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学園編~1年~
23話 休日にて
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「暇すぎて死ぬ!」
自分とコアーだけしかいない寮の一部屋で叫ぶ。
「何いきなり!眠いんだからいきなり叫ばないで!」
「だって暇なんだよ!」
お互いに寝癖の着いたまま言い争いする。
今日は土曜日。つまり休日で授業がない。
そういえば、この世界と前の世界は暦も月も全く同じらしい。24時間365日、4年に1度あるうるう年も同じ。
神様似せすぎ。
この世界には娯楽がすごく少ない。
というかほぼない。
暦とかはどうでもいいから、娯楽が充実する所を似せて欲しかった。
「とりあえず、朝飯食いに行くか。」
「まだ食べてなかったの?もう10時よ?」
髪を梳かして寝癖を直しながらコアーがいう。
アクビをしながら俺も反論する。
「お前だって今起きたばっかじゃねーか」
「起きたわよ?朝6時くらいに1回。その後また寝っちゃったけど。」
「それを世間一般的に『二度寝』というのを知らないの?」
「なっ?!これが世間一般的にいうあの伝説の・・・。これで私が世間一般的になったってわけね。」
何言ってんだこいつ。
「頭大丈夫?」
「寝ぼけてるから頭がおかしくなっててもおかしくない。」
「おかしいのは今の言動とお前の頭だよ。」
「バカにしてんの!?引きこもりのクソガキが!」
「バカにしてるのがわからない社畜おばさんが何か言ってるわ。」
「おばっ。私はこの世界では6歳何だけど!?」
社畜は否定しないんだ・・・
「食堂行ってきまーす。」
「ちょっと!」
コアーを無視して俺は食堂に向かった。
★★★★★★
「朝ごはんはパンケーキか。」
バイキング形式でパンケーキが大量に皿の上に並べられていた。
トッピングはハチミツ、バター、生クリームなどその他たくさんあり、充実していた。
また、イチゴやバナナなどの果物もあった。
フォークとナイフを一本ずつ持って、パンケーキを数枚持って椅子に座った。
「何かけようかな?」
パンケーキに合うなら、やっぱ生クリームかな。
ハチミツはあんまり気分じゃないし。
よし!生クリームとイチゴを数個置いて・・・
できた!
~イチゴと生クリームのパンケーキ~
「意外と甘党なのね。」
「うわっ。」
背後からビッチが話しかけてくる。
「別に何でもいいだろ。ていうかお前メープルシロップかけすぎ。」
コアーのパンケーキにはメープルシロップがギトギトにかけられていた。
「このくらいがちょうどいいの。」
「ああ、そう。じゃ、いただきまーす。」
「いただきまーす。」
パンケーキを切って、
食べる!
「はむっ。」
おおーこれはお店に売ってるやつだ!
さすが国立の学校だ!(国立関係ない)
「ねえ、それ、ちょっとちょうだいよ。こっちのやつあげるからさー。」
「ええー。やだ。」
「なんで!」
「だってそれ甘すぎそうだもん」
「別にいいじゃ~ん。ちょっとくらいくれたってぇ。」
「やだ。てか、自分で作れよ。」
「あ、確かに。」
コアーがうきうきするのが伝わるスキップするのを見ながら、俺はパンケーキの残りを頬張った。
★★★★★★
「さて、暇なのは変わらないのだがどうしよう。」
寝よっかな。
いやでもさっきまで寝てたし・・・
どうしよ。
「ねえ、ビッチ、暇なんだけどどうすればいいと思う?」
「ええー。どうすればって聞かれてもぉ~」
《錬金術を使用すればいいのでは?前世の記憶とやらを使って?》
え?いきなり何?
《提案です。暇を潰せるものが記憶の中にあるので錬金術で作れると思いますよ?》
ああー。それいいね。じゃあ、錬金板出して?
《魔空間を使用。》
そう言えば、少し前に魔空間という便利なスキルを獲得した。
物をしまったり出したりできるスキルだ。
そのスキルの中では時間が止まるので便利ったら便利でしょうがない。
錬金術は錬金板がなくてもできるが使った方が出来上がりがいい。
魔法もそうだ。
杖がなくても魔法は打てるが杖から放出すると強くなる。
俺は杖は邪魔だしチートだから使わない派だ。
「【錬成 トランプ】」
錬金板の中心から♡Aのカードが一番上になった束のトランプが出てくる。
「おおー!おーい!ビッチ!トランプしようぜ!」
「はぁ?なーに言ってんの?この世界ではトランプはないのよ?知らないの?」
「今錬金術で作ったんだよ。ほら。」
「ほんとだ!ほんとに?へえ~。錬金術ってすごいね。」
「そうだよ。錬金術ってすごいんだよ。」
そう、この錬金術を使えば前の世界のオーバーテクノロジーを用いることができる!
