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奴隷編1-2
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騒々しく扉が開けられて、もう一人男が入ってきた。
「○○○!!○○○○○!?」
この声にも聞き覚えがある。ご主人様と一緒にあの場に居た声だ。赤い髪に丸い目がやんちゃそうな印象を受ける。
「○○○、○○○○○?」
「○○○○○○……○○○」
きっと俺の事を話しているんだろう。隠しもせずに不躾に頭の先から足の先までを値踏みされるように見られている。
ご主人様とどういう関係なのか分からないけれど、親しそうな雰囲気から取り敢えず無礼が有ってはいけないだろう。ところで奴隷ってどうしたらいい?奴隷への勝手なイメージで、頭を下げてベッドを降りると床へ正座した。
日本人の俺としては目上の人間の前では正座だろうと思ったのだが文化は違ったようで、慌てたご主人様に抱き上げられた。元々貧弱だったが一週間の地獄の様な生活の中でやせ細った俺の体は軽々とご主人様に抱え上げられ、ベッドへ戻された。
「○○○!!○○○○!!」
分からないけど怒られた。正座はいけない事だったみたいだ。
「申し訳ありません……」
分かっていないながら、怒られたという事は悪い事をしたという事だ。この人は俺のご主人様だ。ご主人様が黒を白と言えば白だと答えなければいけないのだ。謝罪すると寝てろと言う様に布団をかけられてご主人様は赤い髪の人と出て行ってしまった。
どうしたら良いんだろう?奴隷は働くものじゃないだろうか?こんな優雅に寝ていていいものか……しかし、勝手に歩き回ると物取りと間違われてしまうかも知れないし、もしもの時、言葉が通じないから釈明のしようがない。大人しくしているのが得策だろうとご主人様が帰って来るのを待った。
いきなり命の危険に晒されて、ゆっくり考える時間がなかったが、こうやってぼんやりしていると何故こんな事態に陥ってしまったのかを考え出した。
いつもと変わらない朝だった。
普通にいつも通りの時間に目覚め、学校へ行って講義を受けて下校した。
いつもと違ったのはその帰り道だった。
真っ赤な夕日が燃えていたのがとても綺麗で堤防の上からぼんやり眺めていた。眺め続けているとふと、異変に気付いた。堤防に伸びる俺の影が異様に長い……いや……そもそも影とは太陽に向かって伸びるものだったろうか?
走った。走って逃げて。逃げても逃げても影は追いかけて来る。
石に躓き、振り返ると影が立ち上がり……俺はそのまま影に飲み込まれた。
そして……次に気付いた時にはこの世界の川縁に倒れていたところを偶々通りかかったあの奴隷商人達に捕まったのだ。
ニヤニヤと笑いながら近づいて来る男達から逃げ出そうとした体は押し倒され、首輪を嵌められた。そしてその夜、野宿をしている最中に男達に地面に縫い付けられ、肩に焼けた鉄を押し付けられた。
肉の焼ける匂いが鼻をつき、悲鳴を上げても男達はニヤニヤ笑い、他の首輪をした人たちは耳を塞いで怯えているだけだった。ジクジクと肩が痛むが、何か葉っぱを貼られ大した治療もされず放置された。
他の人達の体を見ると皆、肩に星形の火傷の痕が残っている。ありがちな奴隷の証と言うヤツだろうか……何とか逃げ出せないかと思っていたが、俺の心はその瞬間にポッキリ折れてしまった。
漫画や小説でよく見ていた異世界ものが自分の身に降り掛かるとは……しかも勇者とかチートとかじゃなく奴隷として……焼き印まで押された。この世界の常識は知らないけれど、消える事の無いだろう肩の痕がこの世界での俺の人生を決定付けている。どこへ逃げてもどこへ行っても俺は奴隷として扱われる。
それならば、せめて恩義を感じるあのご主人様の為に生きよう。
ご主人様が戻ってきた。言葉が通じない事を理由に追い出されないか心臓を縮み上げながらご主人様の動向を見つめた。
「○○○○○○」
俺に言葉が通じてないのはもう分かっている様で、ご主人様は喋りながらジェスチャーしてくれた。お腹を押さえて……物を食べるような動作。ご飯を作れと言うことだろうか?ご飯を作れる自信はないので首を横に振った。ご飯と言う単語を頭に思い浮かべたからか盛大にお腹がなって……ご主人様は笑いながら俺の手を引いた。
ベッドから降りてよろめきながら歩く俺を見かねてか、ご主人様に抱き上げられる。
「ご主人様!?奴隷なんかがご主人様に抱えて貰うなんて畏れ多いです!!下ろしてください」
知ってる。こうやって優しさに甘じてたら、他の奴隷仲間に苛められるパターンだ。
