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本編~3ヶ月目~
第52話~異世界の軽食~
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~新宿・歌舞伎町~
~新宿区役所 3階 開通室~
「接続先承認!」
「開通者承認!」
「通過者承認!」
「承認確認!コード0への穴、開通します!」
翌日、金曜日の午前中。僕はまた新宿区役所にやってきて、開通室で穴を開いてもらっていた。
マルチェッロはどうも仕事が忙しく手が離せないとのことで、転移課職員の方にお手伝いをしていただいている。
猫の耳と尻尾を持つ猫人族の女性が空間を両手で引き裂くように広げると、こちらに振り向いて穴の前でにこりと笑った。
「お待たせしました、カマンサックさん」
「すみません神代さん、よろしくお願いします」
感じのいい笑顔を見せる彼女に、そっと頭を下げる僕だ。
転移課職員の神代さんはワールドコード26A、「イルシャン」出身の入植者だ。故に、彼女が穴を接続できる先の世界もそこになる。
先日にマルチェッロから解説のあった通り、まずノーティスに繋ぎ、そこからそれぞれの異世界に移動してしばらく過ごした後、またノーティスを経由して地球に戻ってくる、というのが転移の流れだ。
どの世界に行ったとしても都合4回、内なる穴を獲得するチャンスがあることに変わりはない。
「それじゃ、ちゃっちゃと行きましょうか。午後からお仕事ですものね?」
「はい……すみません、お手数をおかけします」
僕の手を引く神代さんに再び頭を下げながら、僕は穴を通ってノーティスに――漆黒の闇に満ちた空間に踏み込んだ。そのまま僕の手を引く神代さんが、続けざまに穴を開く。
程なくして、再び薄膜を通り抜けるような感覚に襲われた次の瞬間に。
視界が一気に明るくなり、様々な色が目に飛び込んできた。
「はい、到着です。ここがワールドコード26Aのイルシャン、翫国の楊弁という都市です」
「へー……なんかすごい、エキゾチックな感じですね」
円筒形の朱塗りの柱と漆喰の壁を持つ建物を見上げる僕の隣で、神代さんは自慢げに胸を張った。
実際に行ったことがあるわけではないが、地球の中国という国の風景に似ている気がする。確か日本にも、横浜や神戸にこんな具合の街並みがあるんだったか。
喧騒は聞こえてくるが、人の姿はほとんどない。そこそこの規模の都市の裏路地、という具合なのだろう。
神代さんが僕から手を放して、勝手知ったる様子で歩き出した。
「ここ、私が昔住んでた街なんですよ。だから穴を開く時も具体的に場所を指定できるんです。
こっちが表通りですよ」
「な、なるほど……っていいんですか人のいる方に行って。僕、こんなですけど」
歩き出す神代さんの後を追いかけながら、困惑の色を隠せない僕だった。
何しろ僕はどこからどう見ても獣人である。この世界に僕と同じような姿をした種族がいるとも限らない。あんまり目立つような行動は慎んだ方がいいのではないかと思ったのだ。
しかし神代さんは歩みを止めないままにこりと笑う。
「大丈夫ですよ、イルシャンには動物系の種族はいっぱいいますから目立ちません。
犬人族だって言い張れば異世界人だとはばれませんから」
「は、はぁ……」
そう話す神代さんの言葉に、不安をぬぐえない僕だったが、その認識は表通りを一目見た瞬間に改まることになる。
むしろ人間がいないのだ。
半分以上の人が僕と同様に動物の頭部を持って毛皮に覆われているし、人間らしい形をしていても、神代さんがそうであるように動物の耳や尻尾、羽が生えている。
これは逆に、シフェールやパスティータのようなエルフの方が目立ってしまいそうだ。
表通りには屋台が立ち並び、蒸籠がほかほかと湯気といい香りを吐き出している。通りいっぱいに美味しそうな匂いが満ちていた。
「楊弁は飲食の街としても有名で、この屋台通りは街の名物なんですよ」
