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本章1 ウォータリア編

籠の鳥43

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ヨッジー
「うおおお!マジか!でっけー熊の人形が」

女の子
「いけー!ベアタン!」

 それはカオスとしかいえない状況だった……
地上をファンシーで巨大な熊の人形が攻撃してくるかと思えば、
ヒーローを模したようなスーツに身を纏いありえないほどのパワーで攻撃してくる子、
空を飛ぶ鳥の様な飛行機のようなモノに乗り空から……

アクア
「主あぶない!」

べちゃ!

アクア
「あああ・・・・・・・・」

まさに絵に描いたようなうんちに押しつぶされる俺……

「にゃろめえええええ!」

あゆな
「おちついて相手は子供です」

ぐぬぬぬぬって漫画の中だけの言葉だと思ってたが今心からそのセリフが漏れそうだ

アネゴ
「しかし、これまたすごいわね……」

ゲンゾウ
「やりたい放題だな」

マリー
「わー!おもしろそ」

ウィズ
「下手に攻撃も出来ないし」

相手が子供ということもあるが、どうやらココにいる子供たちはどうやら城に住んでいる兵士たちの子供らしく、一緒についてきた兵士たち慌てふためいている。

ターニャ
「この先にターニャが」

子供A
「わーい、お客さんだ遊ぼう」

 近づいて来る子ども光線銃ようなモノを無邪気にぶっ放しながら近づいて来る、

ゲンゾウ
「無邪気なだけにたちが悪い」

ヨッジー
「どうするダイン?このままじゃ進めないぞ」

ダイン
「そうだ!寝かせるとかどうだろう」

ウィズ
「おお!それならなんかこの前からめちゃめちゃ鍛えられた催眠魔法が」

ターニャ
「おお、いつのまに」

ウィズ
「それは…じーーー」

ターニャ
「なんじゃ?みんなの視線が痛い」

「はあ、まあ良いやウィズさんお願いします!」

ウィズ
「はい!スリーピニングワールド」

広範囲の魔法陣が展開していく、すると……

 眠くなってきたのかウッツラウッツしだした子供達がその場で横になり始めた。

ヨッジー
「よっしゃ!」

アネゴ
「良い作戦ね」

イワミー
「今のうちに行きましょう」

ほとんどの子供が寝はじめたその時

子供B
「私眠くないもん!みんなもっと遊ぼう!」

頭上に巨大なラッパの様なモノが現れて、
耳が痛いほどの巨大な音を出し始めた
すると、うとうとしていた子供たちが目を覚まし始めた。

「ああ、良いとこまでいってたのに」

あゆな
「どうしたら…」

すると後ろに控えていたダイマオがすっと前に出て

ダイマオ
「こうすれば良いんだ!」

手に杖を持ち子供に向けて杖を振りかざした

「お前まさか!」

そして迷いなく杖を子供向かって……
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