7 / 15
7.初めての夜に ① *
しおりを挟む馬車で走ること四日。
新たな生活の拠点となる別荘に到着した。
小高い丘の上にある別荘は、品のある佇まいだ。
気候の穏やかな地で、季節はもう冬だというのに、そこまで寒くない。
「なかなか良い所だろう?冬は雪も降らないし、過ごしやすい気候だ。少し行けば川や森もあるし、眺めの良い場所もあるから、今度行ってみよう。」
「ここからの景色もとても素敵よ。気に入ったわ。」
早速、私とジリアンは別荘に入った。
「使用人は、基本的には常駐しない。食事や清掃などは、通ってもらうことにしたよ。」
「大丈夫よ。ここでは、いろんなことをしてみたいわ。ジリアン、教えてね?」
「俺に出来ないことは無いさ。任せとけ!」
ジリアンは本当に頼もしい。
手先は器用だし、何に対しても意欲的で、最終的にはものにする。
そんなジリアンに教えを乞うのは楽しみだ。
「部屋に行こうか。」
ジリアンは、二階の大きな部屋に私を案内した。
ゆったり座れるソファに、二人にしてはちょっと大きめなテーブル、カーテンや絨毯は遠目で見ても高級感がある。
しかも部屋全体の色調は、私が好きな薄いグリーンだ。
サイドテーブルには、真っ赤な薔薇の花まで生けてある。
完全に私の好みをコンプリートしている。
「あれ…?す、凄く、素敵なお部屋だけど…あれ…?」
「そんなに驚くなよ。今日から同じ部屋で寝るからな。夫婦なんだから当たり前だ。」
私は、ちょっと焦った。
ジリアンと本当に夫婦として過ごすんだ。
「ユリアナ、ベッドに行こう。」
ジリアンは私をさっと抱き上げて、ベッドまで連れて行く。
ベッドの上に座り、動揺している私はジリアンをじっと見つめた。
「ユリアナ、俺は今から君を抱く。」
「え…?」
ジリアンは私を押し倒し、ドレスを脱がせてゆく。
うつ伏せにされ、コルセットの紐を解き、顕になった背中に口付ける。
「綺麗だ、ユリアナ…」
ちゅっと音を立て、背中から腰へ唇が下がっていく。
何だかゾクゾクして私は落ち着かない。
「んぁ…や、めて…」
「ダメだ、やめない。」
ジリアンは私を座らせて、ドレスを剥いでいく。
完全にドレスを脱がされ、後ろから両手で乳房を撫でられると、私のゾクゾクは全身に広がる。
「ゃだ…変…」
乳首を摘まれて、下腹に甘い痺れが走る。
私の反応を楽しむかのように、耳元でくすっと笑い、耳朶を舐める。
ジリアンの左手は乳首を、右手は更に下がり陰核をくにくにと摘んで転がす。
「あぁんっ!ジリアン、いゃぁ…」
右指は陰唇を割って、中へ中へ入っていく。
「嫌じゃなくて、いいんだろ?正直に感じるんだ。もう濡れてるぞ…ちゃんと解さないとな。」
乳首を弄っていた左指は陰核を嬲り、右指は二本に増えて、くちゅくちゅと膣内を解している。
「そろそろ舐めたい…」
ジリアンは体勢を変え、私の膝裏を開き、足の間に体を置く。
じゅっと音がして、膣内にあたたかくてネットリとした物を感じる。
「舌!?ジリアン舐めちゃダメ!汚いよ…」
「ユリアナに汚いとこなんてないさ。美味いよ、甘くて官能的な味だ…」
不適な笑みを浮かべて、ジリアンはしゃぶりつく。
執拗に舐め回され、舌を差し込まれ、私の頭は真っ白になる。
「あぁぁ、何か…来る…ジリアン、怖ぃ…」
目の前で何かが弾けたように、意識が飛びそうになる。
辛うじて意識を保つと、ジリアンが満足そうに見つめていた。
339
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
届かぬ温もり
HARUKA
恋愛
夫には忘れられない人がいた。それを知りながら、私は彼のそばにいたかった。愛することで自分を捨て、夫の隣にいることを選んだ私。だけど、その恋に答えはなかった。すべてを失いかけた私が選んだのは、彼から離れ、自分自身の人生を取り戻す道だった·····
◆◇◆◇◆◇◆
読んでくださり感謝いたします。
すべてフィクションです。不快に思われた方は読むのを止めて下さい。
ゆっくり更新していきます。
誤字脱字も見つけ次第直していきます。
よろしくお願いします。
【完結】愛されないと知った時、私は
yanako
恋愛
私は聞いてしまった。
彼の本心を。
私は小さな、けれど豊かな領地を持つ、男爵家の娘。
父が私の結婚相手を見つけてきた。
隣の領地の次男の彼。
幼馴染というほど親しくは無いけれど、素敵な人だと思っていた。
そう、思っていたのだ。
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる