【R18短編集】今夜、誰に乱されたい?~冷徹公爵・義兄・魔王・上司…絶倫スパダリ達に「我慢できない」と深愛を注がれる溺愛アンソロジー~

葉山 乃愛

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「公務中は氷の宰相様」冷徹な夫に夜食を届けたら。「……限界だ」と執務机に引きずり込まれ、耳元でねっとり愛を囁かれました

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「……入りなさい」

王城の奥にある宰相執務室。
私、新米妻のリサは、夫である宰相・ギルバート様に夜食を届けるため、重厚な扉を開けた。
ギルバート様は「氷の宰相」と呼ばれている。
眼鏡の奥の瞳は常に冷静で、感情を表に出すことはない。
今日も机に向かい、山のような書類を片付けている……はずだった。

「あの、ギルバート様。お夜食を……きゃっ!?」

部屋に入った瞬間、ガタッ! と椅子が倒れる音がした。
ギルバート様が私の手首を掴み、そのまま自身の膝の上へと引きずり込んだのだ。

「……遅い。待ちくたびれたぞ」

「え、あの、お仕事は……?」

「そんなもの、どうでもいい」

背後から抱きすくめられる。
いつもは整えられている銀髪が少し乱れ、眼鏡が少しズレている。
何より、彼の吐息が荒く、耳元にかかる熱量が尋常ではない。

「今日の舞踏会。……隣国の王子と楽しそうに話していたな」

「あれは外交の挨拶で……っ、んぁっ!?」

言葉の途中で、耳たぶを甘噛みされた。
チリッとした刺激と、濡れた舌の感触。
彼の低く、粘り気のある声が、鼓膜を直接震わせる。

「嫉妬でどうにかなりそうだった。……あの場で、お前を攫って犯してやりたい衝動を、どれだけ抑え込んだか分かるか?」

「ギ、ギルバート様、耳、だめ……っ」

「耳が弱いのか? ……真っ赤だ。可愛い」

チュ、ジュル、と。
彼が私の耳全体を舐め上げる。
ゾワゾワとした快感が背筋を駆け抜け、私は彼の腕の中で力なく震えた。
普段の冷徹な彼からは想像もできない、執拗で、いやらしい攻め方。

「んっ、ぁ……! 変な音、させないで……ッ!」

「お前のせいだ。……俺をこんなに飢えさせて」

彼の手が、私のドレスの胸元を乱暴に寛げる。
執務机の上に書類が散らばり、その上に仰向けに押し倒された。
冷たい机の背中と、上から覆いかぶさる彼の燃えるような熱。

「眼鏡、邪魔だな」

彼が眼鏡を外し、放り投げる。
露わになった素顔は、情欲でとろりと濁った、ただの「雄」の瞳をしていた。

「リサ。……お前のすべてで、俺の嫉妬を受け止めろ」

彼が私の足を大きく開き、自身の肩に掛ける。
準備なんて待ってくれない。
カチカチに硬直した彼の楔が、蜜で濡れ始めた私の入り口を強引にこじ開ける。

「むり、いきなり、太いの……ッ!」

「入る。……お前の中は、俺を飲み込みたくてヒクついているぞ」

ズチュウゥ……ッ!
最奥まで容赦なく突き上げられる。
「氷の宰相」の仮面を脱ぎ捨てた彼は、獣のように激しく腰を打ち付けた。

「あ……ッ! ぎ、ぁぁっ! ギルバート様、深い、激しいぃ……ッ!」

「……ッ、いい声だ。公務中には絶対に見せない、その乱れた顔……最高に唆(そそ)る……ッ」

「も、むり、おかしくなるぅ……ッ!」

「おかしくなれ。……明日の朝まで、俺以外のことは何も考えられないようにしてやる」

散乱した重要書類の上で、何度も絶頂を繰り返す。
耳元で囁かれる独占欲に満ちた愛の言葉と、執拗なピストン。
私はその夜、冷徹な夫の隠された激情に、身も心もとろとろに溶かされてしまった。
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