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第一部
10.抗えない※
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「あっ! ああっ、ふああっ……も、イッてしまっ……ああぁぁぁ!!!」
「クッ、早いな」
私はルキウスに軽く秘所を触られただけで、体が待ち望んでいたかのように、いとも容易くイッてしまった。
ルキウスの嘲笑にすら、体を震わせてしまう己が情けない。
「っ! イッた、イッたからぁっ、あっ! ああっ! かき混ぜなっ……ひんっ、やめろ、あああ、ああっ!」
「触ってくれと願ったのは其方の筈だが?」
ルキウスは容赦なく私のナカをかき混ぜている。奥を擦られると、己の意思とは関係なく半ば強制的にイカされてしまうから不思議だ。
「ひうっ、ああっ、あああ、な、なんだっ……ひゃっ、な、なんか、出てるっ……いやだっ、うそっ……いやだあぁぁぁ!」
ルキウスにナカを弄られ、出ると思った時には遅かった……もう出てしまった後で、己では止めたくても止める事が出来なかった。
「うそだ……」
失禁してしまうなんて……と私が呆然としていると、ルキウスはその手を舐めながら、私の様子を楽しそうに見ていた。
「潮を吹いて、盛大にイクとはな。これでも、この反応はルイーザのものだと言い張るのか?」
「しお?」
しおって何だ? 失禁じゃないのか?
私が首を傾げていたら、ルキウスはベッドに寝転がり、私をルキウスの上に乗せた。
「うわっ、急に何をっ!?」
「呆けてないで、次は其方が奉仕しろ」
「奉仕?」
「己で挿れて、動け。ああ、勝手にイク事は許さぬから、そのつもりで……」
「ま、待って! 待ってくれ!」
己で挿れる? 何を? ルキウスのを?
無理、無理だ。そんな事、出来るわけ……。
取り敢えず、この状況から逃れたい私は、先程己が濡らしてしまったシーツを洗浄と乾燥の魔法で綺麗にする事にした。
まあ、濡れたままだというのが恥ずかしいというのもある。
「痛っ、耳を引っ張るな」
「私の指示なく勝手な事をするな、愚か者。ほら、早く挿れろ」
「……そ、そんなの無理だ……あっ、やめろっ……ひあっ、ああっ」
私が無理だと言うと、ルキウスが私の秘所に擦り付けたので、私はつい仰け反ってしまった。
体をビクビクと震わせ、抵抗すら出来ず、ルキウスに与えられる快感に翻弄されていると、突然ルキウスに尻を思いっきり叩かれた。
「い゛っ!!」
「1人で楽しんでいないで、早く挿れろ」
「だって出来な……」
「チッ、仕方がない。では、先程のようにねだってみろ。教えただろう?」
……今、舌打ちをしたか?
……ねだるって、ねだるって……挿れて下さい、ルキウス様と言えという事か?
「いやいや、無理だ。べ、別に挿れてなんて欲しくない。私は、このような屈辱的な事はもう御免だっ! いっ、ぐぇッ!」
突然、ルキウスは私をルキウスの上から引っ張り下ろし、ベッドに沈めた。うつ伏せで、勢いよく沈められたので、変な声が出てしまったではないか……。
「ならば、そうなるまで啼かせてやるまでだ」
「や、やめろ! いやだっ! っ! ああっ、あっ……っぅ」
ルキウスは私を四つん這いにさせ、背中、尻、脚などを舐め始めた。ルキウスの手が際どいところを撫で、私は不覚にもビクビクと体を震わせてしまっていた。
「やめっ、ひぅ……んんぅ……くそっ……やめろっ、あっ」
「言葉遣いには気を付けろ」
「痛、痛いっ、やめっ」
くそっと言った瞬間、思いっきり乳首を抓られ、引っ張られて、私は痛みに涙が出てきてしまった。
「痛いではなく、何か言うことがあるだろう?」
「いっ、つぅ……ご、ごめんなさっ……もう、言いません……うう」
「それで良い」
私の言葉遣いが悪いのなんて最初からだ。何を今更……。ルイーザのような話し方のほうが良いと言う事なのだろうか?
