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本編~4ヶ月目~
第71話~バテメンミッテ~
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~新宿・歌舞伎町~
~居酒屋「陽羽南」 歌舞伎町店~
「いらっしゃいませー!」
「「いらっしゃいませー!」」
開店時間の午後五時。今日もまた、次々にお客さんがやってくる。
もはや日参ペースのマルチェッロが、お決まりの専用の椅子に座ってにこにこと微笑んだ。
「いやぁ、すっかり新宿でも知られた店になりましたねぇ、カマンサックさん」
「ありがたいことに……新規のお客さんも、ちらほら来てくれていますし」
僕はカウンターの内側で笑みを返しながら、店内を見回した。
今日は土曜日。マルチェッロ、レミ、松尾さんの三人は開店時間からいつものようにカウンター席で三人並んで座っているし、常連客で無いお客さんも何組か、グループで来店してテーブル席についている。ご新規さんを何もせずに招き入れられるくらいに、店として成長したものだ。
カウンターに座った三人が、揃って嬉しそうにこくこくと頷く。
「ええ、ええ、いいことです」
「ありがとうございます……こちら、お通しです」
そんな彼らの前に、僕はお通しの小鉢を一つずつ置いた。彼らの後ろからはエティが、生ビールのジョッキを各々の前に置く。
その小鉢の中を見て、三人ともが目を見開いた。
「……む。これは、また新メニューですか?」
「色合い的に、メニューに新しく載った、あれか? ばてめん……」
小鉢の中に入れられているのは、淡い紅色をした扁平な焼き物だ。
がんもどきのような練り物にも見えるが、それにしては色がまんべんなく散っているし、表面も焼き色がついている以外は紅色だ。既製品の練り物の様相を呈していない。
これも、僕の故郷であるチェルパで食べられる料理だ。松尾さんがカウンター上のメニューに目をやる中、指を一本立てながら説明する。
「そうです、バテメンミッテ。いわゆる大根餅みたいな料理ですね。これも、僕の世界の郷土料理なんです」
そう、今日からメニューに載せ始めた新メニュー。僕達の故郷の料理を地球の食材で再現したもの、第四弾。それがこのバテメンミッテだ。
彼らの後ろから、アンバスがにこやかに笑いながら話に加わってくる。
「バテメンミッテは、俺達の国では日常的に食べられるローズビートの根をすりおろし、小麦粉と混ぜて丸めたのを焼いた料理だ。味付けは塩と酢、挽いたペペルの実のみ……さっぱりして、これが美味いんだ」
「ほう……」
彼の説明を受けて興味を引かれたか、マルチェッロがまず箸を伸ばした。
バテメンミッテはアンバスが説明した通り、ローズビートの根を細かくすりおろしたもの、小麦粉、塩、ペペルの実を挽いたものを水分を抜きながら混ぜ、手のひらくらいの大きさに丸めて平たくして焼いた料理だ。シュマル王国ではこの焼いたものを、塩と酢を混ぜたものに少し付けて食べる。
四等分にしてタレをからめたバテメンミッテを、マルチェッロが、松尾さんが、レミが頬張った。
「ほっ、熱々。そして結構弾力が、ありますね」
「もちもちしてて、その中にしゃきっとした歯ごたえもあって……へえ、新しい味わいだ」
二人の感想にホッと胸を撫で下ろしながら、僕は微笑みつつ説明をしていく。
「案外いいでしょう? こっちではローズビートが手に入らないんで、いつもラディッシュで代用しているんですが、存外上手く行きまして」
そう話しながら、僕は己の幸運に今更ながら感謝した。本当に、ラディッシュには常からお世話になっている。
地球ではローズビートが手に入らないので、ラディッシュを代わりに使っている。ローズビートを使うよりもしっかり水気を切らないとならないが、感覚的には近いものが作れていると思う。
と、バテメンミッテを食べ食べ、生ビールを飲んでいたレミがふと視線を落とした。
「ん……なんか、懐かしいな。昔、ばあちゃんが作ってくれた味を思い出す」
「ヴァルモンさんの故郷にも、似たようなお料理が?」
彼の零した言葉に、マルチェッロが興味深げに視線を投げる。それを受けて、目を細めながら彼は話し始めた。
「俺のじいちゃんとばあちゃんは、俺の故郷の国の……海岸沿いに住んでいて。こういう、根菜をすりおろしたものと小麦粉を混ぜてこねて、焼いたものをよく夕飯に出してくれたんだ。確かあれは魚醤だったかな、もう少し香りのあって、塩気の強い調味料で味付けして……」
