34 / 75
第一部
33.さらばだ……
「ル、ルキウス? 何故、怒っているのだ? 過去の話だろう? っ! ぐぅ、っ」
私がそう問いかけただけで、ルキウスに腹を殴られて、私は咳き込みながら、ルキウスを睨んだ。
「心が狭すぎる。器が小さい。1200年も前の話に嫉妬をするなど、滑稽だと思わっ、ゔっ、ああ、やめ、やめろっ! ぐっ、ゔぅ」
そう言った瞬間、ルキウスは私の両手を頭の上で拘束させ、先程のカットラスで両方の掌を貫通させた。手を串刺しにされ、私は呻きながら、ルキウスを睨んだ。
「っゔ、何故……この、ような事をするのだ? 私は……ルキウスを、選んだ、だろう? 其方を、愛している……と言ったのに……」
情けなさで涙が出てくる。かつて、私がした事なんて、今更どうにもならぬ。あの時はルキウスの事なんて知らなかったし……大体生まれてもいなかったくせに……。
「其方が私に初代皇帝を重ねているように、辺境伯に初代辺境伯を重ねているのではないのか?」
「は? そんな訳ないだろう。あの辺境伯、ヴェンツェルに似ても似つかぬではないか。あの肖像画を見れば分かるだろう?」
ま、まあ、ルキウスが気になったきっかけは、マルクスに似ていたからだ。その顔も声も……体格も持っている雰囲気も……全てが全て、マルクスそのものだ。
だが、知れば知るほどにルキウスとマルクスは似ていなかった。
マルクスはルキウスのように残忍ではないし、いつも血の匂いをさせていたりもしない。ルチアに一途で優しいし、仲間においても、恐怖で従わせるのではなく、慕われて周りがついてくるタイプだったしな。
それに、マルクスは私に手をあげた事は一度もなかった。当然のように暴力を振るうルキウスとは違う。
考えれば考える程に、ルキウスは最低だ。良いところなどない。
「それなのに……いつのまにか……ルキウスから、目を離せなくなっていた。最初は……確かに、マルクスに似ていたからだ……でも、今は違う……ルキウスと、マルクスは似ていない……」
「………………」
「っ! いっ……っぅ」
すると、ルキウスが私の手からカットラスを抜いたので、私は己の手を回復した後、先程殴られた腹も回復した。
容赦なく殴るから、色が変わってしまった腹を回復していると、ルキウスが私の事を押し倒した。
「ちょっと待て! まだ腹の回復が途中だ! 赤黒くなっていたのだ! ちゃんと回復させろ! 内臓に何かあったら、どうしてくれるのだ!?」
「うるさい。そのような事、知った事ではない」
「愛していると言ったくせに。愛している者に怪我をさせるなど、最低だぞ!」
私が喚いていると、ルキウスの膝が腹に入って、私は悶絶した。
鬼! 鬼だ! 何故、このように暴力を振るう事を何とも思わないのだ?
「ルキウスは、どうしたら私に暴力を振わなくなるのだ? どうすれば、優しくしてくれるのだ?」
「私は充分優しいだろう」
「………………」
私はルキウスの答えに首を傾げた。
どうやら優しいの見解が違うようだ。
「言っておくが、優しくなどない。ルキウスは間違えている! 女性は力で抑えつけてはいけないのだぞ! 手や剣を出す事は絶対に駄目だ!」
「其方は私の癇に障る天才だからな……、仕方があるまい」
「む!?」
そりゃあ、一言が多いのは認めるが、それでも殴らずに話し合うべきだろう。
「口があるのだから話し合え! そんな事ではルキウスを嫌いになるぞ!」
「はぁ、うるさい。分かったから、どうして欲しいか言ってみろ」
ルキウスが溜息を吐きながら、そう言ったので、私は意外そうにルキウスの顔をニマニマと覗き込むと、また腹を殴られたので、私はそういうところを直せ! と叫んだ。
「まずは暴力を振るわない。剣で斬りつけない。その当たり前の事が出来るようにならねば、私はこのまま出ていくぞ。此処なら転移の魔法陣も使えるしな」
まあ、従属の焼印があるが、今は別にそんな事はどうでも良い。これは脅しだ。
「……焼印があるのにか?」
「べ、別に、焼印の魔法陣に殺されたとしても、気にしない。命懸けで出て行ってやる!」
すると、ルキウスが起き上がり頭を抱えながら、深い溜息を吐いたので、私はルキウスの様子を伺いながら、ルキウスの言葉を待った。
「恐怖や痛みは一番分かりやすい。優しさや愛の言葉などのような取り繕ったものよりも、一番確かで信じられる感情だとは思えぬか?」
「ルキウス?」
私は、ルキウスが目に見えるものにしか安心できないのだと得心いった。恐怖や痛みを与えているうちは、己から離れることはないと思っているのだろうな。
そんなもので正常な判断力を奪ったとて、長続きはしない。
「ルキウスが臆病なのは分かった。だが、私を信じてくれ。私は……っ!」
「信じてくれ? はっ、私はその言葉は嫌いだ。虫唾が走る」
突然、ルキウスに顔を痛いくらいに掴まれて、私はルキウスをジッと見つめた。
本当にルキウスは誰も信用せず、そのように強がって、ずっと1人で生きてきたのだな。
「ルキウス! 私はルキウスの全てを受け止めてやる! 其方が願うなら服従だって何だってしてやる! だから信じてくれ! それに服従すれば、心地良く愛してくれるのだろう?」
「クッ、愚かな事だ」
ルキウスはそう言いながら、私をベッドへと組み敷いたので、私はルキウスに抱きついた。
「ルキウスは自信がないのだろう? 怖いのだろう? だから、恐怖で抑えつけようとするのだ。過去の傷を癒せるなどと大きな事を言うつもりなどない。だが、ルキウス……私はありのままの其方を愛してやる。だから、私を信じろ」
「クッ、恐怖でないのなら快感でだろう?」
「え?」
ルキウスが嘲笑するように、私を見下ろし、私の顎を掴んだ。
「生娘の身には刺激が強すぎたのだろう。其方は初代皇帝に似た私から与えられる悦楽を愛だと勘違いしているだけだ」
勘違い……?