離してくれないご主人様の腕から脱け出そうと体を捩ると、大人しくしろとばかりに背中を撫でられた。ご主人様の紫色の瞳が優しげに細められた。
……苛められたら苛められた時で……今はご主人様の優しさに甘えてしまおうかな……そんな気持ちにさせられた。
ご主人様は廊下を進み、階段を降りて、着いた場所はダイニングの様だ。豪華なテーブルと椅子……その一つに下ろされた。隣にご主人様が座ると食事が運ばれてきた。
料理名はわからないけど俺の前にも並べられる豪華な食事。俺にも食べろと言うのだろうか?料理とご主人様を交互に見ると、ご主人様は楽しそうに頷いている。
奴隷と食卓を共にするとはなんて太っ腹なご主人様だろうか。あれかな?『ようこそ、明日から死ぬ気で働け』という歓迎会みたいな……。
手をつけていいものか悩んでいると、ご主人様が肉を切り分けて差し出して来る。
「○○○○」
口を開けろと言うようにご主人様は口を開けてフォークに刺さった肉を俺の口許に寄せた。何の肉か分からないけれどご主人様の差し出した物を食べないのも失礼だ。思いきって口をつけた。
馴染み深い塩コショウ風味でホッとする。少し固いけど噛めば噛むほど肉の味が染み出して……味は良いのだが、まともな食事をしていなかった体にいきなり肉は重すぎた。
胃がムカムカしてくる。
それでもご主人様が嬉しそうに色々食べさせて来る物だから……食べ続けている内に……耐えられなくなって椅子から転げる様に床へ倒れるとそのまま俺は嘔吐してしまった。
「○○○!?○○○○○!!」
凄い剣幕でご主人様が叫んでいる。
食事の場、ご主人様の目の前、ご主人様から頂いた食事を吐き出してしまった俺はきっとここで殺されるのだろう。ぼんやりそんな事を考える。ご主人様になら殺されても良いかも……。
「○○○○○……」
先程の赤い髪の男性が入って来て、ご主人様に何かを言いながら肩を叩く。
「○○○!!○○○○○!!」
「○○○○○」
分からないけれど赤い髪の人はご主人様を宥めてくれているみたい。床に踞りながら二人の様子を見つめていると、ご主人様が申し訳なさそうな顔で俺を抱き上げようとする。
「申し訳ありません……ご主人様。汚れてしまいますので触らないで下さい」
手で突っぱねると強い力で胸に抱き込まれ……ご主人様の服にも俺の吐瀉物がついてしまった。
「○○○○……○○○」
ご主人様は俺を抱き上げるとまた移動を始めた。
何処へ連れていかれるんだろうか……牢屋……とかかな?
あの男達の元へ戻されるのだけは嫌だなぁ。
ご主人様の服をギュッと握りしめた。
「○○○!!○○○○○!?」
この声にも聞き覚えがある。ご主人様と一緒にあの場に居た声だ。赤い髪に丸い目がやんちゃそうな印象を受ける。
「○○○、○○○○○?」
「○○○○○○……○○○」
きっと俺の事を話しているんだろう。隠しもせずに不躾に頭の先から足の先までを値踏みされるように見られている。
ご主人様とどういう関係なのか分からないけれど、親しそうな雰囲気から取り敢えず無礼が有ってはいけないだろう。ところで奴隷ってどうしたらいい?奴隷への勝手なイメージで、頭を下げてベッドを降りると床へ正座した。
日本人の俺としては目上の人間の前では正座だろうと思ったのだが文化は違ったようで、慌てたご主人様に抱き上げられた。元々貧弱だったが一週間の地獄の様な生活の中でやせ細った俺の体は軽々とご主人様に抱え上げられ、ベッドへ戻された。
「○○○!!○○○○!!」
分からないけど怒られた。正座はいけない事だったみたいだ。
「申し訳ありません……」
分かっていないながら、怒られたという事は悪い事をしたという事だ。この人は俺のご主人様だ。ご主人様が黒を白と言えば白だと答えなければいけないのだ。謝罪すると寝てろと言う様に布団をかけられてご主人様は赤い髪の人と出て行ってしまった。
どうしたら良いんだろう?奴隷は働くものじゃないだろうか?こんな優雅に寝ていていいものか……しかし、勝手に歩き回ると物取りと間違われてしまうかも知れないし、もしもの時、言葉が通じないから釈明のしようがない。大人しくしているのが得策だろうとご主人様が帰って来るのを待った。
いきなり命の危険に晒されて、ゆっくり考える時間がなかったが、こうやってぼんやりしていると何故こんな事態に陥ってしまったのかを考え出した。
いつもと変わらない朝だった。
普通にいつも通りの時間に目覚め、学校へ行って講義を受けて下校した。
いつもと違ったのはその帰り道だった。
真っ赤な夕日が燃えていたのがとても綺麗で堤防の上からぼんやり眺めていた。眺め続けているとふと、異変に気付いた。堤防に伸びる俺の影が異様に長い……いや……そもそも影とは太陽に向かって伸びるものだったろうか?