話をしながら、故郷を思い出したのだろう、レミの目の端に涙が浮かぶ。
彼も、僕達同様、地球ではない異世界からやってきて、こちらで暮らしている人間だ。こちらに来てからそんなに時間も経っていない、故郷を懐かしむ思いも、まだまだあるだろう。
しんみりした空気の中、松尾さんがレミへとハンカチを差し出す。
「レミ君、ハンカチ、要るかい」
「ありがとうございます……大丈夫です、自分のがあるんで」
そう言いながら、レミは自分のスラックスのポケットからハンカチを取り出した。もうすっかり、彼もこちら側の人だ。サヴァラントではハンカチなんて、なかったであろうに。
自分のハンカチで目元を拭いながら、レミがうっすらと笑みを浮かべる。
「でも、いいな。今じゃもう味わえないと思っていたのに、この店でこんな形で再会できるなんて。ありがたい限りだ」
そう話す彼の笑顔に、同席するマルチェッロも松尾さんも、微笑まし気に笑っていた。
僕も同様だ。こうしてチェルパの人や、他の世界の人が、自分の故郷で食べられていた料理に触れられれば、どんなにいいことかと思う。こういうコンセプトで店をオープンして、徐々に料理を増やしていった甲斐があるというものだ。
「どういたしまして……おかわり、要ります? 通常メニューだともう少し多く量出しますけれど」
「いや、もう少し考える……とりあえず、ビールのおかわり貰えるか」
レミがぐ、と残り僅かになっていたジョッキのビールを飲み干す。お通しで出した分のバテメンミッテは二切れだけだったが、それで一杯やってしまったらしい。
と、それに関しては他の二人も同様だったようで、マルチェッロと松尾さんが揃って手を挙げる。
「あ、そうだカマンサックさん、私に澤乃井を一合、冷やでお願いします」
「あ、俺も澤乃井を小徳利で」
二人とも日本酒だ。頷いて、伝票にさらさらと書き留めながら声を張る。
「はーい。3席様生1、1席様と2席サワノイ一合いただきましたー!」
「ありがとうございまーす!」
僕が声を張れば、ホールの面々もしっかと声を張って。いい活気だ。土曜日はこうでなくては。
と、C卓のお客さんが手を挙げている。
「あ、すみませーん」
「はいよー、今行きまーす」
すぐに気が付いたアンバスがC卓へと向かう。あそこの席はご新規さんだったはずだ。事実、メニューを指さしながらアンバスへと問いかけている。
「メニューに載ってるこの、ぐすたーしゅ? ってのと、あのばてめんみって? っての、どんな料理なんですか?」
「すみません、検索しても出てこなくって……」
そっと眉尻を下げるお客さんの手にはスマートフォン。どうやらあれらの料理をネットで調べようとしてくれていたらしい。
ありがたい話だ。それと同時に申し訳なくもある。絶対、望む結果は出てこないだろうから。アンバスも磊落に笑いながら答えた。
「はっはっは、そりゃ失礼しました。うちの店のオリジナル……ってより、俺達の故郷で食べられてる料理なもんでね。これは……」
そうして、C卓のお客さんへと料理の説明を始めるアンバス。その大きな背中を見ながら、僕の目元は自然と緩んでいた。
「……ふふ」
「マウロ?」
小さく笑みを零した僕へと、シフェールが怪訝な顔を向けてくる。彼女に視線を向けながら、僕は小徳利に澤乃井 大辛口を注ぐ。
「いや、ご新規さんにもああして興味を持ってもらえると、嬉しいな、ってね」
「ああ、なるほど」
僕の答えに、彼女も納得したようで。すぐにA卓のピクルスとポテトフライを出すべく動き出す。
僕の声を聞いたか、マルチェッロが片肘をカウンターにつきながら口を開く。
「いやぁ、この調子ならもう少し、チェルパ由来の料理を出してもいいと思いますよ、カマンサックさん」
「何だったら、チキンボールや南蛮漬けも、あっち由来の名前に変えていいんじゃないか。あるんだろ、あっちの料理名が」
レミもレミで、運ばれてきたばかりの生ビールに口をつけつつ意見を言ってきた。
確かに、ここまで異世界由来の料理が出るようになったのだから、メニュー名の再考はありかもしれない。クラリス風水餃子はブレットにしてもいけるだろうし、アグロ風チキンボールは現地風のアヤム・マンゴレンにしてもいいだろう。
とはいえ、あまりチェルパを押し出しすぎてもよくない。それでご新規さんが陥ったように、この料理はなんの料理か、分からなくなっては意味が無いのだ。
「いや、まあ、ありますけれどね確かに。でもそれで伝わらなくなったらおしまいですから」
