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本編~3ヶ月目~
第54話~交通事故~
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~新宿・歌舞伎町~
~大久保病院~
お通しの仕込みもそこそこに、僕とディトは陽羽南の店舗を飛び出した。
幸いにして、大久保病院は同じ歌舞伎町の中。10分もかからずに病院の中に入ることが出来た。
総合病院の中とあって、待合スペースも広い。僕は焦りを覚えて視線を巡らせる。
「着いたはいいけど……エティはどこに」
「カマンサックさん、あそこ、バンフィさん達です!」
ディトが指さしたのは待合スペースの奥側。確かにアンバスの真っ赤な身体が見える。隣にはシフェールの長い金髪もあった。
駆けていきたい気持ちを押さえながら、僕とディトは足早にアンバス達が座るところへと近づいていく。
僕達の足音を聞きつけてか、アンバスのごつごつした顔がぐるりとこちらを向いた。
「おう、マウロ。ディトさんも一緒か。すまねぇな、仕込みの時間に」
「アンバス、状況を教えてくれ。エティは大丈夫なのか?」
「そうです、怪我の具合とか……」
病院の長椅子に腰掛ける三人を見下ろすようにしながら僕が口火を切ると、アンバスの表情がふっと和らいだ。右手を僕の肩にぽんと置きつつ、口角を上げた口を開く。
「安心しろ、大した怪我はしちゃいねぇ。ちょっと擦りむいたり、打ち身があったりするくらいだ」
「そうですか……あぁ、よかった……」
無事の報を聞いて、僕は思わず肩の力が抜けた。ディトもそうだったようで、安心したように脱力しては顔を覆っている。
しかし、それならそれで、アンバスの両脇を固めるシフェールとパスティータが神妙な顔をして俯いているのが気にかかる。
何か心配することが他にあるのか、と僕が訝しんでいると、パスティータが重たい口を開いた。
「……本当に、大丈夫なのかな。骨が折れてたりとかしたら、仕事に影響が……」
「大丈夫だって、パスティータも目の前で見ていただろ?エティが治癒を使っているのを。
魔法はきちんと発動していたんだ、心配するこたねぇよ」
パスティータの髪の短い頭を撫でながらアンバスが発した言葉に、僕は目を小さく見開いた。
「治癒を使ったのか?」
驚きを露わにする僕の言葉に、ゆっくりと頷くアンバスだ。
神聖魔法第一位階、治癒。怪我や病気を治療するのに使う、回復魔法の一番基礎になるものだ。教会のシスターも、治療院の医師も、全員がこの魔法を身に付けている。
勿論、僧侶であるエティも例外ではない。
本来は彼女は第四位階の滅傷まで使うことが出来るのだが、魔力の限られている地球では治療が限度だろう。
それならば僕としても安心というところだが、シフェールが苦々しい表情のままで口を開く。
「……確かに、車に弾き飛ばされた後もエティは自分の足で立ち上がった。傷を自分で治療しているのも見ている。
だが、自動車ほどの重量の物体が、あんな速度でぶつかってくるなど、私達の世界ではあり得ないだろう?
