【完結】それが愛だと気付く前に〜全て賭けて私を溺愛する幼馴染は、かなりの策士でした〜

紬あおい

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8.初めての夜に ② *

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ジリアンが服を脱ぎ始める。
鍛え抜かれた体躯は、女の私から見ても美しい。
しかし、大きく唆り立つ肉棒は恐怖を感じる。

「む、無理よ…?入らないわっ!ジリアン、やめて?」

先程までの優しかったジリアンは、もう居ない。
穏やかな筈の赤眼は輝きを増し、目付きが変わっている。
目の前には、欲望に飲まれた獣が居るだけだ。

「大丈夫だよ。じっくりと解してから挿れるから。指、増やすね。」

私の膣は、三本の指をいとも簡単に受け入れる。
その溢路はくちゅくちゅと淫音を立て、指を締め付ける。

「ほら、解れてきたよ。それに、よく締まる。挿れたら絶対気持ちいい…」

「んはっ、あぁぁ、だめっ、またっ!」

陰核の裏側を擦られ、私はまた達してしまった。

「上手にいけるじゃないか。偉いね。そろそろ俺も我慢の限界だ。挿れるぞ。」

ジリアンは肉棒を掴み、私の陰唇に擦り付け、ぬるぬるとした感触を楽しんだ後、先端を挿れる。

「ぃゃ…痛っ、い…」

「ゆっくり挿れるから。」

ミチミチと広げられる感覚と痛みに、私の腰は逃げようともがく。
しかし、ジリアンの手でがっつり押さえられて逃げられない。

「痛いの…ジリアン…許して…」

「俺はいつだってユリアナを許してるじゃないか。他の男に愛想笑いしていた時も、あの皇子を見つめていた時も…」

ジリアンは陰核を摘んで捏ね回し、私の腰が跳ね上がった瞬間に肉棒を奥まで突き立てた。

「んっ、いやっ、ジリアン、やだっ!」

「ああ、これがユリアナの中なんだね。気持ちいい。あたたかくて、よく締まる。ずっと挿れたかった。夢が叶ったよ。」

私を抱き締めたまま、ジリアンは挿れた感覚を楽しんでいる。
顎を掬われ、舌を絡める深い口付けをされた瞬間、痛みよりも下腹がきゅんとして膣内が締まる。

「そんなに締めないでくれ。中がピクピクして堪らない…一回出さないとダメかもしれない…」

ジリアンは私の中を味わうように、ゆっくり出したり挿れたりしている。

「あ…ヤバい、もう保たない…」

抽送が早くなり、ジリアンは達することしか頭にない。

「ああっ、ユリアナ可愛い!いいよ!最高だっ!イくっ、イくぅぅぅ!!」

ドクンと最奥で弾ける飛沫で、私のお腹の中がいっぱいになった気がした。

「ふぅ…すげぇ気持ちいい…」

破瓜の痛みに涙する私に口付け、優しく抱き締めるジリアンは、恍惚とした表情を浮かべる。
優しい幼馴染は今、欲に忠実な獣と化した。

「ジリアン…信じてたのに…」

突然ジリアンの表情が険しくなり、私を睨むかのように見つめる。

「ねぇ、信じてたって何?ずっと好きだった。好きな女を手に入れただけだよ?ユリアナは俺が嫌いか?」

「嫌いじゃない。でも、こんなに急に…」

「俺にとっては全然急じゃない。何年も、何年も望んでた。俺の精通は君でだったんだ。君を皇子に取られるんじゃないかと思って苦しかった。未来の皇后なんて、手の届かない所に行ってしまうのが怖かった。だから、嘘だと気付いて記憶喪失を利用したんだ。」

苦しげに呟くジリアンを拒むことは、もう出来ないだろう。
今、私の中に溢れるこの気持ちは何なのか、まだ分からない。

「私なんかの為に…」

胸がいっぱいになって、私からジリアンに口付けた。
はっとした顔のジリアンは、泣き笑いになった。

「今夜はもう我慢しようと思ったのに…ユリアナからの口付けなんて、嬉しくて仕方ない。頼むから煽らないでくれ。」

「ジリアンの好きにしていいわ。あなたは私の一番大切な人だもの。」

顔を埋め、私の胸を涙で濡らすジリアンを心から愛おしいと思った。
恋すら知らない私が、これが愛だと気付く前に、私の持てるもの全てをジリアンに捧げようと決めた夜だった。
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