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女神、現代を布教したい編
女神「梱包用プチプチ(緩衝材)送ったわ〜」 右封印騎士「【無数の魔神を閉じ込めた結界の皮】が現れたぞぉぉぉ!!」
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「あー、あの騎士団の人たち、荷運びヘタすぎない?」
下界を観察中。 なんかものすごい厳重な装備で、ちっちゃい壺みたいなのを運んでるんだけど。 手が震えちゃって、今にも落としそうじゃん。
「見ててヒヤヒヤするわ~。割れ物注意なら、ちゃんと梱包しないと!」
配送の基本がなってないね! あんなの裸で持ち歩いたら、ちょっとぶつけただけでガシャンだよ?
そこでこれ!
【業務用エアークッション(通称:プチプチ) 5メートル巻き】
空気が入った粒々が衝撃を吸収してくれる、最強の保護シート! しかも暇な時に潰すとストレス解消にもなる優れもの。
「これでグルグル巻きにすれば絶対割れないし、メンタルケアも完璧っしょ!」
はい、安心安全をお届け、転送~!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──封印管理騎士団・特務搬送ルート──
「慎重に……慎重に運ぶのだ……」
団長ヴォルフガングの額には、大粒の汗が浮かんでいた。 彼らが運んでいるのは『厄災の壺』。 落として割れば、大陸が沈むと言われる特級呪物である。
「団長、手が……震えが止まりません……」
「耐えろ。我々の使命は、これを聖地まで──」
その時である。 空から『半透明の被膜』のような物体が大量に降り注ぎ、騎士たちを覆い尽くした。
「な、なんだこれは!?」
それは透明な皮膜に、無数の「空気の玉」が規則正しく配列された、異様な物体だった。
「ひぃっ! 団長! この玉の中を見てください!」
部下が悲鳴を上げる。
「空洞の中に……何かが封じ込められています! 気配を感じるのです!」
「なんだと……?」
ヴォルフガングは目を凝らした。 数千、いや数万はあるであろう小さな気泡。 その一つ一つから、圧縮された空気(と彼らが感じるプレッシャー)が漂っている。
「バカな……。まさかこれは……」
「『一万の悪霊を封じた神の皮膚』だというのか!?」
ざわめく騎士団。 その時、極度の緊張状態にあった新米騎士が、誤ってそのシートを強く握りしめてしまった。
プチンッ!!
乾いた破裂音が、静寂の森に響き渡る。
「あ……」
新米騎士が凍りついた。
「き、貴様ぁぁぁぁぁ!! 何をへし折ったぁぁぁ!!」
「ち、違うんです! 指が勝手に……!」
「封印が解かれたぞ!! 一匹逃げ出した!!」
ヴォルフガングが抜剣し、周囲を警戒する。
「見ろ! 破れた皮膜から『透明な邪気(ただの空気)』が噴き出した!」
「なんたる濃度の瘴気だ……!」
「ええい、総員構えろ! 逃げ出した悪霊は目に見えんぞ!!」
さらに、パニックになった馬が暴れ、積み荷のプチプチを踏みつけた。
プチプチプチプチプチプチッ!!!!
連続する破裂音。 それは騎士たちにとって、地獄の開門を告げるファンファーレだった。
「ぎゃああああああ!! 大量発生だぁぁぁ!!」
「結界崩壊! 結界崩壊!!」
「もう終わりだ! 数万の魔神が我々を襲うぞぉぉぉ!!」
見えない敵と戦い、虚空に向かって剣を振り回す精鋭部隊。 森は阿鼻叫喚の狂乱に包まれた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「は?」
え、ちょ、落ち着いて? なんで見えない敵と戦ってんの?
「それ、ただの空気だから!!」
悪霊とか入ってないから! 窒素と酸素だから!
「『結界崩壊』って、ただ梱包材が潰れただけじゃん!」 「馬に踏まれていい音してるな~じゃないのよ!」
本来守るはずの『厄災の壺』が、パニックのどさくさで地面に放置されてるんですけど……。 そっちの方がヤバくない!?