そうではない。そうだったのなら、このように面倒な奴のそばにいようなどとは思わない。
従属の焼印など、私には怖くなどない。痛みや死への恐怖など、私を縛れるものではない。
快感だとて一緒だ。最初は屈辱でしかなかった。惑わされているのではない。
マルクスに似ているから気になったのも確かだ。それが入り口なのは否定しない。
だが、ただ気持ち良くなりたいだけなら、他に優しい男はいくらでもいるだろう。わざわざルキウスを選んだりはしない。
「ルキウスの馬鹿者! 勘違いしているのは其方だ! 確かに痛みや恐怖、不安というものは心の深いところに楔のように突き刺ささり抜けぬだろう! 欲望もそうだろう。だが、愛も快楽も同じ欲望だ! 始まりなど、どうでも良い! 大切なのは今何をどう思っているかだろう?」
私が覆い被さっているルキウスの胸を叩きながら、そう言うと……ルキウスは一度驚いた顔をした後、嘲笑するような顔で笑ったから……私は、転移の魔法陣を手早く描き、ルキウスの下から移動した。
「ルドヴィカ、貴様……」
扉の前に立ち、ルキウスに振り返ると、私は涙を流しながら、ルキウスに微笑んだ。
「ルキウスは私が何を言っても信じられないのだろう? やはり、愛しているという言葉は嘘だったのだろう? 私はそれでも良かった。茶番でも、いつかそれを貫けば本物になると思ったから」
「ルドヴィカ、戻れ」
私がボロボロと涙を流しているのを、ルキウスはベッドの上から悠然と見ているだけだ。近寄ってきて、その涙を拭う事すらせぬ。
結局、ルキウスが私を側に置いているのは、わたしが建国の魔女だからだ。その地位を確かなものとする存在だからだ。愛ではない。
それでも、拒絶されなければ、側にいようと思っていた。だが、ルキウスは私の気持ちすら勘違いだと否定する……そんなルキウスの側にはいられない。
「もう辛い……このような行き場のない辛い思いを抱えて、ルキウスの隣で生きるくらいならば、私は喜んで従属の魔法陣に殺されよう」
「ルドヴィカ! 戻れと言っているのが聞こえぬのか!!」
「ルキウス……さらばだ……」
私はルキウスが近づけないように己の周りに結界を張り、そして転移先が知られないように盗聴防止用の結界も二重に張った。
転移の魔法陣を描くと、ルキウスが慌てて、私に近寄り手を伸ばしたが無駄だ。この結界は何人たりとも近寄らせぬものだ。
ルキウス……さらばだ……。
「destinazione ───────」
私がそう問いかけただけで、ルキウスに腹を殴られて、私は咳き込みながら、ルキウスを睨んだ。
「心が狭すぎる。器が小さい。1200年も前の話に嫉妬をするなど、滑稽だと思わっ、ゔっ、ああ、やめ、やめろっ! ぐっ、ゔぅ」
そう言った瞬間、ルキウスは私の両手を頭の上で拘束させ、先程のカットラスで両方の掌を貫通させた。手を串刺しにされ、私は呻きながら、ルキウスを睨んだ。
「っゔ、何故……この、ような事をするのだ? 私は……ルキウスを、選んだ、だろう? 其方を、愛している……と言ったのに……」
情けなさで涙が出てくる。かつて、私がした事なんて、今更どうにもならぬ。あの時はルキウスの事なんて知らなかったし……大体生まれてもいなかったくせに……。
「其方が私に初代皇帝を重ねているように、辺境伯に初代辺境伯を重ねているのではないのか?」
「は? そんな訳ないだろう。あの辺境伯、ヴェンツェルに似ても似つかぬではないか。あの肖像画を見れば分かるだろう?」
ま、まあ、ルキウスが気になったきっかけは、マルクスに似ていたからだ。その顔も声も……体格も持っている雰囲気も……全てが全て、マルクスそのものだ。
だが、知れば知るほどにルキウスとマルクスは似ていなかった。
マルクスはルキウスのように残忍ではないし、いつも血の匂いをさせていたりもしない。ルチアに一途で優しいし、仲間においても、恐怖で従わせるのではなく、慕われて周りがついてくるタイプだったしな。
それに、マルクスは私に手をあげた事は一度もなかった。当然のように暴力を振るうルキウスとは違う。
考えれば考える程に、ルキウスは最低だ。良いところなどない。
「それなのに……いつのまにか……ルキウスから、目を離せなくなっていた。最初は……確かに、マルクスに似ていたからだ……でも、今は違う……ルキウスと、マルクスは似ていない……」
「………………」
「っ! いっ……っぅ」
すると、ルキウスが私の手からカットラスを抜いたので、私は己の手を回復した後、先程殴られた腹も回復した。
容赦なく殴るから、色が変わってしまった腹を回復していると、ルキウスが私の事を押し倒した。
「ちょっと待て! まだ腹の回復が途中だ! 赤黒くなっていたのだ! ちゃんと回復させろ! 内臓に何かあったら、どうしてくれるのだ!?」
「うるさい。そのような事、知った事ではない」
「愛していると言ったくせに。愛している者に怪我をさせるなど、最低だぞ!」
私が喚いていると、ルキウスの膝が腹に入って、私は悶絶した。
鬼! 鬼だ! 何故、このように暴力を振るう事を何とも思わないのだ?
「ルキウスは、どうしたら私に暴力を振わなくなるのだ? どうすれば、優しくしてくれるのだ?」
「私は充分優しいだろう」
「………………」
私はルキウスの答えに首を傾げた。
どうやら優しいの見解が違うようだ。
「言っておくが、優しくなどない。ルキウスは間違えている! 女性は力で抑えつけてはいけないのだぞ! 手や剣を出す事は絶対に駄目だ!」
「其方は私の癇に障る天才だからな……、仕方があるまい」
「む!?」
そりゃあ、一言が多いのは認めるが、それでも殴らずに話し合うべきだろう。
「口があるのだから話し合え! そんな事ではルキウスを嫌いになるぞ!」
「はぁ、うるさい。分かったから、どうして欲しいか言ってみろ」
ルキウスが溜息を吐きながら、そう言ったので、私は意外そうにルキウスの顔をニマニマと覗き込むと、また腹を殴られたので、私はそういうところを直せ! と叫んだ。
「まずは暴力を振るわない。剣で斬りつけない。その当たり前の事が出来るようにならねば、私はこのまま出ていくぞ。此処なら転移の魔法陣も使えるしな」
まあ、従属の焼印があるが、今は別にそんな事はどうでも良い。これは脅しだ。
「……焼印があるのにか?」
「べ、別に、焼印の魔法陣に殺されたとしても、気にしない。命懸けで出て行ってやる!」
すると、ルキウスが起き上がり頭を抱えながら、深い溜息を吐いたので、私はルキウスの様子を伺いながら、ルキウスの言葉を待った。
「恐怖や痛みは一番分かりやすい。優しさや愛の言葉などのような取り繕ったものよりも、一番確かで信じられる感情だとは思えぬか?」
「ルキウス?」
私は、ルキウスが目に見えるものにしか安心できないのだと得心いった。恐怖や痛みを与えているうちは、己から離れることはないと思っているのだろうな。
そんなもので正常な判断力を奪ったとて、長続きはしない。
「ルキウスが臆病なのは分かった。だが、私を信じてくれ。私は……っ!」
「信じてくれ? はっ、私はその言葉は嫌いだ。虫唾が走る」
突然、ルキウスに顔を痛いくらいに掴まれて、私はルキウスをジッと見つめた。
本当にルキウスは誰も信用せず、そのように強がって、ずっと1人で生きてきたのだな。
「ルキウス! 私はルキウスの全てを受け止めてやる! 其方が願うなら服従だって何だってしてやる! だから信じてくれ! それに服従すれば、心地良く愛してくれるのだろう?」
「クッ、愚かな事だ」
ルキウスはそう言いながら、私をベッドへと組み敷いたので、私はルキウスに抱きついた。
「ルキウスは自信がないのだろう? 怖いのだろう? だから、恐怖で抑えつけようとするのだ。過去の傷を癒せるなどと大きな事を言うつもりなどない。だが、ルキウス……私はありのままの其方を愛してやる。だから、私を信じろ」
「クッ、恐怖でないのなら快感でだろう?」
「え?」
ルキウスが嘲笑するように、私を見下ろし、私の顎を掴んだ。
「生娘の身には刺激が強すぎたのだろう。其方は初代皇帝に似た私から与えられる悦楽を愛だと勘違いしているだけだ」
勘違い……?
