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文明進化(?)編
女神「ハンドマイク(サイレン機能付き)送ったわ〜」→革命軍リーダー「【魂を砕き戦場を支配する竜王の咆哮】を轟かせた……!」
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「はぁ……。伝わんないなぁ……」
わたしは天界のバルコニーで、下界を見下ろしながらアンニュイに頬杖をついていた。 ここ最近、オフィス用品を怒涛の勢いで送り込んできたじゃん? シュレッダーで歴史を消したり、テプラで存在を書き換えたり。 まあ、文明レベルは(斜め上に)上がった気がするけど……なんか違うのよね。
「道具だけ進化しても、使う人の心がバラバラじゃ意味ないっていうか?」 「結局、組織を動かすのは『言葉』であり『パッション』だと思うわけ」
下界の革命軍とか見ててもそう。 リーダーが必死に演説してるけど、雨音にかき消されて後ろの兵士とか寝てるし。 「え? 今なんて?」みたいな顔されてたら、カリスマ性も台無しじゃん。
「リーダーの言葉は、雷のように全員の心に届かなきゃダメ!」
「物理的な音量は、説得力に比例するのよ!」
彼らに必要なのは、声を届ける力。 そして、緊急時に全員を叩き起こす、強烈なインパクト!
そこでこれ!
【業務用・防滴ハンドメガホン(赤色・最大出力20W・非常用サイレンスイッチ付き)】
運動会とか警察が使う、あの赤い拡声器。 口元に当てて喋れば声がデカくなるし、スイッチひとつで「ウゥゥゥゥ!」って爆音サイレンが鳴り響く。
「これで想いの丈をぶちまければ、全軍のハートを鷲掴みっしょ!」
「熱いソウルを、大音量でお届け!」
レッツ・ラウド・ボイス! 転送ポチー!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──辺境の荒野・革命軍野営地──
「……我が同志たちよ! 聞け!」
革命の指導者、ガレンの声は雨風にかき消されていた。 数千の兵士たちは疲弊し、泥にまみれ、ガレンの演説など誰も聞いていない。 このままでは、決起する前に軍が解散してしまう。
「くっ……。私の声は、彼らの魂には届かぬのか……」
その時、ガレンの足元の泥濘(ぬかるみ)に、赤い『角笛』のような物体が突き刺さった。
「なんだ? 天からの落とし物か?」
鮮血のような赤。 持ちやすいグリップ。 そして、ラッパのように広がった先端。
「……形状からして、音を奏でるものか?」
ガレンはそれを拾い上げ、グリップを握った。 人差し指にかかるトリガー(引き金)。 彼は直感した。 これは楽器ではない。**『兵器』**だ。
「神よ……。この角笛で、私の意志を示せと言うのですか」
ガレンは震える手で、角笛のマイク部分を口元に当てた。 そして、トリガーを引いた。
カチッ。(電源オン) 『ザッ……ザザッ……』(マイクが入る音)
「! 空気が……震えた?」
ガレンは恐る恐る、小さく声を漏らした。
「……あー、あー、テステス」
『ア゛ー、ア゛ー、テ゛ス゛テ゛ス゛!!!』
ドゴォォォォォン!!!!
「うわぁぁぁぁぁ!?」 「雷か!? いや、人の声だ!」
ガレンの囁きが、鼓膜を破らんばかりの爆音となって荒野に轟いた。 寝ていた兵士たちが飛び起き、馬が驚いて暴れだす。
「な、なんだこの威力は……!」
ガレン自身も尻餅をつきそうになった。 だが、彼は理解した。 これは声を大きくする道具ではない。 己の魔力、精神力、そして覇気を何千倍にも増幅して放つ**『竜王の咆哮(ドラゴン・ロア)』**の神器なのだ!
「聞こえるか! 我が軍勢よ!」
『キ゛コ゛エ゛ル゛カ゛! ワ゛カ゛ク゛ン゛セ゛イ゛ヨ゛ォォォ!!』
ビリビリビリッ! 空気が振動し、近くのテントが衝撃波で吹き飛ぶ。
「ひぃぃぃ! ガレン様の声が!」 「魂に直接響く! いや、脳が揺さぶられて立っていられん!」
兵士たちはひれ伏した。 逆らえば鼓膜ごと精神を破壊されるという、本能的な恐怖。
「立て! 戦うのだ!」
『タ゛テ゛ェェェ! タ゛タ゛カ゛ウ゛ノ゛タ゛ァァァァ!!』
キィィィン!!(ハウリング音)
「ギャァァァァ! 耳が! 耳から血が!」 「神の怒りだ! これは強制命令(ギアス)だ!」 「従え! 従わねば頭が破裂するぞ!」
ガレンは高揚した。 届いている。私の言葉が、全軍の隅々まで、痛みと共に届いている! 彼はさらにグリップを強く握りしめた。 その時、親指が誤って側面の『赤いスイッチ(サイレン)』を押してしまった。
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーッ!!!!!