女神「なんでそうなるのーーー!?」
下界を観察中。 なんかものすごい厳重な装備で、ちっちゃい壺みたいなのを運んでるんだけど。 手が震えちゃって、今にも落としそうじゃん。
「見ててヒヤヒヤするわ~。割れ物注意なら、ちゃんと梱包しないと!」
配送の基本がなってないね! あんなの裸で持ち歩いたら、ちょっとぶつけただけでガシャンだよ?
そこでこれ!
【業務用エアークッション(通称:プチプチ) 5メートル巻き】
空気が入った粒々が衝撃を吸収してくれる、最強の保護シート! しかも暇な時に潰すとストレス解消にもなる優れもの。
「これでグルグル巻きにすれば絶対割れないし、メンタルケアも完璧っしょ!」
はい、安心安全をお届け、転送~!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──封印管理騎士団・特務搬送ルート──
「慎重に……慎重に運ぶのだ……」
団長ヴォルフガングの額には、大粒の汗が浮かんでいた。 彼らが運んでいるのは『厄災の壺』。 落として割れば、大陸が沈むと言われる特級呪物である。
「団長、手が……震えが止まりません……」
「耐えろ。我々の使命は、これを聖地まで──」
その時である。 空から『半透明の被膜』のような物体が大量に降り注ぎ、騎士たちを覆い尽くした。
「な、なんだこれは!?」
それは透明な皮膜に、無数の「空気の玉」が規則正しく配列された、異様な物体だった。
「ひぃっ! 団長! この玉の中を見てください!」
部下が悲鳴を上げる。
「空洞の中に……何かが封じ込められています! 気配を感じるのです!」
「なんだと……?」
ヴォルフガングは目を凝らした。 数千、いや数万はあるであろう小さな気泡。 その一つ一つから、圧縮された空気(と彼らが感じるプレッシャー)が漂っている。
「バカな……。まさかこれは……」
「『一万の悪霊を封じた神の皮膚』だというのか!?」
ざわめく騎士団。 その時、極度の緊張状態にあった新米騎士が、誤ってそのシートを強く握りしめてしまった。
プチンッ!!
乾いた破裂音が、静寂の森に響き渡る。
「あ……」
新米騎士が凍りついた。
「き、貴様ぁぁぁぁぁ!! 何をへし折ったぁぁぁ!!」
「ち、違うんです! 指が勝手に……!」
「封印が解かれたぞ!! 一匹逃げ出した!!」
ヴォルフガングが抜剣し、周囲を警戒する。
「見ろ! 破れた皮膜から『透明な邪気(ただの空気)』が噴き出した!」
「なんたる濃度の瘴気だ……!」
「ええい、総員構えろ! 逃げ出した悪霊は目に見えんぞ!!」
さらに、パニックになった馬が暴れ、積み荷のプチプチを踏みつけた。
プチプチプチプチプチプチッ!!!!
連続する破裂音。 それは騎士たちにとって、地獄の開門を告げるファンファーレだった。
「ぎゃああああああ!! 大量発生だぁぁぁ!!」
「結界崩壊! 結界崩壊!!」
「もう終わりだ! 数万の魔神が我々を襲うぞぉぉぉ!!」
見えない敵と戦い、虚空に向かって剣を振り回す精鋭部隊。 森は阿鼻叫喚の狂乱に包まれた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「は?」
え、ちょ、落ち着いて? なんで見えない敵と戦ってんの?
「それ、ただの空気だから!!」
悪霊とか入ってないから! 窒素と酸素だから!
「『結界崩壊』って、ただ梱包材が潰れただけじゃん!」 「馬に踏まれていい音してるな~じゃないのよ!」
本来守るはずの『厄災の壺』が、パニックのどさくさで地面に放置されてるんですけど……。 そっちの方がヤバくない!?
女神「なんでそうなるのーーー!?」
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