防壁も張れないで、あんな衝撃を……だから、どうしても心配で……」
そのままシフェールが話しだした、事故の状況はこうだ。
歌舞伎町と大久保の境目を通る都道を横断する時、一本右手側の細道から乗用車が一台、飛び出すように右折してきた。
先頭を歩いていたパスティータ、その後ろを歩いていたシフェールとアンバスは急いで走って渡り切ったものの、最後尾を歩いていたエティが車に突っ込まれた。
とっさに神聖魔法第一位階、魔法の盾である防壁を張ろうとしたが間に合わず、車はエティの身体の右側に衝突。
急ブレーキで沈み込んだ車のボンネットの上に乗りあげ、反動で道路に落下する形になったということだ。
すぐに救急車が手配され、その間およそ3分。その最中にエティはずっと、自分の腰に治癒をかけ続けていたという。
その話を聞いて、僕は唸った。
確かにそういう状況であれば、骨折を心配するパスティータやシフェールの懸念も尤もだ。治癒で治療したとしてもすぐに回復できるわけではない。
加えて地球には、チェルパでは大気中に満ちている魔力が存在しない。穴が開いた際に僕達の体内に流れ込み、蓄積する分しか使えないのだ。
確かに先月末、ミラセルマとラウラが転移してきた時にエティはその場にいた。僕自身、奔流のように叩きつけられる魔力を感じ取っている。それなりの量、魔力が体内にあるとは予想できるが、それでも。
僕が眉を寄せたところで、近くにあった診察室の扉が開く。中から、腰にコルセットを巻いたエティが姿を見せた。
「皆、おまたせ……あら?マウロもディトさんも、来てくれてたの?」
「エティ……大丈夫だったか?」
僕が心配しながらエティの腰に巻かれたコルセットに視線を向けると、エティはそのコルセットの上から、ポンと自分の腰を叩いてふわりと笑った。
「大丈夫よ、むち打ちになっただけだから。治癒のおかげで、痛みもそんなにひどくないわ」
そう言ってにこりと笑うエティの姿に、僕もディトも今度こそほうっと息を吐いて脱力した。
「そうか、よかった……骨が折れたりしていたらどうしようかと、心配で」
「そうですよ、ジスクールさんにもしものことがあったらって、私もカマンサックさんも心配で……そういえば、車を運転されていたお相手の方は?」
その場に膝をついて崩れ落ちそうになっているディトが、小さく首を傾げると。エティは苦笑しながら肩を大きく竦めた。
「それが、私よりも重傷で……首を痛めたのと、腕の骨を折ったのとで、今もまだ病院のベッドの中。
結構なスピードで突っ込んできてたから、衝撃も大きかったでしょうね……私の治療に精一杯で、その人の治療が出来なかったのが悔しいわ。魔力の量にも限りがあるものね」
ため込んだ魔力のほとんどを使ってしまった、と笑うエティの姿に、僕達は全員笑みを零していた。
自分が傷ついた時でも、他の傷ついた人のことを気に掛ける。それがたとえ自分を傷つけた相手であっても。
そんなエティの溢れんばかりの優しさに気持ちを癒されながら、僕達は大事なかったエティを伴って陽羽南に戻るのであった。
~第55話へ~
~大久保病院~
お通しの仕込みもそこそこに、僕とディトは陽羽南の店舗を飛び出した。
幸いにして、大久保病院は同じ歌舞伎町の中。10分もかからずに病院の中に入ることが出来た。
総合病院の中とあって、待合スペースも広い。僕は焦りを覚えて視線を巡らせる。
「着いたはいいけど……エティはどこに」
「カマンサックさん、あそこ、バンフィさん達です!」
ディトが指さしたのは待合スペースの奥側。確かにアンバスの真っ赤な身体が見える。隣にはシフェールの長い金髪もあった。
駆けていきたい気持ちを押さえながら、僕とディトは足早にアンバス達が座るところへと近づいていく。
僕達の足音を聞きつけてか、アンバスのごつごつした顔がぐるりとこちらを向いた。
「おう、マウロ。ディトさんも一緒か。すまねぇな、仕込みの時間に」
「アンバス、状況を教えてくれ。エティは大丈夫なのか?」
「そうです、怪我の具合とか……」
病院の長椅子に腰掛ける三人を見下ろすようにしながら僕が口火を切ると、アンバスの表情がふっと和らいだ。右手を僕の肩にぽんと置きつつ、口角を上げた口を開く。
「安心しろ、大した怪我はしちゃいねぇ。ちょっと擦りむいたり、打ち身があったりするくらいだ」
「そうですか……あぁ、よかった……」
無事の報を聞いて、僕は思わず肩の力が抜けた。ディトもそうだったようで、安心したように脱力しては顔を覆っている。
しかし、それならそれで、アンバスの両脇を固めるシフェールとパスティータが神妙な顔をして俯いているのが気にかかる。
何か心配することが他にあるのか、と僕が訝しんでいると、パスティータが重たい口を開いた。
「……本当に、大丈夫なのかな。骨が折れてたりとかしたら、仕事に影響が……」
「大丈夫だって、パスティータも目の前で見ていただろ?エティが治癒を使っているのを。
魔法はきちんと発動していたんだ、心配するこたねぇよ」
パスティータの髪の短い頭を撫でながらアンバスが発した言葉に、僕は目を小さく見開いた。
「治癒を使ったのか?」
驚きを露わにする僕の言葉に、ゆっくりと頷くアンバスだ。
神聖魔法第一位階、治癒。怪我や病気を治療するのに使う、回復魔法の一番基礎になるものだ。教会のシスターも、治療院の医師も、全員がこの魔法を身に付けている。
勿論、僧侶であるエティも例外ではない。
本来は彼女は第四位階の滅傷まで使うことが出来るのだが、魔力の限られている地球では治療が限度だろう。
それならば僕としても安心というところだが、シフェールが苦々しい表情のままで口を開く。
「……確かに、車に弾き飛ばされた後もエティは自分の足で立ち上がった。傷を自分で治療しているのも見ている。
だが、自動車ほどの重量の物体が、あんな速度でぶつかってくるなど、私達の世界ではあり得ないだろう?