そう話しながら、僕は手元の包丁を止めない。僕の手元では、ポテトサラダに入れられるラディッシュのピクルスがみじん切りにされて、その時を待っていた。
~第72話へ~
~居酒屋「陽羽南」 歌舞伎町店~
「いらっしゃいませー!」
「「いらっしゃいませー!」」
開店時間の午後五時。今日もまた、次々にお客さんがやってくる。
もはや日参ペースのマルチェッロが、お決まりの専用の椅子に座ってにこにこと微笑んだ。
「いやぁ、すっかり新宿でも知られた店になりましたねぇ、カマンサックさん」
「ありがたいことに……新規のお客さんも、ちらほら来てくれていますし」
僕はカウンターの内側で笑みを返しながら、店内を見回した。
今日は土曜日。マルチェッロ、レミ、松尾さんの三人は開店時間からいつものようにカウンター席で三人並んで座っているし、常連客で無いお客さんも何組か、グループで来店してテーブル席についている。ご新規さんを何もせずに招き入れられるくらいに、店として成長したものだ。
カウンターに座った三人が、揃って嬉しそうにこくこくと頷く。
「ええ、ええ、いいことです」
「ありがとうございます……こちら、お通しです」
そんな彼らの前に、僕はお通しの小鉢を一つずつ置いた。彼らの後ろからはエティが、生ビールのジョッキを各々の前に置く。
その小鉢の中を見て、三人ともが目を見開いた。
「……む。これは、また新メニューですか?」
「色合い的に、メニューに新しく載った、あれか? ばてめん……」
小鉢の中に入れられているのは、淡い紅色をした扁平な焼き物だ。
がんもどきのような練り物にも見えるが、それにしては色がまんべんなく散っているし、表面も焼き色がついている以外は紅色だ。既製品の練り物の様相を呈していない。
これも、僕の故郷であるチェルパで食べられる料理だ。松尾さんがカウンター上のメニューに目をやる中、指を一本立てながら説明する。
「そうです、バテメンミッテ。いわゆる大根餅みたいな料理ですね。これも、僕の世界の郷土料理なんです」
そう、今日からメニューに載せ始めた新メニュー。僕達の故郷の料理を地球の食材で再現したもの、第四弾。それがこのバテメンミッテだ。
彼らの後ろから、アンバスがにこやかに笑いながら話に加わってくる。
「バテメンミッテは、俺達の国では日常的に食べられるローズビートの根をすりおろし、小麦粉と混ぜて丸めたのを焼いた料理だ。味付けは塩と酢、挽いたペペルの実のみ……さっぱりして、これが美味いんだ」
「ほう……」
彼の説明を受けて興味を引かれたか、マルチェッロがまず箸を伸ばした。
バテメンミッテはアンバスが説明した通り、ローズビートの根を細かくすりおろしたもの、小麦粉、塩、ペペルの実を挽いたものを水分を抜きながら混ぜ、手のひらくらいの大きさに丸めて平たくして焼いた料理だ。シュマル王国ではこの焼いたものを、塩と酢を混ぜたものに少し付けて食べる。
四等分にしてタレをからめたバテメンミッテを、マルチェッロが、松尾さんが、レミが頬張った。
「ほっ、熱々。そして結構弾力が、ありますね」
「もちもちしてて、その中にしゃきっとした歯ごたえもあって……へえ、新しい味わいだ」
二人の感想にホッと胸を撫で下ろしながら、僕は微笑みつつ説明をしていく。
「案外いいでしょう? こっちではローズビートが手に入らないんで、いつもラディッシュで代用しているんですが、存外上手く行きまして」
そう話しながら、僕は己の幸運に今更ながら感謝した。本当に、ラディッシュには常からお世話になっている。
地球ではローズビートが手に入らないので、ラディッシュを代わりに使っている。ローズビートを使うよりもしっかり水気を切らないとならないが、感覚的には近いものが作れていると思う。
と、バテメンミッテを食べ食べ、生ビールを飲んでいたレミがふと視線を落とした。
「ん……なんか、懐かしいな。昔、ばあちゃんが作ってくれた味を思い出す」
「ヴァルモンさんの故郷にも、似たようなお料理が?」
彼の零した言葉に、マルチェッロが興味深げに視線を投げる。それを受けて、目を細めながら彼は話し始めた。
「俺のじいちゃんとばあちゃんは、俺の故郷の国の……海岸沿いに住んでいて。こういう、根菜をすりおろしたものと小麦粉を混ぜてこねて、焼いたものをよく夕飯に出してくれたんだ。確かあれは魚醤だったかな、もう少し香りのあって、塩気の強い調味料で味付けして……」
話をしながら、故郷を思い出したのだろう、レミの目の端に涙が浮かぶ。
彼も、僕達同様、地球ではない異世界からやってきて、こちらで暮らしている人間だ。こちらに来てからそんなに時間も経っていない、故郷を懐かしむ思いも、まだまだあるだろう。