「革命の始まりだ!」
★★★★★★
それから俺は、暇を何で潰せるかを考え、考えた。
そして結果・・・
錬金術でラノベを作ることにした!
30分後・・・
俺が持っていたものやいつか買いたいなぁ、と思っていた物を『神解析』を通じGoo○leで検索して内容を全て神解析でコピーした。
その結果山ができた。
少し作りすぎてしまったためコアーに読んでない分を貸してやった。
★★★★★★
「はぁーやっと『劣○生』全巻読み終わったー!」
ふと、時計を見る。
「あ、もうこんな時間か。」
時計は短い針が7、長い針が12をちょうど差していた。
「おーい、ビッチ。夕飯食いにいくぞー。」
「へ?もうそんな時間?」
「また、夕飯の後に読めるから。いくぞー。」
「わかったー。」
俺たちは食堂に向かった。
★★★★★★
夕食もバイキングだった。
ケーキやハンバーグ、チョコフォンデュやチーズフォンデュなど朝食同様、種類がたくさんあった。
俺はハンバーグを取って席に座った。
席の隣にはえっと、魔女の娘?がいた。
名前なんだっけ?確か・・・
《クレス=モデラートです。》
お、サンキュー。
友達欲しいし、話しかけてみるか。
「チョコ好きなの?」
「え?」
彼女の皿の上にはチョコケーキやチョコフォンデュをくぐった食べ物がたくさんあった。
「まあ、うん。」
「じゃあ、ほかに好きな食べ物ってある?」
「え?いや、辛いものとか。」
「辛いもの?何でチョコ食べてるの?」
結構意外。
「甘いものも好きだから。」
「へえー。変なの。」
「変なのってひどーい。」
「あはは。ごめんごめん。」
会話が広がっていく。
「そういうテル君は?」
「俺は・・・コロッケとか?ハンバーグとか?」
「ふーん。」
会話をしながら、あっという間に食事は終わってしまった。
自分とコアーだけしかいない寮の一部屋で叫ぶ。
「何いきなり!眠いんだからいきなり叫ばないで!」
「だって暇なんだよ!」
お互いに寝癖の着いたまま言い争いする。
今日は土曜日。つまり休日で授業がない。
そういえば、この世界と前の世界は暦も月も全く同じらしい。24時間365日、4年に1度あるうるう年も同じ。
神様似せすぎ。
この世界には娯楽がすごく少ない。
というかほぼない。
暦とかはどうでもいいから、娯楽が充実する所を似せて欲しかった。
「とりあえず、朝飯食いに行くか。」
「まだ食べてなかったの?もう10時よ?」
髪を梳かして寝癖を直しながらコアーがいう。
アクビをしながら俺も反論する。
「お前だって今起きたばっかじゃねーか」
「起きたわよ?朝6時くらいに1回。その後また寝っちゃったけど。」
「それを世間一般的に『二度寝』というのを知らないの?」
「なっ?!これが世間一般的にいうあの伝説の・・・。これで私が世間一般的になったってわけね。」
何言ってんだこいつ。
「頭大丈夫?」
「寝ぼけてるから頭がおかしくなっててもおかしくない。」
「おかしいのは今の言動とお前の頭だよ。」
「バカにしてんの!?引きこもりのクソガキが!」
「バカにしてるのがわからない社畜おばさんが何か言ってるわ。」
「おばっ。私はこの世界では6歳何だけど!?」
社畜は否定しないんだ・・・
「食堂行ってきまーす。」
「ちょっと!」
コアーを無視して俺は食堂に向かった。
★★★★★★
「朝ごはんはパンケーキか。」
バイキング形式でパンケーキが大量に皿の上に並べられていた。
トッピングはハチミツ、バター、生クリームなどその他たくさんあり、充実していた。
また、イチゴやバナナなどの果物もあった。
フォークとナイフを一本ずつ持って、パンケーキを数枚持って椅子に座った。
「何かけようかな?」
パンケーキに合うなら、やっぱ生クリームかな。
ハチミツはあんまり気分じゃないし。
よし!生クリームとイチゴを数個置いて・・・
できた!