防壁も張れないで、あんな衝撃を……だから、どうしても心配で……」
そのままシフェールが話しだした、事故の状況はこうだ。
歌舞伎町と大久保の境目を通る都道を横断する時、一本右手側の細道から乗用車が一台、飛び出すように右折してきた。
先頭を歩いていたパスティータ、その後ろを歩いていたシフェールとアンバスは急いで走って渡り切ったものの、最後尾を歩いていたエティが車に突っ込まれた。
とっさに神聖魔法第一位階、魔法の盾である防壁を張ろうとしたが間に合わず、車はエティの身体の右側に衝突。
急ブレーキで沈み込んだ車のボンネットの上に乗りあげ、反動で道路に落下する形になったということだ。
すぐに救急車が手配され、その間およそ3分。その最中にエティはずっと、自分の腰に治癒をかけ続けていたという。
その話を聞いて、僕は唸った。
確かにそういう状況であれば、骨折を心配するパスティータやシフェールの懸念も尤もだ。治癒で治療したとしてもすぐに回復できるわけではない。
加えて地球には、チェルパでは大気中に満ちている魔力が存在しない。穴が開いた際に僕達の体内に流れ込み、蓄積する分しか使えないのだ。
確かに先月末、ミラセルマとラウラが転移してきた時にエティはその場にいた。僕自身、奔流のように叩きつけられる魔力を感じ取っている。それなりの量、魔力が体内にあるとは予想できるが、それでも。
僕が眉を寄せたところで、近くにあった診察室の扉が開く。中から、腰にコルセットを巻いたエティが姿を見せた。
「皆、おまたせ……あら?マウロもディトさんも、来てくれてたの?」
「エティ……大丈夫だったか?」
僕が心配しながらエティの腰に巻かれたコルセットに視線を向けると、エティはそのコルセットの上から、ポンと自分の腰を叩いてふわりと笑った。
「大丈夫よ、むち打ちになっただけだから。治癒のおかげで、痛みもそんなにひどくないわ」
そう言ってにこりと笑うエティの姿に、僕もディトも今度こそほうっと息を吐いて脱力した。
「そうか、よかった……骨が折れたりしていたらどうしようかと、心配で」
「そうですよ、ジスクールさんにもしものことがあったらって、私もカマンサックさんも心配で……そういえば、車を運転されていたお相手の方は?」
その場に膝をついて崩れ落ちそうになっているディトが、小さく首を傾げると。エティは苦笑しながら肩を大きく竦めた。
「それが、私よりも重傷で……首を痛めたのと、腕の骨を折ったのとで、今もまだ病院のベッドの中。
結構なスピードで突っ込んできてたから、衝撃も大きかったでしょうね……私の治療に精一杯で、その人の治療が出来なかったのが悔しいわ。魔力の量にも限りがあるものね」
ため込んだ魔力のほとんどを使ってしまった、と笑うエティの姿に、僕達は全員笑みを零していた。
自分が傷ついた時でも、他の傷ついた人のことを気に掛ける。それがたとえ自分を傷つけた相手であっても。
そんなエティの溢れんばかりの優しさに気持ちを癒されながら、僕達は大事なかったエティを伴って陽羽南に戻るのであった。
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