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これは、取材から始まる求婚の攻防である。
第四王女リリエルは、本当は結婚せずに物語を書いて生きていきたい。
そのために、生きる英雄と呼ばれる近衛騎士ゼファー・カッセルに結婚を申し込む。
「結婚問題が解決して、しかも夫が英雄だなんて、取材し放題ではありませんか」
「お断りします。俺は英雄じゃない」
翌朝、王都の新聞は二人の恋物語で持ちきりになった。
王太子である兄ですら、この結婚に前向きだ。
逃げる彼を追いかけるうち、リリエルは彼の英雄ではない顔に気づいていく。
ただ物語を書ければよかった。英雄の取材ができればよかった。
それなのに、どんどん取材だけでは済まなくなっていく。
物語にしたい王女と、物語にされたくない騎士が繰り広げるラブコメディ。
文字数 18,958
最終更新日 2026.06.17
登録日 2026.06.12
神社で出会った男は、コーラしか飲まない。
大学進学を機に祖父の神社へ下宿した白川譲は、不愛想で傍若無人な金髪男に出会う。
毎日勝手に部屋に上がり込んでは、テレビを見て、夕飯を食べていく。
通称「コーラさん」。
彼の本当の名は、万華。
この神社に祀られた、人の縁に触れる神様だった。
神様なのに口が悪い。
不愛想で、優しくなくて、人間の常識もろくに通じない。
けれど、嘘だけはつかない。
怖いはずなのに、譲は彼を怖いと思えなかった。
近づいてはいけないとわかっているのに、目が離せなかった。
ねえ、神様。
あなたを好きになってもいいですか?
――それは祝福であり、呪いである。
文字数 113,431
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.06.07
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