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本編~4ヶ月目~
第74話~暗黒の痛み~
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~ワールドコード0・ノーティス~
体表を静かに撫でられるようにして、10分が経った頃だろうか。ふと、ゴフィムの手が僕の胸の下で止まった。
「……はい、ここです。横隔膜直下、腹腔の中に開けましょう」
「……はい」
示されたのは、胸骨の下辺り。僕の身体の真ん中とも言えるそこを触りながら、彼が僕の目を見た。
「マウロさん、いいですか。これから貴方は、これまで体験したことが無いであろうレベルの苦痛に晒されます。『暗黒の痛み』と呼ばれる、強烈な痛みです」
「暗黒の、痛み……ですか」
真剣な表情で話す彼の言葉を、僕は反芻する。
暗黒の痛み。随分な名前だ。不死性を有する彼らがそこまで名付けるとなると、並大抵の痛みでないことは想像に難くない。
僕の胸骨の下を指先でぐ、と押し込みながら、ゴフィムが言う。
「痛むあまり目の前が真っ暗になるがゆえに、そう言われます。これが、一時間から二時間は継続します。気をしっかり持ってください」
「はい……頑張ります」
彼の言葉に、僕は小さく首を前後させた。両手両足が拘束されて宙に浮かぶ形なので、このくらいしか意思表示が出来ない。
ここから、僕の孤独な戦いが始まる。失敗したら、死ぬ……どころではない。存在がこの世界から消え去ってしまう。死に目を皆に看取ってもらうことも出来ない。
だが、やるしかない。ここまで来たら後戻りなど出来ないのだ。覚悟を決めて僕は、僕の横に立つゴフィムの顔と、全くの闇を形作っている結界を見た。
「では、いきますよ」
僕の顔を見て小さく頷いたゴフィムが、小さく僕の胸骨の下辺りで印を描く。何重にも、複雑に印を描きながら、珍しく彼にしては長い詠唱を発した。
「心填拡超、哭隠壊崩。境門界通、詞留留留!」
「っ……!」
最後のルの音が三つ連なり、僕の身体に彼の指が触れた、次の瞬間だ。
身体の骨が、筋肉が、ぎしぎしときしむ音を立てながら、僕の体の中心点に引き込まれるような感覚を覚えた。
「う――っ!?」
「来ましたね。こらえて!」
瞬間、目の前が一瞬暗くなる。意識が僅かの間だけ途切れたのも分かった。ゴフィムの声が不自然に歪む。
痛い。皮膚を貫かれて痛いとか、骨が砕けて痛いとか、そういう痛覚に訴えかける痛みとは性質が違う。もっと根源的な、僕という存在そのものを損なわれているかのような痛みだ。
そのまま目をぎゅっと閉じて、必死に歯を食いしばる。歯の根が震えてガタガタ口の中で音が鳴った。食いしばった歯に巻き込まれた口内の皮膚が、すぐに噛みちぎられた。
「っ、く、う、う……!!」
「ほう、叫ばずにいられるとは。流石です、マウロさん。続けますよ!」
叫ばなかった僕を褒めながら、ゴフィムはなおも術をかけ続ける。
痛みは既に胸や腹だけではない、両の腕や足、頭にまで及んでいた。文字通りに全身が全て痛い。頭の中でスパークが弾けるような感覚がして、視界に星が散った。
出来ることなら、地面に転がってのたうち回りたい。両腕を切り離して腹に突き立ててしまいたくなる。しかし、四肢が拘束されているからそれも叶わない。僕はただ、耐えて、耐えて、呻いて、叫んでとするしか無いのだ。
それから体感時間では20分くらいだっただろうか。もう、時間の感覚も曖昧で始まってからどのくらいが経過したのかも分からない。だんだんと痛みの性質が変わってきた。