取り敢えず、私は乳首が痛いので、そっと回復しようと手を伸ばしたら、ルキウスに手を叩かれてしまった。
「勝手なことをするな」
「でも、痛いのだ。絶対、傷になった! 其方のせいだ!」
私がぎゃあぎゃあ喚いていると、ルキウスが私の体を反転させ、上に覆い被さり、その痛い胸を舐めてきた。
「あっ、ちょっ……待っ、んんぅ」
「こんなもの、唾でも付けておけば充分だ」
チリリとした痛みと、それ以上の刺激に私はルキウスに抱きつきながら、その与えられる快感に夢中になってしまっていた。
「あっ、ああっ……それ、変っ……んんっ、気持ちいっ……ああっ」
ルキウスは、そのまま体をずらし、腹から脚へと舌を這わせた。それだけでも私の体はビクビクと跳ねて反応してしまうのに、ルキウスは秘所には触れてくれず、際どいトコロに舌を這わせた。
「ッ! んぅ、あっ……ルキ、ウスッ……ソコ、いやだっ……ああっ、やめっ」
それなのに、ルキウスは私を無視して、私を焦らして遊んでいる。
ルキウスは私にあの言葉を言わせるつもりなのだ……挿れて下さいって……。
そ、そんな屈辱的な事言いたくない……それなのに、ルキウスに際どいトコロばかりを責められると、ちゃんと触って欲しくて、もっともっととねだるように腰を揺らめかせてしまった。
「はっ、体のほうが素直だな」
ルキウスに鼻で笑われて、私は羞恥でどうにかなってしまいそうだった……。
うう、泣きそうだ……でも、言いたくない……。でも、この疼きから解放して欲しい。
「ルキウス……あの……うっ……うう……」
「早くしろ」
私は愚かだ。救いようがない愚か者だ。
こんな事で、いとも容易く敵に懇願するなど……。いっそ、これが痛みならまだ我慢出来たのに……快感には、どうしても抗えぬ。
ルキウスの顔がマルクスに似ているのがいけないのだ……快感の中で目を開けると、まるでマルクスに抱かれているみたいで……。
持ってはならぬ甘えを持ってしまう……ルキウスをマルクスと呼び、手を伸ばしてしまいたくなる……。
はっ、まさかこんなにも己が弱い人間だとは思わなかった……くそっ、くそっ、最悪だ。
「……挿れて下さい、ルキウス様」
「クッ、それで良い」
ルキウスは私の体を持ち上げ、ルキウスの上に跨がらせ、一気に下から突き入れた。
「─────っ!!!」
「はっ、まさか挿れただけで軽くイッたのか?」
ルキウスの上で体をビクビクと震わせながら、抗えぬ快感に必死に耐えていると、ルキウスは体を起こし、私の耳元で変態と囁いた。
「ちがっ、ひっ! やめっ……ああっ、やだっ、いやだ、ああっ、イクッ、イクからぁ、やめっ、ああぁぁぁ!!」
どうして、私の体はこんなにも容易くルキウスを受け入れ、達してしまうのだろうか?
情けない。情けない。悔しい。悔しい。
その後、ルキウスは明け方近くまで、私の体を好きに扱い、私はベッドの中で更にぐずぐずで、抵抗する気力も悔しいと思う気待ちも、全て分からなくなってしまった……。
そして、私は意識を手放し、次に目が覚めた時は、ルイーザの姿で、ルイーザの部屋で眠っていた。
部屋の隅には見張りの侍女はいなかった。
昨夜の交わりで、私は何度もルキウス様と呼ばされ、何度ももっとして下さいと懇願させられた……。そのせいで、私が堕ちたとでも思っているのか……。置いても気絶させて部屋を脱走する私には、どうせ意味がないと思っているのか……。
どちらだろうな……。
私は、取り敢えず交わりの後の体が、気持ち悪かったので湯浴みをする事にした。私はルイーザと違い、侍女に手伝って貰わなくとも湯あみくらい出来る。
寧ろ、1人でゆっくりと入りたい派だ。侍女や女官に傅かれるのは嫌いだ。落ち着かない。
貴族の妾の子だった頃は、それが当たり前だったが、1人でウロウロするようになってからは、そういう生活が億劫になってしまった。
私は誰かに傅かれるような立派な人間ではない。
私は絶対に逃げてやる。逃げて、必ず自由な放浪生活を取り戻すのだ!