「!?!?」
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーッ!!!!!
世界が終わるかのような、不吉で、けたたましい警報音が鳴り響く。 ガレンは慌てて止めようとしたが、パニックで逆にスイッチを連打してしまった。
「な、なんだこの音は! 止まらん!」 「禍々しい! これは……魔獣の断末魔か!?」
兵士たちは錯乱した。
「聞いたか! 突撃の合図だ!」 「違う! 『死ぬまで殺せ』という狂乱の歌だ!」 「うおおおおお! 頭がおかしくなりそうだ! 叫べ! 叫んでこの音をかき消せぇぇぇ!」
『ウゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーッ!!』 「殺せぇぇぇぇ!!」 『ウゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーッ!!』 「進めぇぇぇぇ!!」
革命軍は、鳴り止まぬサイレンの音に脳を焼かれ、恐怖と興奮がない交ぜになったバーサーカー集団と化して走り出した。 もはや作戦も理念もない。 ただ、この耳障りな音から逃れるために、目の前の敵を破壊し尽くすのみ。
「ま、待て! 止まれ!」 『マ゛テ゛! ト゛マ゛レ゛ェェェ!!』(キィィィン!)
ガレンの制止の声すらも、サイレンとハウリングに混じり、兵士たちを煽るBGMにしかならなかった。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「……なんか、泣けてきた」
わたしは手すりにもたれかかり、遠くを見つめた。
「うるさいだけじゃん」
言葉、届いてないよ。 ただの騒音公害だよ。 みんな耳塞いで、ヤケクソで突撃してるだけじゃん。
「『竜王の咆哮』って……ただのハウリングだから」
「マイクとスピーカー近づけすぎなのよ」
でもさ、あんなに必死に叫んでるのに、結局は「音」という暴力でしか人を動かせなかったあの子を見てると……なんか、昔の自分を見てるみたいで辛いんだよね。 わたしも、ただ良かれと思ってアイテム送ってるだけなのに、毎回悲鳴しか聞こえてこないし。
「わたしの声も、あんな風にノイズ混じりで届いてるのかな……」
「『愛』とか『平和』とか言ってるつもりが、向こうには『災厄』と『混乱』にしか聞こえてないのかな……」
ちょっとセンチメンタルになりすぎた? でも、このままじゃダメな気がする。 一方的に押し付けるだけじゃ、本当の文明開化は遠いのかも。
女神「次は……もっと『聞く』ことに特化したアイテムにするべき? ……補聴器とか?」
わたしは天界のバルコニーで、下界を見下ろしながらアンニュイに頬杖をついていた。 ここ最近、オフィス用品を怒涛の勢いで送り込んできたじゃん? シュレッダーで歴史を消したり、テプラで存在を書き換えたり。 まあ、文明レベルは(斜め上に)上がった気がするけど……なんか違うのよね。
「道具だけ進化しても、使う人の心がバラバラじゃ意味ないっていうか?」 「結局、組織を動かすのは『言葉』であり『パッション』だと思うわけ」
下界の革命軍とか見ててもそう。 リーダーが必死に演説してるけど、雨音にかき消されて後ろの兵士とか寝てるし。 「え? 今なんて?」みたいな顔されてたら、カリスマ性も台無しじゃん。
「リーダーの言葉は、雷のように全員の心に届かなきゃダメ!」
「物理的な音量は、説得力に比例するのよ!」
彼らに必要なのは、声を届ける力。 そして、緊急時に全員を叩き起こす、強烈なインパクト!
そこでこれ!
【業務用・防滴ハンドメガホン(赤色・最大出力20W・非常用サイレンスイッチ付き)】
運動会とか警察が使う、あの赤い拡声器。 口元に当てて喋れば声がデカくなるし、スイッチひとつで「ウゥゥゥゥ!」って爆音サイレンが鳴り響く。
「これで想いの丈をぶちまければ、全軍のハートを鷲掴みっしょ!」
「熱いソウルを、大音量でお届け!」
レッツ・ラウド・ボイス! 転送ポチー!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──辺境の荒野・革命軍野営地──
「……我が同志たちよ! 聞け!」
革命の指導者、ガレンの声は雨風にかき消されていた。 数千の兵士たちは疲弊し、泥にまみれ、ガレンの演説など誰も聞いていない。 このままでは、決起する前に軍が解散してしまう。
「くっ……。私の声は、彼らの魂には届かぬのか……」
その時、ガレンの足元の泥濘(ぬかるみ)に、赤い『角笛』のような物体が突き刺さった。
「なんだ? 天からの落とし物か?」
鮮血のような赤。 持ちやすいグリップ。 そして、ラッパのように広がった先端。
「……形状からして、音を奏でるものか?」
ガレンはそれを拾い上げ、グリップを握った。 人差し指にかかるトリガー(引き金)。 彼は直感した。 これは楽器ではない。**『兵器』**だ。
「神よ……。この角笛で、私の意志を示せと言うのですか」
ガレンは震える手で、角笛のマイク部分を口元に当てた。 そして、トリガーを引いた。
カチッ。(電源オン) 『ザッ……ザザッ……』(マイクが入る音)
「! 空気が……震えた?」
ガレンは恐る恐る、小さく声を漏らした。
「……あー、あー、テステス」
『ア゛ー、ア゛ー、テ゛ス゛テ゛ス゛!!!』
ドゴォォォォォン!!!!