今までは身体の中に開いた空白に、身体の中の組織が根こそぎ吸い込まれるような激しい痛みだった。それが今は、身体の中心から僕の身体全てに向かって、強烈なエネルギーを突っ込まれるような痛みがある。先程までよりは痛み方が弱く、ようやく僕は目を見開くことが出来るようになっていた。
「くっ、ぐ、う――!!」
「いい調子です……分かりますか? 貴方の身体が、今、ワールドコード1E7、チェルパと繋がり始めていますよ!」
ゴフィムの顔にも脂汗が浮かんでいる。彼も必死に戦っているのだ。僕の生命を無為に散らすまいと、術を完遂させるべく奮闘している。
ここで負けるわけにはいかない、終わるわけにはいかない。僕がきっと結界の天井を見上げた時だ。
「あ……!!」
結界の暗黒に、一瞬だけ別の何かが映った。
漆黒の闇の中。無数の光が小さく瞬いている。その光が冷たく光る中、ひときわ大きく、青い星が見えた。
それは、地球に転移してきた直後に転移課で行われた常識講習で見た、地球の実態を説明するビデオ映像で見た、地球の姿によく見ていた。
暗闇の宇宙に浮かぶ青い星。その星には雲が渦巻き、青い海が広がり、陸地があり。その陸地はかつて王都のギルドで目にした世界地図の形に、よく似ていた。
「っく、い、今のは……うぅぅっ!!」
「んっ……見えましたか、何かが」
思わず僕の口から言葉が漏れる。その言葉を聞いたゴフィムが、驚いた目をしながら僕を見た。彼の顔を見ながら、僕は途切れ途切れに言葉を吐き出す。
「わ、分かりま、せん……何か、暗闇の中、青い星が、浮かんでいて……」
「ほう……会話が成り立つとは。そこも驚きですが、本当に驚くべきはそこではありません」
僕と会話が成立したことにゴフィムが驚いた。術の開始直後に僕が叫ばなかったことにも驚いていたから、きっと本来はこの術を受ける人は叫び続けて、会話なんて望めないのだろう。
額の脂汗を拭うこともせず、ゴフィムはうっすらと笑いながら僕に言葉をかけた。
「想像でしかないですが、きっとマウロさんが見たのは『チェルパ』という星そのものでしょう。『アース』という世界の中で地球があるように、『チェルパ』という世界の中で人々が生きる惑星……それを見たのだと思います」
その言葉を聞いて、驚いた僕だ。
地球がそういう風に宇宙に浮かんでいて、この「アース」という世界がそうした宇宙の集まりで出来ていることは教えてもらった。しかしまさか、他の世界でも世界はそういう風に出来ているだなんて。
ということは、僕が先程一瞬だけ目にしたのは。信じがたいがもしかして、かつて僕達が暮らしていた、あの大地のある星だというのか。
「星……僕達の生きる……!?」
「そうです。どこの宇宙でもそうですよ、世界の中に広がる宇宙があって、その中に人々が生きる惑星があって、その中で皆が生きている。勿論、一つに限った話ではないですが」
そう話しながら、ゴフィムが一層僕の身体に手を押し当てる。痛みはまだまだ強いが、だんだんと落ち着きを取り戻しているように感じた。
始まってから僕の感覚ではおおよそ35分。早い気もするが、もうすぐ何かが変わると思わされる感覚がある。
「世界の姿が見えたということはいい兆候ですよマウロさん、もう少しの辛抱です!」
「ぐ、は、はい……!!」
彼の言葉を信じて、僕は両手両足に力を入れた。今までとは明らかに違う。身体に何かが満ち満ちているのが分かる。
もうすぐ、もうすぐで終わる。目的を達成することが出来る。ここまで来たらどんな穴を開けられるようになろうが構わない。生き延びられればそれでいい。
「う、あ、あぁぁぁ……!!」
「おお……っ!?」
思わず口から声が漏れる。それと同時にゴフィムの驚くような声が聞こえた。
視界の端から何やら光が見える。どこだ、どこから光が発せられている。
