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幼児編
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「ゆずるくん。おはよう」
「ほたるくんひさしぶりー!!」
僕はまたオメガクラスへ来ていた。
「このまえはごめんね?ぼく、ゆずるくんがアレルギーってしらなくて…」
「ううん、だいじょうぶ。なんともなかったし」
「でも…」
ん~…どうしよっかな。
「…じゃあおわびにぎゅーして」
「そのくらい!!」
蛍くんはぎゅーってしてくれた。
「えへへ~」
「はいはい。くっつくのはその辺にしないと睦樹が旦那様に報告しますよ?」
「…はぁい」
父さんに言われたんだよね。
『柚に番などまだ早い!!』って。
番について聞こうとしただけなのに…。
「そうそう。きょうはね、とくべつじゅぎょうのひなんだよ」
「とくべつじゅぎょう?」
…前に言ってたような。
「オメガのせんせいがくるの。オメガについておしえてくれるんだよ」
「へぇ…」
普段は教師すらいないのに。
…あれ?
職務怠慢?
それとも差別?
…母さんが言ってた差別ってこれのことかな。
オメガには教育すら施さないってこと?
いやいやいや、ダメでしょ。
憲法はどうした!!
平等うたってるんなら僕達にも教師つけろっ!!
…発情期に引っ張られるからか。
あれ?
ベータなら効果ないんじゃなかったっけ?
「ほたるくんひさしぶりー!!」
僕はまたオメガクラスへ来ていた。
「このまえはごめんね?ぼく、ゆずるくんがアレルギーってしらなくて…」
「ううん、だいじょうぶ。なんともなかったし」
「でも…」
ん~…どうしよっかな。
「…じゃあおわびにぎゅーして」
「そのくらい!!」
蛍くんはぎゅーってしてくれた。
「えへへ~」
「はいはい。くっつくのはその辺にしないと睦樹が旦那様に報告しますよ?」
「…はぁい」
父さんに言われたんだよね。
『柚に番などまだ早い!!』って。
番について聞こうとしただけなのに…。
「そうそう。きょうはね、とくべつじゅぎょうのひなんだよ」
「とくべつじゅぎょう?」
…前に言ってたような。
「オメガのせんせいがくるの。オメガについておしえてくれるんだよ」
「へぇ…」
普段は教師すらいないのに。
…あれ?
職務怠慢?
それとも差別?
…母さんが言ってた差別ってこれのことかな。
オメガには教育すら施さないってこと?
いやいやいや、ダメでしょ。
憲法はどうした!!
平等うたってるんなら僕達にも教師つけろっ!!
…発情期に引っ張られるからか。
あれ?
ベータなら効果ないんじゃなかったっけ?
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