「クッ、早いな」
私はルキウスに軽く秘所を触られただけで、体が待ち望んでいたかのように、いとも容易くイッてしまった。
ルキウスの嘲笑にすら、体を震わせてしまう己が情けない。
「っ! イッた、イッたからぁっ、あっ! ああっ! かき混ぜなっ……ひんっ、やめろ、あああ、ああっ!」
「触ってくれと願ったのは其方の筈だが?」
ルキウスは容赦なく私のナカをかき混ぜている。奥を擦られると、己の意思とは関係なく半ば強制的にイカされてしまうから不思議だ。
「ひうっ、ああっ、あああ、な、なんだっ……ひゃっ、な、なんか、出てるっ……いやだっ、うそっ……いやだあぁぁぁ!」
ルキウスにナカを弄られ、出ると思った時には遅かった……もう出てしまった後で、己では止めたくても止める事が出来なかった。
「うそだ……」
失禁してしまうなんて……と私が呆然としていると、ルキウスはその手を舐めながら、私の様子を楽しそうに見ていた。
「潮を吹いて、盛大にイクとはな。これでも、この反応はルイーザのものだと言い張るのか?」
「しお?」
しおって何だ? 失禁じゃないのか?
私が首を傾げていたら、ルキウスはベッドに寝転がり、私をルキウスの上に乗せた。
「うわっ、急に何をっ!?」
「呆けてないで、次は其方が奉仕しろ」
「奉仕?」
「己で挿れて、動け。ああ、勝手にイク事は許さぬから、そのつもりで……」
「ま、待って! 待ってくれ!」
己で挿れる? 何を? ルキウスのを?
無理、無理だ。そんな事、出来るわけ……。
取り敢えず、この状況から逃れたい私は、先程己が濡らしてしまったシーツを洗浄と乾燥の魔法で綺麗にする事にした。
まあ、濡れたままだというのが恥ずかしいというのもある。
「痛っ、耳を引っ張るな」
「私の指示なく勝手な事をするな、愚か者。ほら、早く挿れろ」
「……そ、そんなの無理だ……あっ、やめろっ……ひあっ、ああっ」
私が無理だと言うと、ルキウスが私の秘所に擦り付けたので、私はつい仰け反ってしまった。
体をビクビクと震わせ、抵抗すら出来ず、ルキウスに与えられる快感に翻弄されていると、突然ルキウスに尻を思いっきり叩かれた。
「い゛っ!!」
「1人で楽しんでいないで、早く挿れろ」
「だって出来な……」
「チッ、仕方がない。では、先程のようにねだってみろ。教えただろう?」
……今、舌打ちをしたか?
……ねだるって、ねだるって……挿れて下さい、ルキウス様と言えという事か?
「いやいや、無理だ。べ、別に挿れてなんて欲しくない。私は、このような屈辱的な事はもう御免だっ! いっ、ぐぇッ!」
突然、ルキウスは私をルキウスの上から引っ張り下ろし、ベッドに沈めた。うつ伏せで、勢いよく沈められたので、変な声が出てしまったではないか……。
「ならば、そうなるまで啼かせてやるまでだ」
「や、やめろ! いやだっ! っ! ああっ、あっ……っぅ」
ルキウスは私を四つん這いにさせ、背中、尻、脚などを舐め始めた。ルキウスの手が際どいところを撫で、私は不覚にもビクビクと体を震わせてしまっていた。
「やめっ、ひぅ……んんぅ……くそっ……やめろっ、あっ」
「言葉遣いには気を付けろ」
「痛、痛いっ、やめっ」
くそっと言った瞬間、思いっきり乳首を抓られ、引っ張られて、私は痛みに涙が出てきてしまった。
「痛いではなく、何か言うことがあるだろう?」
「いっ、つぅ……ご、ごめんなさっ……もう、言いません……うう」
「それで良い」
私の言葉遣いが悪いのなんて最初からだ。何を今更……。ルイーザのような話し方のほうが良いと言う事なのだろうか?