「うわぁぁぁぁぁ!?」 「雷か!? いや、人の声だ!」
ガレンの囁きが、鼓膜を破らんばかりの爆音となって荒野に轟いた。 寝ていた兵士たちが飛び起き、馬が驚いて暴れだす。
「な、なんだこの威力は……!」
ガレン自身も尻餅をつきそうになった。 だが、彼は理解した。 これは声を大きくする道具ではない。 己の魔力、精神力、そして覇気を何千倍にも増幅して放つ**『竜王の咆哮(ドラゴン・ロア)』**の神器なのだ!
「聞こえるか! 我が軍勢よ!」
『キ゛コ゛エ゛ル゛カ゛! ワ゛カ゛ク゛ン゛セ゛イ゛ヨ゛ォォォ!!』
ビリビリビリッ! 空気が振動し、近くのテントが衝撃波で吹き飛ぶ。
「ひぃぃぃ! ガレン様の声が!」 「魂に直接響く! いや、脳が揺さぶられて立っていられん!」
兵士たちはひれ伏した。 逆らえば鼓膜ごと精神を破壊されるという、本能的な恐怖。
「立て! 戦うのだ!」
『タ゛テ゛ェェェ! タ゛タ゛カ゛ウ゛ノ゛タ゛ァァァァ!!』
キィィィン!!(ハウリング音)
「ギャァァァァ! 耳が! 耳から血が!」 「神の怒りだ! これは強制命令(ギアス)だ!」 「従え! 従わねば頭が破裂するぞ!」
ガレンは高揚した。 届いている。私の言葉が、全軍の隅々まで、痛みと共に届いている! 彼はさらにグリップを強く握りしめた。 その時、親指が誤って側面の『赤いスイッチ(サイレン)』を押してしまった。
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーッ!!!!!
「!?!?」
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーッ!!!!!
世界が終わるかのような、不吉で、けたたましい警報音が鳴り響く。 ガレンは慌てて止めようとしたが、パニックで逆にスイッチを連打してしまった。
「な、なんだこの音は! 止まらん!」 「禍々しい! これは……魔獣の断末魔か!?」
兵士たちは錯乱した。
「聞いたか! 突撃の合図だ!」 「違う! 『死ぬまで殺せ』という狂乱の歌だ!」 「うおおおおお! 頭がおかしくなりそうだ! 叫べ! 叫んでこの音をかき消せぇぇぇ!」
『ウゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーッ!!』 「殺せぇぇぇぇ!!」 『ウゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーッ!!』 「進めぇぇぇぇ!!」
革命軍は、鳴り止まぬサイレンの音に脳を焼かれ、恐怖と興奮がない交ぜになったバーサーカー集団と化して走り出した。 もはや作戦も理念もない。 ただ、この耳障りな音から逃れるために、目の前の敵を破壊し尽くすのみ。
「ま、待て! 止まれ!」 『マ゛テ゛! ト゛マ゛レ゛ェェェ!!』(キィィィン!)
ガレンの制止の声すらも、サイレンとハウリングに混じり、兵士たちを煽るBGMにしかならなかった。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「……なんか、泣けてきた」
わたしは手すりにもたれかかり、遠くを見つめた。
「うるさいだけじゃん」
言葉、届いてないよ。 ただの騒音公害だよ。 みんな耳塞いで、ヤケクソで突撃してるだけじゃん。
「『竜王の咆哮』って……ただのハウリングだから」
「マイクとスピーカー近づけすぎなのよ」
でもさ、あんなに必死に叫んでるのに、結局は「音」という暴力でしか人を動かせなかったあの子を見てると……なんか、昔の自分を見てるみたいで辛いんだよね。 わたしも、ただ良かれと思ってアイテム送ってるだけなのに、毎回悲鳴しか聞こえてこないし。
「わたしの声も、あんな風にノイズ混じりで届いてるのかな……」
「『愛』とか『平和』とか言ってるつもりが、向こうには『災厄』と『混乱』にしか聞こえてないのかな……」
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