極悪な悪役貴族に転生したが、最弱設定の操作魔法を過剰な努力で極めて作中最強になる~俺を断罪するヒロインを助けたら、全員ヤンデレ化して離れない

青空あかな

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第47話:最初の試験②

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【ギルベルト・フォルムバッハ】
 性別:男
 年齢:15歳
 Lv:52/99
 体力値:8310
 魔力値:9190
 魔法系統:操作魔法(系統Lv8:/10)
 操作対象:①無生物 ②小動物 ③魔法(使用者が自分以外) ④人間 ⑤魔物
 称号:立派な貴族令息、早く死なないでほしい人No.1、死神が来たら喜んで守りたい男、大変な努力家、人間、常識破り、並み局部、異例の合格者(New!)、期待の一年生(New!)、半信半疑男(New!)、恐ろしい同級生(New!)、ボクの……師匠……(New!)


 結論から言うと、能力値がどれも結構上昇していた。
 一年修行したわけだが、中盤からは座学の時間も増えたから、レベルの伸び幅はこれくらいが妥当だろう。
 というか、十分過ぎるほど強くなっているが。
 逆に、レベル上げの楽しみが残ったと言える。
 操作対象に魔物が入ったのはでかいな。
 学園では戦う機会がぐっと増える。
 もっとも、高ランクの魔物は操作に難儀するだろうが、むしろ望むところだ。
 称号は、入学試験をクリアしたからか少し増えていた。
 概ね、教師陣からは好評価のようで安心する。
 だが、半信半疑男や恐ろしい同級生という称号を見る限り、やはりまだ俺の悪名は健在のようだ。
 これからも頑張らねば。
 そして、この中で一番気になるのは……。

 ――ボクの……師匠……、ってなんだ?

 極めて謎だ。
 そもそも、誰の称号なのかわからん。
 こんなの原作でも見たことがない。
 しばし物思いにふけったところで、カレンに服の袖をくいっと引かれ現実に戻った。

「ギルベルト、見て。魔物がいたわ」
「……ん? ほんとだ」

 考えるのはそこまでにして、試験に集中しよう。
 称号も評判も、全ては自分の行いで変わる。
 俺は俺にできることをするだけだ。
 少し離れた木の上に、土蜥蜴がいた。
 全長1mほどの大きな蜥蜴で、こいつはE級。
 レベルは7か8くらいだったかな。
 学園に入学したての生徒では、ちょっとだけ倒すのが大変。
 カレンはやや緊張した様子で話す。
 
「また作戦通りに倒す? 私の魔力はまだまだあるわよ」
「そうだなぁ……。今回は俺一人で戦ってみてもいいか? ちょっと試したいことがあるんだ」
「もちろんよ。援護が必要だったら教えてね」
「ありがとう、カレン」

 カレンから離れ、魔物の下に向かう。
 土蜥蜴は俺を見つけると、シュタッと地面に降りた。
 襟巻きを広げ威嚇する。
 "キタルの森"に棲む魔物は、どれも好戦的な種族が揃えられている。
 無論、生徒とのバトルを誘発させるためだ。
 その反面、基本的に低級の魔物ばかりだ。
 操作魔法を鍛えるには絶好の場所と言える。
 土蜥蜴は魔力を溜めると、土の塊を放った。

『キシャアアアッ!』

 こいつは食した土を塊にして放つことができるのだ。
 ただの土と侮る事なかれ。
 当たると意外と体力を削られるのだ。
 余計なダメージは喰らいたくないので、操作魔法で対応だ。

「《土弾操作》」

 魔力を飛ばすと、土の塊は空中で動きを止めた。
 ふるふると震える。
 よし、このまま跳ね返すぞ。
 土の塊を勢いよく土蜥蜴の胴体に当てた。

『グァァッ!』

 土蜥蜴はひるみ、カレンは拍手してくれた。
 せっかくだから、色んな攻撃方法を溜めそう。
 魔法は使えば使うほど熟練度が上がるからな。
 まずは土蜥蜴の操作だ。
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