婚約者の恋を見届けるつもりでした
幼い頃から婚約者として共に歩んできた侯爵令嬢リリアは、王太子アルベルトを心から愛していた。
けれど社交界に現れた伯爵令嬢セシリアと出会ってから、アルベルトは少しずつ変わっていく。
楽しそうに笑い合う二人を見つめながら、リリアは自分の恋が終わろうとしていることを悟る。
婚約者の幸せを願うのなら、笑って送り出そう。
そう決めたリリアは、婚約破棄を覚悟し、静かに身を引く決意を固める。
一方、アルベルトに惹かれ始めたセシリアは、交流を重ねるうちに、リリアが噂とはまったく違う優しく誠実な女性であることを知る。そして、アルベルトが語る思い出には、いつもリリアがいたことにも気づいてしまう。
これは、自分が入り込んではいけない場所なのかもしれない。
そう感じたセシリアは、自ら恋を終わらせる決断を下す。
大切な人を失いかけて初めて、自分の恋が憧れではなく、長い年月をかけて育まれた愛だったと気づく王太子。
身を引こうとした婚約者。
そして、二人の幸せを願って恋を諦めた令嬢。
誰も悪者にならない、少し遠回りをした三人が、それぞれの幸せへと歩き出す、優しい異世界恋愛ストーリー。
あなたにおすすめの小説
あなたの婚約者になるのは三度目です、殿下
柚月「三度も同じ人に婚約破棄されたら、さすがに諦めます」
記憶を持ったまま繰り返すこと、三回目。
エリナはもう知っている。殿下がどんな笑顔を向けてきても、最後には別の女を選ぶことを。
だから今度は、静かに、傷つかないように、うまく退場するつもりだった。
——なのに三度目の殿下は、婚約初日から「君を、ずっと探していた」なんて言うのだ。
諦めた心に、また火をつけないでください。殿下。
その結婚は、白紙にしましょう
香月まとリュミエール王国が姫、ミレナシア。
彼女はずっとずっと、王国騎士団の若き団長、カインのことを想っていた。
念願叶って結婚の話が決定した、その夕方のこと。
浮かれる姫を前にして、カインの口から出た言葉は「白い結婚にとさせて頂きたい」
身分とか立場とか何とか話しているが、姫は急速にその声が遠くなっていくのを感じる。
けれど、他でもない憧れの人からの嘆願だ。姫はにっこりと笑った。
「分かりました。その提案を、受け入れ──」
全然受け入れられませんけど!?
形だけの結婚を了承しつつも、心で号泣してる姫。
武骨で不器用な王国騎士団長。
二人を中心に巻き起こった、割と短い期間のお話。
一年だけの夫婦でも私は幸せでした。
クロユキ騎士のブライドと結婚をしたフローズンは夫がまだ婚約者だった姉を今でも想っている事を知っていた。
フローズンとブライドは政略結婚で結婚式当日にブライドの婚約者だった姉が姿を消してしまった。
フローズンは姉が戻るまでの一年の夫婦の生活が始まった。
更新が不定期です。誤字脱字がありますが宜しくお願いします。
婚約者様、さようなら
×〇×〇完璧な婚約者として生きてきた伯爵令嬢リディア。
けれど婚約者レオンハルトは、男爵令嬢セシリアばかりを優先し、リディアを「堅苦しい女」と切り捨てる。
――もう、この人のために笑うのはやめよう。
そう決意した彼女は、自ら婚約解消を申し出る。
突然の別れに困惑する婚約者を置き去りにして、リディアは領地へ戻ることに。
穏やかな田舎町で、自分らしい暮らしを取り戻していくリディア。
そんな彼女の前に現れたのは、無愛想だが不器用に優しい青年カイルだった。
「今のお前の方が好きだ」
一方、リディアを失った元婚約者は、彼女がどれほど自分を支えていたのかを思い知っていく。
私ってわがまま傲慢令嬢なんですか?
山科ひさき政略的に結ばれた婚約とはいえ、婚約者のアランとはそれなりにうまくやれていると思っていた。けれどある日、メアリはアランが自分のことを「わがままで傲慢」だと友人に話している場面に居合わせてしまう。話を聞いていると、なぜかアランはこの婚約がメアリのわがままで結ばれたものだと誤解しているようで……。
妹に恋をしたと言ったのはあなたでしょう?
クロユキ伯爵家の長女サラディアには同じ年のフイリップを彼氏に持ちいつかは結婚を考えていた。
だが、あるお茶の席でフイリップは妹のメリアンナと付き合いをしているとサラディアに告白をして別れる事になった。
サラディアは妹が受けるはずだった縁談を引き受ける事になった。
誤字脱字がありますが、よろしくお願いします。
更新不定期です。
【完】お望み通り婚約解消してあげたわ
さち姫婚約者から婚約解消を求められた。
愛する女性と出会ったから、だと言う。
そう、それなら喜んで婚約解消してあげるわ。
ゆるゆる設定です。3話完結で書き終わっています。