走った。走って逃げて。逃げても逃げても影は追いかけて来る。
石に躓き、振り返ると影が立ち上がり……俺はそのまま影に飲み込まれた。
そして……次に気付いた時にはこの世界の川縁に倒れていたところを偶々通りかかったあの奴隷商人達に捕まったのだ。
ニヤニヤと笑いながら近づいて来る男達から逃げ出そうとした体は押し倒され、首輪を嵌められた。そしてその夜、野宿をしている最中に男達に地面に縫い付けられ、肩に焼けた鉄を押し付けられた。
肉の焼ける匂いが鼻をつき、悲鳴を上げても男達はニヤニヤ笑い、他の首輪をした人たちは耳を塞いで怯えているだけだった。ジクジクと肩が痛むが、何か葉っぱを貼られ大した治療もされず放置された。
他の人達の体を見ると皆、肩に星形の火傷の痕が残っている。ありがちな奴隷の証と言うヤツだろうか……何とか逃げ出せないかと思っていたが、俺の心はその瞬間にポッキリ折れてしまった。
漫画や小説でよく見ていた異世界ものが自分の身に降り掛かるとは……しかも勇者とかチートとかじゃなく奴隷として……焼き印まで押された。この世界の常識は知らないけれど、消える事の無いだろう肩の痕がこの世界での俺の人生を決定付けている。どこへ逃げてもどこへ行っても俺は奴隷として扱われる。
それならば、せめて恩義を感じるあのご主人様の為に生きよう。
ご主人様が戻ってきた。言葉が通じない事を理由に追い出されないか心臓を縮み上げながらご主人様の動向を見つめた。
「○○○○○○」
俺に言葉が通じてないのはもう分かっている様で、ご主人様は喋りながらジェスチャーしてくれた。お腹を押さえて……物を食べるような動作。ご飯を作れと言うことだろうか?ご飯を作れる自信はないので首を横に振った。ご飯と言う単語を頭に思い浮かべたからか盛大にお腹がなって……ご主人様は笑いながら俺の手を引いた。
ベッドから降りてよろめきながら歩く俺を見かねてか、ご主人様に抱き上げられる。
「ご主人様!?奴隷なんかがご主人様に抱えて貰うなんて畏れ多いです!!下ろしてください」
知ってる。こうやって優しさに甘じてたら、他の奴隷仲間に苛められるパターンだ。
離してくれないご主人様の腕から脱け出そうと体を捩ると、大人しくしろとばかりに背中を撫でられた。ご主人様の紫色の瞳が優しげに細められた。
……苛められたら苛められた時で……今はご主人様の優しさに甘えてしまおうかな……そんな気持ちにさせられた。
ご主人様は廊下を進み、階段を降りて、着いた場所はダイニングの様だ。豪華なテーブルと椅子……その一つに下ろされた。隣にご主人様が座ると食事が運ばれてきた。
料理名はわからないけど俺の前にも並べられる豪華な食事。俺にも食べろと言うのだろうか?料理とご主人様を交互に見ると、ご主人様は楽しそうに頷いている。
奴隷と食卓を共にするとはなんて太っ腹なご主人様だろうか。あれかな?『ようこそ、明日から死ぬ気で働け』という歓迎会みたいな……。
手をつけていいものか悩んでいると、ご主人様が肉を切り分けて差し出して来る。
「○○○○」
口を開けろと言うようにご主人様は口を開けてフォークに刺さった肉を俺の口許に寄せた。何の肉か分からないけれどご主人様の差し出した物を食べないのも失礼だ。思いきって口をつけた。
馴染み深い塩コショウ風味でホッとする。少し固いけど噛めば噛むほど肉の味が染み出して……味は良いのだが、まともな食事をしていなかった体にいきなり肉は重すぎた。
胃がムカムカしてくる。
それでもご主人様が嬉しそうに色々食べさせて来る物だから……食べ続けている内に……耐えられなくなって椅子から転げる様に床へ倒れるとそのまま俺は嘔吐してしまった。
「○○○!?○○○○○!!」
凄い剣幕でご主人様が叫んでいる。
食事の場、ご主人様の目の前、ご主人様から頂いた食事を吐き出してしまった俺はきっとここで殺されるのだろう。ぼんやりそんな事を考える。ご主人様になら殺されても良いかも……。
「○○○○○……」
先程の赤い髪の男性が入って来て、ご主人様に何かを言いながら肩を叩く。
「○○○!!○○○○○!!」
「○○○○○」
分からないけれど赤い髪の人はご主人様を宥めてくれているみたい。床に踞りながら二人の様子を見つめていると、ご主人様が申し訳なさそうな顔で俺を抱き上げようとする。
「申し訳ありません……ご主人様。汚れてしまいますので触らないで下さい」
手で突っぱねると強い力で胸に抱き込まれ……ご主人様の服にも俺の吐瀉物がついてしまった。
「○○○○……○○○」
ご主人様は俺を抱き上げるとまた移動を始めた。
何処へ連れていかれるんだろうか……牢屋……とかかな?
あの男達の元へ戻されるのだけは嫌だなぁ。
ご主人様の服をギュッと握りしめた。
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