「へぇ、さっきからあちこちでいい香りがしていますね」
きょろきょろと、並ぶ屋台とそこに群がる人々に視線を投げながら、ふっと横を見ると。
神代さんの姿がない。
「あれっ?」
「すみませーん、ズーチューマントウ二つー!」
目を見張りながら再び視線を巡らせると、近くにある屋台の一つで声を張りながら小銭を握る神代さんの姿があった。早速何か買っているらしい。僕をほったらかして。
目を丸くして呆然と立ち尽くしていると、神代さんが両手に饅頭のような蒸しパンのような軽食を持って戻ってきた。
「カマンサックさん、お待たせしました」
「いいですけれど、何も言わないままいなくならないでくださいよ……なんですか、これ」
軽く口を尖らせながらも、僕の視線は神代さんの手の中に納まっている、紙で包まれた白い物体に注がれていた。
ふわふわと柔らかそうな生地は湯気を立てており、丸い形をして切れ目が入っている。その切れ目に、分厚く切られた肉が挟まっている。ちょうどコンビニで売られている肉まんのような雰囲気だ。
手に持ったその物体の一つを僕へと差し出しながら、神代さんが口を開く。
「煮豚饅頭です。要するに煮豚を挟んだ蒸しパンですね。
米粉と小麦粉と水を混ぜて蒸しあげた生地に、甘辛く煮た煮豚を挟んでいるんです。この屋台通りに並ぶ屋台のうち、これを出す屋台が半分を占めるくらいには人気がある軽食ですよ」
「半分も!?」
そう話しつつ、早速饅頭を口元に運ぶ神代さんだ。
それにしても、同じ品を出す屋台が、この狭い中にそんなにたくさんあるとは驚きだ。
それぞれの屋台で味付けが違うのかもしれないし、屋台によって客の好みに合わせているのかもしれないけれど、よくまあそれだけ競合相手がいながらにしてやっていけるものである。
ともあれ、僕は神代さんから受け取った饅頭に視線を落とした。蒸したてなのか、ほかほかと温かい饅頭。その白い生地に挟まった、濃い茶色に染まった煮豚。
何とも、食欲をそそる色と香りだ。冷めないうちに、パクっと頬張る。
と。
口の中を醤油と思しき芳ばしい香りと、生地の甘さが満たした。蒸されてもちもちとした食感の生地を噛むと旨味が染み出してくるし、そこに豚肉の脂と旨味が絡まってすごく美味しい。
「あっ……美味しい……」
「そうでしょう?美味しいので大人気なんです」
感嘆の声を漏らす僕の隣で、既に半分ほど饅頭を食べ進めていた神代さんが自慢ありげに微笑んだ。
なるほど、これは人気が出るわけである。
そのまま二口、三口、と饅頭を食べては咀嚼して、数分ほどで饅頭は僕の胃の中に納まった。サイズがそこそこあるせいか、煮豚のせいか、思っていたよりも腹持ちがいい。
「カマンサックさん、居酒屋の店長さんだから、異世界で食べれる美味しいものが何かあったら、紹介したいなと思ってたんですよねー」
「なるほど……だから表通りに連れてきたんですか、すぐに地球に帰らずに」
僕より早くに饅頭を食べ終えていた神代さんが包み紙をくしゃくしゃに丸めながら言う。それに対して言葉を返しながら、視線を屋台の方へと向ける僕だ。
確かに、異世界の食事というのは気になる。異世界の食事を地球で振る舞っている僕としては、色々な異世界で食べられる食事まで知識を広げていきたい。
そうして得た知識をもとに、陽羽南で提供する料理のヒントを掴むことが出来れば有難い話だ。
いつ僕達の中に内なる穴が開くのか、先行きは見えないけれど。こういう形で楽しみが付いてくるのなら苦にはならない。
「さて、食べ終わったことですし帰りましょうか、カマンサックさん。
包み紙捨ててくるので渡してもらえますか?」
「ゴミとは言えど、地球に持ち込むわけにはいかないでしょうしね。分かりました」
手を差し出す神代さんに微笑みを返しながら、僕は手の中の包み紙をくしゃっと丸めた。
機会があれば、またこの饅頭を食べに来たい、出来れば地球でも食べたいなどと思いながら、イルシャンの街並みを往く人波に、僕は背を向けるのだった。