そのまま。
「あぁぁぁぁぁ――!!!」
僕の全身全霊を乗せた叫び声とともに、結界の内側がまばゆい光に包まれた。
~第75話へ~
体表を静かに撫でられるようにして、10分が経った頃だろうか。ふと、ゴフィムの手が僕の胸の下で止まった。
「……はい、ここです。横隔膜直下、腹腔の中に開けましょう」
「……はい」
示されたのは、胸骨の下辺り。僕の身体の真ん中とも言えるそこを触りながら、彼が僕の目を見た。
「マウロさん、いいですか。これから貴方は、これまで体験したことが無いであろうレベルの苦痛に晒されます。『暗黒の痛み』と呼ばれる、強烈な痛みです」
「暗黒の、痛み……ですか」
真剣な表情で話す彼の言葉を、僕は反芻する。
暗黒の痛み。随分な名前だ。不死性を有する彼らがそこまで名付けるとなると、並大抵の痛みでないことは想像に難くない。
僕の胸骨の下を指先でぐ、と押し込みながら、ゴフィムが言う。
「痛むあまり目の前が真っ暗になるがゆえに、そう言われます。これが、一時間から二時間は継続します。気をしっかり持ってください」
「はい……頑張ります」
彼の言葉に、僕は小さく首を前後させた。両手両足が拘束されて宙に浮かぶ形なので、このくらいしか意思表示が出来ない。
ここから、僕の孤独な戦いが始まる。失敗したら、死ぬ……どころではない。存在がこの世界から消え去ってしまう。死に目を皆に看取ってもらうことも出来ない。
だが、やるしかない。ここまで来たら後戻りなど出来ないのだ。覚悟を決めて僕は、僕の横に立つゴフィムの顔と、全くの闇を形作っている結界を見た。
「では、いきますよ」
僕の顔を見て小さく頷いたゴフィムが、小さく僕の胸骨の下辺りで印を描く。何重にも、複雑に印を描きながら、珍しく彼にしては長い詠唱を発した。
「心填拡超、哭隠壊崩。境門界通、詞留留留!」
「っ……!」
最後のルの音が三つ連なり、僕の身体に彼の指が触れた、次の瞬間だ。
身体の骨が、筋肉が、ぎしぎしときしむ音を立てながら、僕の体の中心点に引き込まれるような感覚を覚えた。
「う――っ!?」
「来ましたね。こらえて!」
瞬間、目の前が一瞬暗くなる。意識が僅かの間だけ途切れたのも分かった。ゴフィムの声が不自然に歪む。
痛い。皮膚を貫かれて痛いとか、骨が砕けて痛いとか、そういう痛覚に訴えかける痛みとは性質が違う。もっと根源的な、僕という存在そのものを損なわれているかのような痛みだ。
そのまま目をぎゅっと閉じて、必死に歯を食いしばる。歯の根が震えてガタガタ口の中で音が鳴った。食いしばった歯に巻き込まれた口内の皮膚が、すぐに噛みちぎられた。
「っ、く、う、う……!!」
「ほう、叫ばずにいられるとは。流石です、マウロさん。続けますよ!」
叫ばなかった僕を褒めながら、ゴフィムはなおも術をかけ続ける。
痛みは既に胸や腹だけではない、両の腕や足、頭にまで及んでいた。文字通りに全身が全て痛い。頭の中でスパークが弾けるような感覚がして、視界に星が散った。
出来ることなら、地面に転がってのたうち回りたい。両腕を切り離して腹に突き立ててしまいたくなる。しかし、四肢が拘束されているからそれも叶わない。僕はただ、耐えて、耐えて、呻いて、叫んでとするしか無いのだ。
それから体感時間では20分くらいだっただろうか。もう、時間の感覚も曖昧で始まってからどのくらいが経過したのかも分からない。だんだんと痛みの性質が変わってきた。
今までは身体の中に開いた空白に、身体の中の組織が根こそぎ吸い込まれるような激しい痛みだった。それが今は、身体の中心から僕の身体全てに向かって、強烈なエネルギーを突っ込まれるような痛みがある。先程までよりは痛み方が弱く、ようやく僕は目を見開くことが出来るようになっていた。