そうではない。そうだったのなら、このように面倒な奴のそばにいようなどとは思わない。
従属の焼印など、私には怖くなどない。痛みや死への恐怖など、私を縛れるものではない。
快感だとて一緒だ。最初は屈辱でしかなかった。惑わされているのではない。
マルクスに似ているから気になったのも確かだ。それが入り口なのは否定しない。
だが、ただ気持ち良くなりたいだけなら、他に優しい男はいくらでもいるだろう。わざわざルキウスを選んだりはしない。
「ルキウスの馬鹿者! 勘違いしているのは其方だ! 確かに痛みや恐怖、不安というものは心の深いところに楔のように突き刺ささり抜けぬだろう! 欲望もそうだろう。だが、愛も快楽も同じ欲望だ! 始まりなど、どうでも良い! 大切なのは今何をどう思っているかだろう?」
私が覆い被さっているルキウスの胸を叩きながら、そう言うと……ルキウスは一度驚いた顔をした後、嘲笑するような顔で笑ったから……私は、転移の魔法陣を手早く描き、ルキウスの下から移動した。
「ルドヴィカ、貴様……」
扉の前に立ち、ルキウスに振り返ると、私は涙を流しながら、ルキウスに微笑んだ。
「ルキウスは私が何を言っても信じられないのだろう? やはり、愛しているという言葉は嘘だったのだろう? 私はそれでも良かった。茶番でも、いつかそれを貫けば本物になると思ったから」
「ルドヴィカ、戻れ」
私がボロボロと涙を流しているのを、ルキウスはベッドの上から悠然と見ているだけだ。近寄ってきて、その涙を拭う事すらせぬ。
結局、ルキウスが私を側に置いているのは、わたしが建国の魔女だからだ。その地位を確かなものとする存在だからだ。愛ではない。
それでも、拒絶されなければ、側にいようと思っていた。だが、ルキウスは私の気持ちすら勘違いだと否定する……そんなルキウスの側にはいられない。
「もう辛い……このような行き場のない辛い思いを抱えて、ルキウスの隣で生きるくらいならば、私は喜んで従属の魔法陣に殺されよう」
「ルドヴィカ! 戻れと言っているのが聞こえぬのか!!」
「ルキウス……さらばだ……」
私はルキウスが近づけないように己の周りに結界を張り、そして転移先が知られないように盗聴防止用の結界も二重に張った。
転移の魔法陣を描くと、ルキウスが慌てて、私に近寄り手を伸ばしたが無駄だ。この結界は何人たりとも近寄らせぬものだ。
ルキウス……さらばだ……。
「destinazione ───────」
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
王宮の万能メイド、偏屈魔術師を餌付けする
葉山あおい
恋愛
王宮で働く勤続八年のメイド、エレナ・フォスター。仕事は完璧だが愛想がない彼女は、いつしか「鉄の女」と呼ばれ恐れられていた。
そんな彼女に下された辞令は、王宮の敷地内にありながら「魔窟」と呼ばれる『北の塔』の専属メイドになること。そこの主である宮廷魔術師団長・シルヴィス・クローデルは、稀代の天才ながら極度の人嫌い&生活能力ゼロの偏屈男だった!
ゴミ屋敷と化した塔をピカピカに掃除し、栄養失調寸前の彼に絶品の手料理を振る舞うエレナ。黄金色のオムレツ、とろける煮込みハンバーグ、特製カツサンド……。美味しいご飯で餌付けされた魔術師様は、次第にエレナへの独占欲を露わにし始めて――?
意地悪な聖女や侯爵夫人のいびりも、完璧なスキルで華麗に返り討ち。平民出身のメイドが、身分差を乗り越えて幸せな花嫁になるまでの、美味しくて甘いシンデレラストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】「元カノが忘れられないんでしょう?」と身を引いた瞬間、爽やか彼氏の執着スイッチが入りました
恋せよ恋
恋愛
「元カノが忘れられないなら、私が身を引くわくべきよね」
交際一周年、愛するザックに告げた決別の言葉。
でも、彼は悲しむどころか、見たこともない
暗い瞳で私を追い詰めた。
「僕を捨てる? 逃げられると思っているの、アン」
私の知る爽やかな王子の仮面が剥がれ落ち、
隠されていた狂おしいほどの独占欲が牙を剥く。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!