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~新宿区役所 3階 開通室~
「接続先承認!」
「開通者承認!」
「通過者承認!」
「承認確認!コード0への穴、開通します!」
翌日、金曜日の午前中。僕はまた新宿区役所にやってきて、開通室で穴を開いてもらっていた。
マルチェッロはどうも仕事が忙しく手が離せないとのことで、転移課職員の方にお手伝いをしていただいている。
猫の耳と尻尾を持つ猫人族の女性が空間を両手で引き裂くように広げると、こちらに振り向いて穴の前でにこりと笑った。
「お待たせしました、カマンサックさん」
「すみません神代さん、よろしくお願いします」
感じのいい笑顔を見せる彼女に、そっと頭を下げる僕だ。
転移課職員の神代さんはワールドコード26A、「イルシャン」出身の入植者だ。故に、彼女が穴を接続できる先の世界もそこになる。
先日にマルチェッロから解説のあった通り、まずノーティスに繋ぎ、そこからそれぞれの異世界に移動してしばらく過ごした後、またノーティスを経由して地球に戻ってくる、というのが転移の流れだ。
どの世界に行ったとしても都合4回、内なる穴を獲得するチャンスがあることに変わりはない。
「それじゃ、ちゃっちゃと行きましょうか。午後からお仕事ですものね?」
「はい……すみません、お手数をおかけします」
僕の手を引く神代さんに再び頭を下げながら、僕は穴を通ってノーティスに――漆黒の闇に満ちた空間に踏み込んだ。そのまま僕の手を引く神代さんが、続けざまに穴を開く。
程なくして、再び薄膜を通り抜けるような感覚に襲われた次の瞬間に。
視界が一気に明るくなり、様々な色が目に飛び込んできた。
「はい、到着です。ここがワールドコード26Aのイルシャン、翫国の楊弁という都市です」
「へー……なんかすごい、エキゾチックな感じですね」
円筒形の朱塗りの柱と漆喰の壁を持つ建物を見上げる僕の隣で、神代さんは自慢げに胸を張った。
実際に行ったことがあるわけではないが、地球の中国という国の風景に似ている気がする。確か日本にも、横浜や神戸にこんな具合の街並みがあるんだったか。
喧騒は聞こえてくるが、人の姿はほとんどない。そこそこの規模の都市の裏路地、という具合なのだろう。
神代さんが僕から手を放して、勝手知ったる様子で歩き出した。
「ここ、私が昔住んでた街なんですよ。だから穴を開く時も具体的に場所を指定できるんです。
こっちが表通りですよ」
「な、なるほど……っていいんですか人のいる方に行って。僕、こんなですけど」
歩き出す神代さんの後を追いかけながら、困惑の色を隠せない僕だった。
何しろ僕はどこからどう見ても獣人である。この世界に僕と同じような姿をした種族がいるとも限らない。あんまり目立つような行動は慎んだ方がいいのではないかと思ったのだ。
しかし神代さんは歩みを止めないままにこりと笑う。
「大丈夫ですよ、イルシャンには動物系の種族はいっぱいいますから目立ちません。
犬人族だって言い張れば異世界人だとはばれませんから」
「は、はぁ……」
そう話す神代さんの言葉に、不安をぬぐえない僕だったが、その認識は表通りを一目見た瞬間に改まることになる。
むしろ人間がいないのだ。
半分以上の人が僕と同様に動物の頭部を持って毛皮に覆われているし、人間らしい形をしていても、神代さんがそうであるように動物の耳や尻尾、羽が生えている。
これは逆に、シフェールやパスティータのようなエルフの方が目立ってしまいそうだ。
表通りには屋台が立ち並び、蒸籠がほかほかと湯気といい香りを吐き出している。通りいっぱいに美味しそうな匂いが満ちていた。
「楊弁は飲食の街としても有名で、この屋台通りは街の名物なんですよ」
「へぇ、さっきからあちこちでいい香りがしていますね」
きょろきょろと、並ぶ屋台とそこに群がる人々に視線を投げながら、ふっと横を見ると。
