結婚できないからって虐待されていた私が、王子に拾われ、スローライフを送ることになりました

2キセイセ

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一週間後には

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「どうしたの!?」

「なんで…ここまで私なんかに…優しくしてくれるんですか?」

「そういう性分なんでね」 

笑顔で言うシュン王子、本当にいい人だなぁ……。

「じゃあね!また一週間後かな?」

「はい!」

そして、シュン王子は部屋から出て行った。

ここ最近…いや、今までで一番楽しい時間だったなぁ…そう思うだけで…嬉しさなのか、悲しさなのかわからないけど、涙が出ていた。

するとまた、部屋のドアが開く音が聞こえてきた。

「おい!リリアーナ!いつまで待たせる気だ!早く準備しろ!」

父がまた怒鳴りに来たようだ。

「はい……今行きます」

でも今は怖くない、むしろ楽しみになっているぐらいだ。こんな気持ちになったのは、初めてかもしれない。
私は、急いで準備をした。

「おい!リリアーナ!早くしろ!」

また怒鳴られた。……やっぱ怖いな、私は私、役立たずのリリアーナ。どうせ一週間後の後には地獄が待っている。もう、覚悟はできている。

「はい……」

私は渋々父の元へ向かう。

「全く、グズめ!」

罵声を浴びせてくる父。私は黙ったまま立ち尽くす。

「まあいい、結婚式の準備は順調だぞ!あとはお前がいなくてもな。」

「そうですか……。」

私は淡々と返事をする。

「おい、リリアーナ」

父が名前を呼ぶ。

「何でしょうか?」

バチンッ!私の頬から音が鳴る。

「うぐっ……」

私は痛みで顔が歪む。

「お前は俺の娘だろ?だったらもっと丁寧に返事しろよ!」

「はい……申し訳ございませんでた……。」

「聞き飽きたんだよ!!もっと誠意を見せろ誠意を!!」

「申し訳ございませんでした!!!」

これがいつもの流れだ。毎日、毎日、この繰り返し。もう嫌になる……本当に……。

「もういい、お前は部屋に戻っていろ。」

やっと解放された……今日は機嫌が良かったのか、殴られなかった。

私は部屋に戻り、ベッドに寝転がる。

「はぁ……」

ため息が止まらない。私には自由がない、決められた人生を歩むだけだ。でも、シュン王子のおかげで、少しだけ、ほんのちょっとだけでも、希望が見えている気がする。

「明日も会えるかな……」

つい独り言を呟いてしまうほど、嬉しくて仕方がなかった。
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