取り敢えず、私は乳首が痛いので、そっと回復しようと手を伸ばしたら、ルキウスに手を叩かれてしまった。
「勝手なことをするな」
「でも、痛いのだ。絶対、傷になった! 其方のせいだ!」
私がぎゃあぎゃあ喚いていると、ルキウスが私の体を反転させ、上に覆い被さり、その痛い胸を舐めてきた。
「あっ、ちょっ……待っ、んんぅ」
「こんなもの、唾でも付けておけば充分だ」
チリリとした痛みと、それ以上の刺激に私はルキウスに抱きつきながら、その与えられる快感に夢中になってしまっていた。
「あっ、ああっ……それ、変っ……んんっ、気持ちいっ……ああっ」
ルキウスは、そのまま体をずらし、腹から脚へと舌を這わせた。それだけでも私の体はビクビクと跳ねて反応してしまうのに、ルキウスは秘所には触れてくれず、際どいトコロに舌を這わせた。
「ッ! んぅ、あっ……ルキ、ウスッ……ソコ、いやだっ……ああっ、やめっ」
それなのに、ルキウスは私を無視して、私を焦らして遊んでいる。
ルキウスは私にあの言葉を言わせるつもりなのだ……挿れて下さいって……。
そ、そんな屈辱的な事言いたくない……それなのに、ルキウスに際どいトコロばかりを責められると、ちゃんと触って欲しくて、もっともっととねだるように腰を揺らめかせてしまった。
「はっ、体のほうが素直だな」
ルキウスに鼻で笑われて、私は羞恥でどうにかなってしまいそうだった……。
うう、泣きそうだ……でも、言いたくない……。でも、この疼きから解放して欲しい。
「ルキウス……あの……うっ……うう……」
「早くしろ」
私は愚かだ。救いようがない愚か者だ。
こんな事で、いとも容易く敵に懇願するなど……。いっそ、これが痛みならまだ我慢出来たのに……快感には、どうしても抗えぬ。
ルキウスの顔がマルクスに似ているのがいけないのだ……快感の中で目を開けると、まるでマルクスに抱かれているみたいで……。
持ってはならぬ甘えを持ってしまう……ルキウスをマルクスと呼び、手を伸ばしてしまいたくなる……。
はっ、まさかこんなにも己が弱い人間だとは思わなかった……くそっ、くそっ、最悪だ。
「……挿れて下さい、ルキウス様」
「クッ、それで良い」
ルキウスは私の体を持ち上げ、ルキウスの上に跨がらせ、一気に下から突き入れた。
「─────っ!!!」
「はっ、まさか挿れただけで軽くイッたのか?」
ルキウスの上で体をビクビクと震わせながら、抗えぬ快感に必死に耐えていると、ルキウスは体を起こし、私の耳元で変態と囁いた。
「ちがっ、ひっ! やめっ……ああっ、やだっ、いやだ、ああっ、イクッ、イクからぁ、やめっ、ああぁぁぁ!!」
どうして、私の体はこんなにも容易くルキウスを受け入れ、達してしまうのだろうか?
情けない。情けない。悔しい。悔しい。
その後、ルキウスは明け方近くまで、私の体を好きに扱い、私はベッドの中で更にぐずぐずで、抵抗する気力も悔しいと思う気待ちも、全て分からなくなってしまった……。
そして、私は意識を手放し、次に目が覚めた時は、ルイーザの姿で、ルイーザの部屋で眠っていた。
部屋の隅には見張りの侍女はいなかった。
昨夜の交わりで、私は何度もルキウス様と呼ばされ、何度ももっとして下さいと懇願させられた……。そのせいで、私が堕ちたとでも思っているのか……。置いても気絶させて部屋を脱走する私には、どうせ意味がないと思っているのか……。
どちらだろうな……。
私は、取り敢えず交わりの後の体が、気持ち悪かったので湯浴みをする事にした。私はルイーザと違い、侍女に手伝って貰わなくとも湯あみくらい出来る。
寧ろ、1人でゆっくりと入りたい派だ。侍女や女官に傅かれるのは嫌いだ。落ち着かない。
貴族の妾の子だった頃は、それが当たり前だったが、1人でウロウロするようになってからは、そういう生活が億劫になってしまった。
私は誰かに傅かれるような立派な人間ではない。
私は絶対に逃げてやる。逃げて、必ず自由な放浪生活を取り戻すのだ!
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