神代さんの姿がない。
「あれっ?」
「すみませーん、ズーチューマントウ二つー!」
目を見張りながら再び視線を巡らせると、近くにある屋台の一つで声を張りながら小銭を握る神代さんの姿があった。早速何か買っているらしい。僕をほったらかして。
目を丸くして呆然と立ち尽くしていると、神代さんが両手に饅頭のような蒸しパンのような軽食を持って戻ってきた。
「カマンサックさん、お待たせしました」
「いいですけれど、何も言わないままいなくならないでくださいよ……なんですか、これ」
軽く口を尖らせながらも、僕の視線は神代さんの手の中に納まっている、紙で包まれた白い物体に注がれていた。
ふわふわと柔らかそうな生地は湯気を立てており、丸い形をして切れ目が入っている。その切れ目に、分厚く切られた肉が挟まっている。ちょうどコンビニで売られている肉まんのような雰囲気だ。
手に持ったその物体の一つを僕へと差し出しながら、神代さんが口を開く。
「煮豚饅頭です。要するに煮豚を挟んだ蒸しパンですね。
米粉と小麦粉と水を混ぜて蒸しあげた生地に、甘辛く煮た煮豚を挟んでいるんです。この屋台通りに並ぶ屋台のうち、これを出す屋台が半分を占めるくらいには人気がある軽食ですよ」
「半分も!?」
そう話しつつ、早速饅頭を口元に運ぶ神代さんだ。
それにしても、同じ品を出す屋台が、この狭い中にそんなにたくさんあるとは驚きだ。
それぞれの屋台で味付けが違うのかもしれないし、屋台によって客の好みに合わせているのかもしれないけれど、よくまあそれだけ競合相手がいながらにしてやっていけるものである。
ともあれ、僕は神代さんから受け取った饅頭に視線を落とした。蒸したてなのか、ほかほかと温かい饅頭。その白い生地に挟まった、濃い茶色に染まった煮豚。
何とも、食欲をそそる色と香りだ。冷めないうちに、パクっと頬張る。
と。
口の中を醤油と思しき芳ばしい香りと、生地の甘さが満たした。蒸されてもちもちとした食感の生地を噛むと旨味が染み出してくるし、そこに豚肉の脂と旨味が絡まってすごく美味しい。
「あっ……美味しい……」
「そうでしょう?美味しいので大人気なんです」
感嘆の声を漏らす僕の隣で、既に半分ほど饅頭を食べ進めていた神代さんが自慢ありげに微笑んだ。
なるほど、これは人気が出るわけである。
そのまま二口、三口、と饅頭を食べては咀嚼して、数分ほどで饅頭は僕の胃の中に納まった。サイズがそこそこあるせいか、煮豚のせいか、思っていたよりも腹持ちがいい。
「カマンサックさん、居酒屋の店長さんだから、異世界で食べれる美味しいものが何かあったら、紹介したいなと思ってたんですよねー」
「なるほど……だから表通りに連れてきたんですか、すぐに地球に帰らずに」
僕より早くに饅頭を食べ終えていた神代さんが包み紙をくしゃくしゃに丸めながら言う。それに対して言葉を返しながら、視線を屋台の方へと向ける僕だ。
確かに、異世界の食事というのは気になる。異世界の食事を地球で振る舞っている僕としては、色々な異世界で食べられる食事まで知識を広げていきたい。
そうして得た知識をもとに、陽羽南で提供する料理のヒントを掴むことが出来れば有難い話だ。
いつ僕達の中に内なる穴が開くのか、先行きは見えないけれど。こういう形で楽しみが付いてくるのなら苦にはならない。
「さて、食べ終わったことですし帰りましょうか、カマンサックさん。
包み紙捨ててくるので渡してもらえますか?」
「ゴミとは言えど、地球に持ち込むわけにはいかないでしょうしね。分かりました」
手を差し出す神代さんに微笑みを返しながら、僕は手の中の包み紙をくしゃっと丸めた。
機会があれば、またこの饅頭を食べに来たい、出来れば地球でも食べたいなどと思いながら、イルシャンの街並みを往く人波に、僕は背を向けるのだった。
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