しんみりした空気の中、松尾さんがレミへとハンカチを差し出す。
「レミ君、ハンカチ、要るかい」
「ありがとうございます……大丈夫です、自分のがあるんで」
そう言いながら、レミは自分のスラックスのポケットからハンカチを取り出した。もうすっかり、彼もこちら側の人だ。サヴァラントではハンカチなんて、なかったであろうに。
自分のハンカチで目元を拭いながら、レミがうっすらと笑みを浮かべる。
「でも、いいな。今じゃもう味わえないと思っていたのに、この店でこんな形で再会できるなんて。ありがたい限りだ」
そう話す彼の笑顔に、同席するマルチェッロも松尾さんも、微笑まし気に笑っていた。
僕も同様だ。こうしてチェルパの人や、他の世界の人が、自分の故郷で食べられていた料理に触れられれば、どんなにいいことかと思う。こういうコンセプトで店をオープンして、徐々に料理を増やしていった甲斐があるというものだ。
「どういたしまして……おかわり、要ります? 通常メニューだともう少し多く量出しますけれど」
「いや、もう少し考える……とりあえず、ビールのおかわり貰えるか」
レミがぐ、と残り僅かになっていたジョッキのビールを飲み干す。お通しで出した分のバテメンミッテは二切れだけだったが、それで一杯やってしまったらしい。
と、それに関しては他の二人も同様だったようで、マルチェッロと松尾さんが揃って手を挙げる。
「あ、そうだカマンサックさん、私に澤乃井を一合、冷やでお願いします」
「あ、俺も澤乃井を小徳利で」
二人とも日本酒だ。頷いて、伝票にさらさらと書き留めながら声を張る。
「はーい。3席様生1、1席様と2席サワノイ一合いただきましたー!」
「ありがとうございまーす!」
僕が声を張れば、ホールの面々もしっかと声を張って。いい活気だ。土曜日はこうでなくては。
と、C卓のお客さんが手を挙げている。
「あ、すみませーん」
「はいよー、今行きまーす」
すぐに気が付いたアンバスがC卓へと向かう。あそこの席はご新規さんだったはずだ。事実、メニューを指さしながらアンバスへと問いかけている。
「メニューに載ってるこの、ぐすたーしゅ? ってのと、あのばてめんみって? っての、どんな料理なんですか?」
「すみません、検索しても出てこなくって……」
そっと眉尻を下げるお客さんの手にはスマートフォン。どうやらあれらの料理をネットで調べようとしてくれていたらしい。
ありがたい話だ。それと同時に申し訳なくもある。絶対、望む結果は出てこないだろうから。アンバスも磊落に笑いながら答えた。
「はっはっは、そりゃ失礼しました。うちの店のオリジナル……ってより、俺達の故郷で食べられてる料理なもんでね。これは……」
そうして、C卓のお客さんへと料理の説明を始めるアンバス。その大きな背中を見ながら、僕の目元は自然と緩んでいた。
「……ふふ」
「マウロ?」
小さく笑みを零した僕へと、シフェールが怪訝な顔を向けてくる。彼女に視線を向けながら、僕は小徳利に澤乃井 大辛口を注ぐ。
「いや、ご新規さんにもああして興味を持ってもらえると、嬉しいな、ってね」
「ああ、なるほど」
僕の答えに、彼女も納得したようで。すぐにA卓のピクルスとポテトフライを出すべく動き出す。
僕の声を聞いたか、マルチェッロが片肘をカウンターにつきながら口を開く。
「いやぁ、この調子ならもう少し、チェルパ由来の料理を出してもいいと思いますよ、カマンサックさん」
「何だったら、チキンボールや南蛮漬けも、あっち由来の名前に変えていいんじゃないか。あるんだろ、あっちの料理名が」
レミもレミで、運ばれてきたばかりの生ビールに口をつけつつ意見を言ってきた。
確かに、ここまで異世界由来の料理が出るようになったのだから、メニュー名の再考はありかもしれない。クラリス風水餃子はブレットにしてもいけるだろうし、アグロ風チキンボールは現地風のアヤム・マンゴレンにしてもいいだろう。
とはいえ、あまりチェルパを押し出しすぎてもよくない。それでご新規さんが陥ったように、この料理はなんの料理か、分からなくなっては意味が無いのだ。
「いや、まあ、ありますけれどね確かに。でもそれで伝わらなくなったらおしまいですから」
そう話しながら、僕は手元の包丁を止めない。僕の手元では、ポテトサラダに入れられるラディッシュのピクルスがみじん切りにされて、その時を待っていた。
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