「くっ、ぐ、う――!!」
「いい調子です……分かりますか? 貴方の身体が、今、ワールドコード1E7、チェルパと繋がり始めていますよ!」
ゴフィムの顔にも脂汗が浮かんでいる。彼も必死に戦っているのだ。僕の生命を無為に散らすまいと、術を完遂させるべく奮闘している。
ここで負けるわけにはいかない、終わるわけにはいかない。僕がきっと結界の天井を見上げた時だ。
「あ……!!」
結界の暗黒に、一瞬だけ別の何かが映った。
漆黒の闇の中。無数の光が小さく瞬いている。その光が冷たく光る中、ひときわ大きく、青い星が見えた。
それは、地球に転移してきた直後に転移課で行われた常識講習で見た、地球の実態を説明するビデオ映像で見た、地球の姿によく見ていた。
暗闇の宇宙に浮かぶ青い星。その星には雲が渦巻き、青い海が広がり、陸地があり。その陸地はかつて王都のギルドで目にした世界地図の形に、よく似ていた。
「っく、い、今のは……うぅぅっ!!」
「んっ……見えましたか、何かが」
思わず僕の口から言葉が漏れる。その言葉を聞いたゴフィムが、驚いた目をしながら僕を見た。彼の顔を見ながら、僕は途切れ途切れに言葉を吐き出す。
「わ、分かりま、せん……何か、暗闇の中、青い星が、浮かんでいて……」
「ほう……会話が成り立つとは。そこも驚きですが、本当に驚くべきはそこではありません」
僕と会話が成立したことにゴフィムが驚いた。術の開始直後に僕が叫ばなかったことにも驚いていたから、きっと本来はこの術を受ける人は叫び続けて、会話なんて望めないのだろう。
額の脂汗を拭うこともせず、ゴフィムはうっすらと笑いながら僕に言葉をかけた。
「想像でしかないですが、きっとマウロさんが見たのは『チェルパ』という星そのものでしょう。『アース』という世界の中で地球があるように、『チェルパ』という世界の中で人々が生きる惑星……それを見たのだと思います」
その言葉を聞いて、驚いた僕だ。
地球がそういう風に宇宙に浮かんでいて、この「アース」という世界がそうした宇宙の集まりで出来ていることは教えてもらった。しかしまさか、他の世界でも世界はそういう風に出来ているだなんて。
ということは、僕が先程一瞬だけ目にしたのは。信じがたいがもしかして、かつて僕達が暮らしていた、あの大地のある星だというのか。
「星……僕達の生きる……!?」
「そうです。どこの宇宙でもそうですよ、世界の中に広がる宇宙があって、その中に人々が生きる惑星があって、その中で皆が生きている。勿論、一つに限った話ではないですが」
そう話しながら、ゴフィムが一層僕の身体に手を押し当てる。痛みはまだまだ強いが、だんだんと落ち着きを取り戻しているように感じた。
始まってから僕の感覚ではおおよそ35分。早い気もするが、もうすぐ何かが変わると思わされる感覚がある。
「世界の姿が見えたということはいい兆候ですよマウロさん、もう少しの辛抱です!」
「ぐ、は、はい……!!」
彼の言葉を信じて、僕は両手両足に力を入れた。今までとは明らかに違う。身体に何かが満ち満ちているのが分かる。
もうすぐ、もうすぐで終わる。目的を達成することが出来る。ここまで来たらどんな穴を開けられるようになろうが構わない。生き延びられればそれでいい。
「う、あ、あぁぁぁ……!!」
「おお……っ!?」
思わず口から声が漏れる。それと同時にゴフィムの驚くような声が聞こえた。
視界の端から何やら光が見える。どこだ、どこから光が発せられている。
そのまま。
「あぁぁぁぁぁ――!!!」
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