【新訳】帝国の海～大日本帝国海軍よ、世界に平和をもたらせ！第一章対米作戦始動！

第一章 真珠湾占拠

第十三話 ミッドウェー海戦③

「第二次攻撃隊発艦終了！」「第一次攻撃隊帰投します！」「第一次攻撃隊護衛小隊、隊長機の坂井機、岩本機より入電！『”我敵戦闘機隊ト接敵シタリ。我敵戦闘機隊ト接敵シタリ。尚、風翔参戦シタリ”』」

そうか....戦闘機隊頼んだぞ...と高山は一人、願っていた。



「第一次攻撃隊護衛小隊、隊長機より入電！『我、敵戦闘機隊二勝利。敵戦闘機隊逃走。電翔デ追跡中』」
そうか！やったか！

その頃第二次攻撃隊はというと...

「敵機動部隊補足！」

「そうか！新型の攻撃機『天昇』は優れモノだな。攻撃機で急降下爆撃が出来るとは。それに航空機専用FIシステム『XYシステム』を航空機初搭載とはな。XYシステム起動！」

XYシステムを試す良い機会だ。

「了解！敵空母補足！投射位置予測！急降下始め！投下用意！てぇー！」

ヒュー

ダーン！ドカーン！バン！バン！バン！ゴゴゴゴゴ

「命中！敵艦誘爆......敵艦轟沈！」
すごいなぁ。敵空母『ホーネット』が一撃で轟沈とは....
「撤退するぞ！」


雷撃隊は....
「目標前方敵空母『ヨークタウン』！XYシステム起動！」

「敵空母補足！投射位置予測！投下用意！てぇー！」

プシューン！

ダーン！ダーン！ダーン！ゴゴゴゴゴ

「命中！敵艦の対水雷防御区画貫通！敵艦進水大！傾斜止まりません！轟沈かと！」
対水雷防御貫通だと....どんだけXYシステム有能なんだよ....空母二隻轟沈でアメリカ太平洋艦隊全滅やんか。
「よし！撤退！」


「よし！やったか」
艦内が興奮と歓喜にあふれる。
「敵機直上！急降下！」
えっ⁉
　
ヒュー

ダン！ドカーン！

リン！リン！

「被害報告！」

「敵機の急降下爆撃により、左舷飛行甲板に4発被弾！火災発生！誘爆は何とか免れましたが、加賀みたいに赤城もなるかもしれません。それに蒼龍も被弾！沈没こそ免れましたが、何とか浮いている状態で、複数の護衛をつけて、本土に帰還するとのことです！飛龍は雲に隠れて、無傷です！」

「どうなっているんだ...」

「敵の第二波来ます！」

「嘘つけ！さっき空母全隻沈めたはず！」

「敵戦闘機隊を追撃中の『電翔』より入電！『敵新型空母ラシキ艦ヲ二隻補足シタ』」

「新型艦⁉どうなっているんだ⁉」

ヒュー

ダン！ドカーン！

「右舷に3発被弾！浸水がひどいですが先の左舷被弾もあり、なんとか傾斜が収まりました」

「電翔より入電！『敵新型艦一隻沈没！日本機体ノ攻撃の模様！』」

「どうゆうこと⁉」