~イチゴと生クリームのパンケーキ~
「意外と甘党なのね。」
「うわっ。」
背後からビッチが話しかけてくる。
「別に何でもいいだろ。ていうかお前メープルシロップかけすぎ。」
コアーのパンケーキにはメープルシロップがギトギトにかけられていた。
「このくらいがちょうどいいの。」
「ああ、そう。じゃ、いただきまーす。」
「いただきまーす。」
パンケーキを切って、
食べる!
「はむっ。」
おおーこれはお店に売ってるやつだ!
さすが国立の学校だ!(国立関係ない)
「ねえ、それ、ちょっとちょうだいよ。こっちのやつあげるからさー。」
「ええー。やだ。」
「なんで!」
「だってそれ甘すぎそうだもん」
「別にいいじゃ~ん。ちょっとくらいくれたってぇ。」
「やだ。てか、自分で作れよ。」
「あ、確かに。」
コアーがうきうきするのが伝わるスキップするのを見ながら、俺はパンケーキの残りを頬張った。
★★★★★★
「さて、暇なのは変わらないのだがどうしよう。」
寝よっかな。
いやでもさっきまで寝てたし・・・
どうしよ。
「ねえ、ビッチ、暇なんだけどどうすればいいと思う?」
「ええー。どうすればって聞かれてもぉ~」
《錬金術を使用すればいいのでは?前世の記憶とやらを使って?》
え?いきなり何?
《提案です。暇を潰せるものが記憶の中にあるので錬金術で作れると思いますよ?》
ああー。それいいね。じゃあ、錬金板出して?
《魔空間を使用。》
そう言えば、少し前に魔空間という便利なスキルを獲得した。
物をしまったり出したりできるスキルだ。
そのスキルの中では時間が止まるので便利ったら便利でしょうがない。
錬金術は錬金板がなくてもできるが使った方が出来上がりがいい。
魔法もそうだ。
杖がなくても魔法は打てるが杖から放出すると強くなる。
俺は杖は邪魔だしチートだから使わない派だ。
「【錬成 トランプ】」
錬金板の中心から♡Aのカードが一番上になった束のトランプが出てくる。
「おおー!おーい!ビッチ!トランプしようぜ!」
「はぁ?なーに言ってんの?この世界ではトランプはないのよ?知らないの?」
「今錬金術で作ったんだよ。ほら。」
「ほんとだ!ほんとに?へえ~。錬金術ってすごいね。」
「そうだよ。錬金術ってすごいんだよ。」
そう、この錬金術を使えば前の世界のオーバーテクノロジーを用いることができる!
「革命の始まりだ!」
★★★★★★
それから俺は、暇を何で潰せるかを考え、考えた。
そして結果・・・
錬金術でラノベを作ることにした!
30分後・・・
俺が持っていたものやいつか買いたいなぁ、と思っていた物を『神解析』を通じGoo○leで検索して内容を全て神解析でコピーした。
その結果山ができた。
少し作りすぎてしまったためコアーに読んでない分を貸してやった。
★★★★★★
「はぁーやっと『劣○生』全巻読み終わったー!」
ふと、時計を見る。
「あ、もうこんな時間か。」
時計は短い針が7、長い針が12をちょうど差していた。
「おーい、ビッチ。夕飯食いにいくぞー。」
「へ?もうそんな時間?」
「また、夕飯の後に読めるから。いくぞー。」
「わかったー。」
俺たちは食堂に向かった。
★★★★★★
夕食もバイキングだった。
ケーキやハンバーグ、チョコフォンデュやチーズフォンデュなど朝食同様、種類がたくさんあった。
俺はハンバーグを取って席に座った。
席の隣にはえっと、魔女の娘?がいた。
名前なんだっけ?確か・・・
《クレス=モデラートです。》
お、サンキュー。
友達欲しいし、話しかけてみるか。
「チョコ好きなの?」
「え?」
彼女の皿の上にはチョコケーキやチョコフォンデュをくぐった食べ物がたくさんあった。
「まあ、うん。」
「じゃあ、ほかに好きな食べ物ってある?」
「え?いや、辛いものとか。」
「辛いもの?何でチョコ食べてるの?」
結構意外。
「甘いものも好きだから。」
「へえー。変なの。」
「変なのってひどーい。」
「あはは。ごめんごめん。」
会話が広がっていく。
「そういうテル君は?」
「俺は・・・コロッケとか?ハンバーグとか?」
「ふーん。」
会話をしながら、あっという間に食事は終わってしまった。
応援ありがとうございます!
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