの胸に積もり続けていた怒りがついに決壊する。
ソレイユはディールスのため、そして己のために、アウレル教を滅ぼすことを決意した。
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体、事件などには一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※一部暴力的表現、流血表現がございます。苦手な方はご注意ください。
※この作品は カクヨム、小説家になろう にも掲載しています。
文字数 7,577
最終更新日 2025.12.14
登録日 2025.12.13
いつも通りの朝、いつも通りの仕事、いつも通りの食事。
このまま平凡に生きて、平凡に死ぬんだと思っていた。
それがまさか
魔王を拾ってしまうなんて、思いもしなかった。
世界では、長きにわたり魔族と人間が激しい戦いを繰り広げていた。
戦いは大陸全土に広がり、北は魔族、南は人間の支配下にあった。
人間の権力者は魔族を統べる魔王を倒すため、「魔王を討った者には、どんな望みでも叶えよう」と宣言し、多くの冒険者を募った。
今や人気の職業は冒険者。若者たちは剣を振るい、魔法を磨き、仲間と共に魔王城を目指した。
エマは争いとは縁遠い辺境の村で薬師をしていた。
大陸の端に位置するそこは、魔王城へ向かう冒険者が通ることもなく、産業も乏しく人口も少ない。そのせいで魔族すら寄りつかない、平和な村だった。
ある日、いつものように森へ薬草を採りに出かけたエマは、行き倒れの青年を発見する。
全身に大けがを負った青年を、薬師として見捨てるわけにもいかず、エマは青年を家に運び、看病する。
その頃、街ではこんな噂が広がっていた。「勇者に敗れた魔王が、人間の領土に逃げ出した」と。
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体、事件などには一切関係ありません。
※流血表現があります。苦手な方はご注意ください。
※この作品は カクヨム、小説家になろう にも掲載しています。
文字数 85,274
最終更新日 2025.11.21
登録日 2025.10.19
テレビ局でADをしていた高木翔は、失敗が続き、テレビ局をクビになってしまった。
途方に暮れていたところに、音楽プロダクションの社長に誘われ、マネージャーとして雇われることになる。
元々興味のあった世界で働くことに希望を抱いた翔だが、事務所所属のアーティスト、Kyoyaの琴線に触れる発言をしてしまい、目を付けられることになってしまうのだった…。
こちらは投稿済みの小説、「夏色の花束」のスピンオフになりますが、
そちらを読まなくても問題ありません。
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体、事件などには一切関係ありません。
文字数 97,300
最終更新日 2025.10.17
登録日 2025.09.19
首都近郊の港町に住む服部耕平は、バンド活動に行き詰まり、夢を追い続けるべきか現実に折り合いをつけるべきか悩んでいた。
気分転換に街をさまよっていたある日、路地裏で白い布に包まれた謎の少年を発見する。
どう見ても訳ありなその少年を、迷いながらも耕平は自宅に連れ帰る。
この出会いをきっかけに、停滞していた耕平の日常は大きく動き出していく。
※ふたなりや男性妊娠などの要素が苦手な方は閲覧をお控えください。
※本番行為の描写はありませんが、直接的な表現や18歳未満の人物の行為を示唆する表現を含むため、R18指定としています。
※やや暴力的表現や、流血表現があります。苦手な方はご注意ください。
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体、事件などには一切関係ありません。
文字数 98,788
最終更新日 2025.09.15
登録日 2025.08.30
人間の姿に化けて暮らす神話の龍、紅蓮は、夜ごとに居場所を変えながら孤独な生活を送っていた。
ある晩、寝床を求めて声をかけた女性に裏切られ、暴行を受けて財布を奪われ、路地裏で意識を失ってしまう。
目を覚ました紅蓮がいたのは、見知らぬ男の部屋。身なりの整ったその家主は善意で助けたわけではなく、紅蓮へある要求を提示する。果たしてその要求とは…。
こちらは投稿済みの小説、「皇子は龍神と愛を知る」のスピンオフになりますが、
そちらを読まなくても問題無いようになっていると思います。
※やや暴力的表現や、流血表現があります。苦手な方はご注意ください。
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体、事件などには一切関係ありません。
文字数 73,942
最終更新日 2025.08.26
登録日 2025.08.20
四千年の歴史を誇り、世界の半分を支配する大国・銀帝国。
その次期皇帝となる青年、銀流冰(イン・リュウビン)は、容姿も才能も力も兼ね備えた完璧な後継者(自称)だった。
しかしさらなる力を得るために行うことになった伝統の秘儀は、龍神の精力を体内に取り入れるという信じがたいものだった。
傲慢で冷たく、しかし圧倒的に美しい龍神に苛立ちを覚える流冰だったが、
龍神の存在は、彼の肉体と心を容赦なく揺さぶっていく――。
※やや暴力的表現があります。苦手な方はご注意ください。
※少しだけ攻め以外の男性との性描写があります。
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体、事件などには一切関係ありません。
文字数 70,772
最終更新日 2025.08.17
登録日 2025.08.11
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